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メッセージアプリでのやりとりが誰かに見られている?EFFがセキュリティ診断結果を公開

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by [2014年12月09日]

メッセージアプリ内での友人とのやり取りが誰かに監視されているかもしれない、なんてあまり自分には関係のない話だと思う人がほとんどかもしれない。
しかし、スマホやタブレット、PC などで使用できるメッセージアプリ39種類を EFF (電子フロンティア財団) がセキュリティについて調査した結果、ほとんどのメッセージアプリがセキュリティ上の危険を抱えていることが判明した。
この調査結果は、SECURE MESSAGING SCORECARD で公開されており、自由に見ることができる。

あなたのメッセージアプリは大丈夫?

security

みなさんが使っているメッセージアプリは、ぜひSECURE MESSAGING SCORECARDで確認してほしい

EEF は7つの項目からアプリのセキュリティを評価しているが、この調査の結果によれば、Facebook Chat や SnapChat, WhatsApp などといった有名なメッセージアプリの多くが最低限の暗号化の仕組みしかなく、非常に危険だという。
特に Skype や Yahoo!Messenger に至っては、第三者からのセキュリティ審査を12か月以内に受けてもいないという結果であった。

EFF は自由な言論を守る NPO 団体

そもそもこの調査を行った EFF とはどんな団体なのかというと、「今日のデジタル社会において、自由な言論の権利を(主に政府や諜報機関から)守っていく」ことをポリシーにしている非営利団体であるようだ。日本では「通信の秘密」が法律によって保障されているため、こうしたポリシーを持つ EFF がなぜメッセージアプリのセキュリティをチェックするのかピンとこないかもしれないが、全ての通信を検閲したり、言論統制のある国もまだまだ多い

そうした国において、政府の監視から離れて自由にコミュニケーションをとるためには、セキュリティの確立されたメッセージアプリを使うことが重要だ、という観点から今回の調査は行われたようだ。

安全性をとるか、利便性をとるか

セキュリティの高いメッセンジャーアプリとしては、以前に APPREVIEW 編集部でも紹介した 『Telegram』 があるが、日本では今のところ流行ってはいないようだ。EFF でセキュリティ評価が高いその他のアプリも、正直あまりなじみのない名前のアプリが並んでいる。
メッセージアプリの場合、友人とコミュニケーションがとれないと使いようがないことから、「セキュリティが高いから」という理由よりも「みんなが使っているから」という理由でどうしても選ばれてしまう。

セキュリティは高いが、あまり流行らなかった

セキュリティは高いが、あまり流行らなかった

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たとえば、2012年3月にアップデートが行われるまでは、「勝手に電話帳のデータを使われてしまう」状態だった LINE などは、セキュリティ的には様々な課題があったが、それでも今も多くの人に使われている。仮に 「LINE にはセキュリティ的に重大な問題がある」 と言われてもすぐに他のアプリに乗り移れる人は正直少ないだろう。

もちろん全員がセキュリティの高いメッセージアプリを使うのが理想ではある。しかし、そうなってはいない現状で重要なのは、セキュリティのリスクをしっかり理解した上で使うか使わないかを自分で決める、ということだ。特に秘密にしなくてはならない会話でなければ、多少のリスクは受け止めて便利なアプリを使う、という考え方もあるだろうし、どんな場合でもセキュリティはできるだけ高く保っておきたい、だからどんなに周囲で流行っていてもアプリをインストールしない、という人もいるだろう。
自分で使うか使わないか、あるいはどんな使い方までを許容するかを判断できるようにするために、メッセージアプリのセキュリティを正しく理解することが重要だ。

▼ 参考リンク
SECURE MESSAGING SCORECARD
Electronic Frontier Foundation” Electronic Frontier Foundation – 公式サイト

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