福島良典氏

ニュースアプリGunosyは「実生活の行動基点」へ【第一回事業戦略発表会】

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by [2014年11月13日]

 2014年11月11日、Gunosyが初の事業戦略発表会を開催しました。検索不要で最適なニュースに辿りつける情報プラットフォームとしてユーザー数を伸ばしてきたGunosyですが、今後はニュースに限らずショッピングや求人、クリーニングなど、実生活における行動を検索不要で最適化する予約・契約プラットフォームを目指すようです。

新コンセプト 「Gunosy 5,000万都市構想」


 700万ダウンロード、アクティブ率(DAU/MAU)46%のGunosyですが、ユーザー数5,000万人を目標に掲げています。消費行動モデル「AISAS」Attention(注意)Interest(関心)Search(検索)Action(購買)Share(情報共有)の中で、Gunosyは「Search」を不要にすることにより、機会損失を減らすとのこと。Gunosyユーザーを5,000万都市の住人に見立て、企業誘致の発想で重要なサービスとの積極的な事業提携を進めていくそうです。

代表取締役CEO 福島良典氏
1988年生まれ。東京大学大学院工学研究科にてデータマイニングを研究中にGunosyを開発、2011年10月リリース。2012年に株式会社Gunosyを創業。

提携モデル「G Development」


 Gunosyはこれまで200以上のメディアと提携してきましたが、今後は様々なサービスと提携します。そのため新たな提携モデル「G Development」を発表しました。この提携モデルではGunosyアプリ内部で購買・予約といった行動が完結します。今回提携が発表されたのは14社。エンターテインメント分野ではau、E★エブリスタ、SHOWROOM、マンガボックス、radiko。ショッピング分野ではGROUPON、RECLO、FLIP、LUXA、NEARLY。他にもアルバイト求人のジョブセンス、旅行代理店のDeNA TRAVEL、資産管理のマネーフォワード、宅配クリーニングのリネットです。
 ブラウザや別アプリを起動する必要が無く、快適に横断的なサービス利用が出来るのはユーザーにとってメリットが大きいです。新UIは12月以降発表とのこと。

取締役COO 竹谷祐哉氏
1989年生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、グリー株式会社にて海外事業やメディアプランニングを担当。2013年1月1日より株式会社Gunosyに参画。

LINEと重なる「リアル志向」戦略

 実生活にまつわる欲求をスマホポータルで満たすという発想は、LINEが2014年10月に発表した『LINE TAXI』『LINE WOW』などの事業戦略と重なります。
 モバイルインターネットが普及する前のウェブサービスは、都市部を中心にPCでインターネットに接続する2,000万人がユーザー数の上限であったとし、スマホに最適化したGunosyはその壁を超える5,000万人に目標設定をしています。既に国内利用者数5,000万人を突破しているLINEとスマホポータルの立ち位置を競うことになりますが、どのようにユーザー獲得を進めるのかに注目です。
 PCユーザーは長時間・検索が中心で目的のはっきりしたインターネット利用をするのに対し、スマホユーザーは電車の中などスキマ時間に「あいまいな欲求」を満たそうとします。そのため「あいまいな欲求」をコンバージョンに繋げるプラットフォームの役割をGunosyが担うとしています。人工知能がユーザーの欲求を察し、快適なUIの中で購買行動が完結する、技術力が売りのポータルになるのでしょうか。12月以降のリリースが待たれます。

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