ジ・アドジェネの池田 寛(いけだひろし)

収益最大化に徹底的にこだわった『アドジェネレーション』『AppBank SSP 』

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by [2014年12月25日]

ジ・アドジェネレーションの池田 寛

ジ・アドジェネの池田寛(いけだひろし)氏

株式会社スケールアウトが過去数回に渡って開催してきたお酒を飲みながら講演を聴けるイベント「ビールナイト」。12月17日、2014年ラストのビールナイトを締めくくったのは、国内2大 SSP の株式会社スケールアウトの『アドジェネレーション』、そして弊社のアプリ特化型 SSP『アドフリくん』による、「メディアにできる恩返し」をテーマにした、100人規模のデベロッパー向け大忘年会です。

「アドフリくんxアドジェネ SSP セミナー」の後編は、株式会社スケールアウトのジ・アドジェネの池田寛氏が登壇しました。

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前半の講演は、弊社 SSP「アドフリくん」担当の小室喬志(左)が登壇しました。

『アドジェネレーション』x『AppBank SSP』の強み

アドジェネ・AppBank
このスライドには、アドジェネレーションと AppBank SSP の2つの名前が書いてありますが両社とも全く同じサービスです。

大ざっぱに説明しますと、SSP (Supply-Side Platform) とは、1つの SDK で20社程あるアドネットワークを全て配信できるものです。しかも、全ての広告フォーマットに対応していて、各アドネットワークの eCPM (収益性: Cost-Per-Mill) を正しく比較できるなど、多くのメリットがあり、だからこそ今伸びているのだと思います。例えば、ある1社のアドネットワークを導入したのに、そのアドネットワークの収益が下がってしまった場合、他のアドネットワークに移行するために SDK を導入しなおすのはすごく大変です。そういったリスクヘッジを考えると、SSP はアプリ開発者がまず間違いなく使うべきサービスだと思います。

私たちアドジェネレーションでは、SSP として徹底的な広告収益の最大化にこだわりました。収益アップの鉄則は、機会損失を減らすことです。一言で言えば、アドネットワークの eCPM の変化にどれだけ短い時間でキャッチアップできるか、に尽きると思います。

各社アドネットワークの収益

上は、3時間ごとに各アドネットワーク会社の eCPM をグラフ化したものです。アドネットワーク A 社は、もともと下から2番目だったものが一気にトップになっています。さらに、アドネットワーク B 社は、1回下がり、一気に上がってまた落ちるという動きをしています。これはたった3時間で区切ってみた変化です。こうした変化は、仕事をしている間は絶対に見つけて取り上げることはできないです。これに対してどれだけ対応できるかが勝負となるので、私たちアドフリくんやアドジェネレーションは、1時間ごとに最適化します。

自動チューニング
アドネットワークの会社は、広告が空になったときのインプレッションをカウントしないなど各社ごとの特徴がありますが、私たちは広告が欲しいというリクエスト数に応じて金額を出していて、完全に全社平等に評価しています。例えば、収益が上がっているアドネットワークと下がっているアドネットワークがあるとします。私たちは1時間ごとに、それらの変動に合わせて最適な配分になるよう自動でチューニングを行っています。

配信ロジックは、黄金比率 2:n の法則を守る

黄金比
黄金比率 2:n の法則というのがあるのですが、私たちはどういう配信ロジックにするかというのをすごく考えています。全部フラットに配信しても、絶対に機会損失が出ます。強いアドネットワークを1社だけ選ぶと、同じ広告が配信されることが多いです。同じ広告が流れると、広告を見ている人は飽きてしまいます。そのため、複数流したほうがいいのです。ただ逆に流しすぎてもいけないので、何社くらいがいいのか A/B テストを繰り返した結果、2社強いところとそれ以外を流して、ちゃんと壁を作るという 2:n を導き出しました。

具体的な例で説明しますと、アドネットワーク A~E がある場合、まず上位グループと下位グループに分けます。配信規模にもよりますが、上位グループに広告配信比率 80% を割り振って収益の基盤にします。残りの 20% の配信を割り振られた下位グループは、来るべき大きな波を待っています。ここで、20% よりも低く割り振ってしまうと収益額が分かりません。ある程度クリックがでないと効果が出ているかどうかが分からないからです。この配信比率の中で各アドネットワークの eCPM を判断し、効果に応じて単価を上げたり下げたりというロジックを各アドネットワーク会社に対してやっています。途中、上位グループと下位グループが入れ替わるような収益の差が出た場合、1時間ごとにリアルタイムでさくさく入れ替えます。
最適なロジック
ただ、この仕組みだけだと上手くいかないこともあります。例えばリリース直後の配信規模が大きくないアプリの広告で、1時間ごとにアドネットワークを回すというような場合では、効果を正しく判断できるだけのクリック数は得られません。配信規模が小さい場合は、偶発的な一回のクリックを根拠に収益を高く見積もってしまい、一気に配信する、というようなロジックになってしまいがちです。

そこで私たちは考えました。例えば配信規模が大きいアプリ広告の場合は、直近の収益額でダイナミックに最適化します。ですが配信規模がそこまで大きくないときは、直近の CPC と一定期間の CTR で最適化します。ここの直近の CPC が肝で、クリック数が少なくてもアドネットワークは CPC の数字を変動させたりするので、そこを測定します。配信規模の小さなアプリの場合は、日本のアドネットワーク全部を配信できるアドジェネレーションだからこそ分かる、日本のマーケットの今の状況などの全体指標を使って、このアドネットワークの広告を配信したほうがいいというのを決めています。

アドジェネでは、例えばアドジェネで取り扱いのないアドネットワークの配信など、ユーザー直接契約のアドネットワークも同時に扱って収益を最大化することができます。いわゆる、アドサーバー的な使い方です。
現状は直接契約のアドネットワークのレポートはユーザー契約のそれぞれの管理画面で確認する必要がありますが、2015年早々に直接契約のアドネットワークのレポート数字をアドジェネの管理画面で確認できるようにします。これにより、自動最適化に必要なeCPMの入力も全自動で行われるので、直接契約のアドネットワークを含め、全自動で収益最大化ができる仕組みが整います。

画面1つ
先ほどの 2:n の法則や上位グループへの振り分けなどは、僕たちのA/Bテストをやった視点で最初のデフォルトに設定しました。ですが、相性みたいなものは必ずあって1社がいいとか3社がいいみたいなこだわりを、この1画面で対応できるようにしました。さらに、どこかのアドネットワークを切りたい、だとか普段の広告配信比率は 10% を割り振るけど、調子が良くなる時期だけはそれ以上にしたいなどの細かい設定が選べたり、今の eCPM がどれくらいなのかを見たりするのも全て1つの画面すますことができます。

SSP を使わない理由が見つからない

SSPのメリットである、色々な広告フォーマットが使えることや複数のアドネットワークが利用できることに加え、ここまでこだわった配信ロジックを組めるとなると、SSP を使わない理由が見つかりません。

広告配信をしている DSP で、アプリではクライアントさん自身でターゲティングができる世界です。そのために、IDFA(Appleが発行する広告用ID)、Advertising ID(Googleが発行する広告用ID)の準備もバッチリ整っています。また、これから流行る動画広告にもドンドン対応してきます。
「良い時に、良いものを」をモットーに進化を続ける SSP 『アドジェネレーション』と『アドフリくん』を今後ともよろしくお願いいたします。

★前編『アドフリくん』はこちら
【SSP感謝祭】アドジェネとSSP感謝祭を共催!『アドフリくん』がアプリの稼ぎ方を教える

▼参考リンク
スマホ広告収益最大化SSPツール【Ad Generation】
【SSP感謝祭】アドフリ×アドジェネ~アプリデベロッパー大忘年会!~Powerd by ビールナイト

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