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実際の使い心地は? 期待の指輪型ウェアラブルデバイス『Ring』がついに出資者の指へ

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by [2014年12月04日]


クラウドファンディングサイトKickstarterにおいて、目標額の25万ドルを1日半でクリアし、88万ドルの資金集めに成功した指輪型ウェアラブル「Ring」はこの度、YouTuberのSnazzy Labsに「史上最悪の製品」とレビューされてしまいました。

日本のログバー社が手掛けるRingは、指先のジェスチャーで家電製品やアプリの操作、さらにはなぞるだけでSNSでの投稿やテキストメッセージを打てると紹介され、期待が膨らむプロジェクトとなりました。当初の製品出荷予定は2014年7月と見込まれていましたが、ハードウェアの変更などを理由に大幅に延期。後に、出資者への対応の遅れで不満が高まり、返金騒動が勃発。それでも2014年10月には先行予約した出資者の手元に届くようになり、現在はほとんどの出資者が手に入れた模様です。

まずは喜びの声

一方で不満をあらわにするユーザーも…

動画でも指摘を受けていますが「Ringはデカすぎ」で、またスマートフォンと接続する場合50%の確率で失敗するとのこと。ソフトウェアに関しては、指先のコマンドの認識精度は5%~10%と「面白いほど使えない」とコメントされ、269ドルの価値はないと散々なレビューを受けました。

Ringの機能について不満をこぼす人はTwitterやKickstarterページでも多数見受けられます。

Tech in Asiaがログバー社のCEO吉田氏に取材したところ、Ringを使いこなすには練習が必要とのこと。手首の動作より指だけを動かしたり、コマンドを認識するまで指をジッとさせると、初心者でも70~80%の確率でジェスチャーが認識されていました。ちなみに、吉田氏の正確さは90%だそうです。

大き過ぎる指輪にアジャスターを用意

このほか、出資者の多くに見られたコメントが、Ringが指に合わないこと。そこで同社はKickstarterページにて、3種類のサイズ・アジャスターを無償で送付することを表明しました。

しかし、やはり期待はずれと感じる出資者も多いようで、「返金して欲しい」「集団訴訟を起こさない?」などと炎上。

返金して欲しい(RingのKickstarterページ)

集団訴訟を起こさないか?(RingのKickstarterページ)

Ringは、発表当初から未来的なデバイスとして話題となりましたが期待が大きくなりすぎてしまったようです。また競合と呼べるデバイスがLeapMotionくらいしか見当たらず、ユーザーの選択肢が少なかったことも今回の騒動の遠因といえます。
今後はこちらの記事でご紹介した『Nod』やそれに続くデバイスが発売されたときに本当の競争が始まるのではないでしょうか。Ringの製品化の裏には多くの出資者がいます。彼らの賛同を集めたのはすばらしい構想があったからです。国産のプロジェクトということもあり、ぜひがんばってほしいものです。

▼参考リンク:
Tech in Asia

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