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mediba野田智史氏による「2015年アプリマネタイズ・アドテクのトレンド」“RTB”って何?

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by [2014年12月16日]

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 2014年には世界総出荷台数が12億を超えると言われ、ますます勢いづいているスマートフォン業界。今後はスマホアプリが更に増えることが予測されるが、技術の進歩によりアプリの収益化に新しいトレンドが見え始めている。
 そこで、今回はニフティ株式会社が主催したセミナー「2014年の振り返りと2015年の展望」から、最近のオンライン広告業界のトレンドと SSP 、リワード広告によるアプリ DL ブーストの戦略、キャリアアプリマーケットについての講演内容をダイジェスト形式でお送りしたい。講演者は株式会社 mediba でアドジェネ事業本部長を務めている野田智史氏である。

アドネットワーク業界では、強豪プレイヤーがひしめくように

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 まず、最近のオンライン広告業界のトレンドについてですが、2010年くらいにオンライン広告市場と共にアドネットワーク全体が成長していた時期がありました。しかし、市場の成長と共にアドネットワークを手掛ける企業の数が増え、段々と強豪プレイヤーも現れてきたことで、2011年頃に存在していたアドネットワークが現在は半分くらいにまで減りました。現在は、Nend, i-mobile, AdMob が三大アドネットワークとされることが多いです。

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 現在のこうした状況に対応するため、mediba もアドネットワークだけでなく新しい広告事業も始めよう、ということで去年から提供を始めたのが SSP 『Ad Generation』です。来年2015年には、この SSP と DSP の間で入札を行い、オンライン広告を配信することが間違いなくトレンドになります。

SSP とはメディアの収益を最大化するツール

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 SSP とは何かというと、複数のアドネットワーク / DSP の中から一番単価の高い広告を配信するプラットフォームのことであり、これによってメディアは広告枠をより有効に使えるようになります(※編集部注 SSP がメディアの収益を最大化するのと同様に、DSP は広告主の利益を最大化する)。

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 需要と供給のバランスが崩れ、単価の高い広告の在庫が無くなる、というのはどこのアドネットワークでも起きうることですが、複数のアドネットワークを導入することでこのリスクを回避することができます。

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 実際に、Ad Generation を導入したカジュアルアプリの広告収益改善例を見てみると、導入前と比べてインプレッション数は変わらないものの、広告単価が上がったことで収益が大きく改善していることが分かります。

 Ad Generation では、各アドネットワークのパフォーマンスの統計をとり、どのような配信比率にすれば収益が最大になるのかを mediba 側で考え、設定しています。また、SSP のもう一つのメリットとして、 SDK を1つ導入するだけで各アドネットワークの広告を配信することができるので、アドネットワークごとに複数の SDK を導入しなければならない手間を省くことができる、というのも挙げられます。

今後のトレンドは RTB による広告配信

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 来年トレンドになりそうなものとして、RTB という即時入札を可能にする仕組を用いた DSP/SSP 経由の広告配信があります。この方法で配信される広告(以下、RTB 広告)の単価は、アドネットワークから配信される通常の広告の単価の約3倍であり、RTB 広告の配信比率を上げることで、広告収益を更に改善できると考えています。
 今のところはまだ、この RTB 広告はあまり浸透しておらず、ウェブで 25%, スマホアプリで 10% ほどの配信比率となっています。しかし、認証技術などの進歩によりスマホでもターゲティングができる環境が整ってきたことから、現在ゲームアプリが主流であるスマホアプリ業界に、今後 e コマースで大きなアプリが出たりすると、RTB 広告はますます重要になります。
 mediba では、来年の目標としてスマホアプリでの RTB 広告の配信率 50% を掲げ、スマホアプリの広告収益をより高くしていきたいと考えています。

ランキング上位に入るには戦略が必要

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 ランキングの順位決めのロジックは公開されていないのですが、調査の結果、最近は直近3時間のインストール数、一定期間中のインストール数、DAU などの数字がランキングに影響しているらしいことは分かっています。また、大体3万インストールくらいあればランキング上位に入ることができることも分かっています。
 最近は、DAU がランキングに影響することを考えると、リリース直後にブーストをかけるよりもリリースから3日5日あけてからブーストする方がいいんじゃないか、というようなことを議論しています。
 その他には、リワード広告は配信直後で消費されることが多いので、ランキングに反映される一時間ごとのインストール数の上限が決まっているとすれば、一気にブーストするよりもリワード広告を一時間単位で分けて少しずつブーストしていく方が効果が高いのではないか、という仮説もあります。
 また、どの時間帯のインストールが一番ランキングに影響を与えるのかについても調査中で、16~17時の間のインストールはランキングへの影響が薄いのではないか、ということも分かっています。

 こうした我々の仮説をもとに、ランキング上位をどのように目指すか、どんなリワード手法を試すかを広告主と話し合いながら決めていきます。現在アドジェネでは、3,000ダウンロードまでは無料でリワード広告を配信する特別企画を実施中ですので、ぜひご検討ください。

キャリアマーケットで安定した収益を

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 Google Play, AppStore とは別に、ドコモ、KDDI はキャリア運営のアプリマーケットを持っています。しかし、一般的にキャリアのアプリマーケットには企画が通りにくく、またリジェクトの際にも簡単なフィードバックしか返ってこないため修正がしにくく、これがキャリアマーケットへの申請のハードルを上げています。
 そこで、アドジェネでは KDDI のアプリマーケット「スマートパス」への申請代行サービスも提供しています。有料のアプリ限定になるのですが、スマートパスではアプリの起動に対して、レベニューシェアを行います。一度のアプリ起動で数十円のレベニューシェアが得られ、アドジェネが支援したアプリで、初月230万円を達成した実績もあります。よく使われるアプリであれば安定した収益源となるので、ハードルの高さから申請を躊躇していた方も、スマートパスへのアプリ申請をぜひご検討ください。

スマホ広告収益最大化SSPツール【Ad Generation】 – Mediba
NCMBアプリマーケセミナー「2014年の振り返りと2015年の展望」 – connpass

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