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非ゲームでも稼げる!お絵かきに革命を起こした『ibisPaint』のマネタイズ

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by [2014年12月02日]


 神谷栄治氏はibisPaint(アイビスペイント)の開発者として、お絵かき業界でその名を知られている。一年ほど前には、APPREVIEWでもibisPaintについてインタビューさせていただいた。
 そして先日行なわれた弊社のセミナーイベント「アドフリナイト」においてもご登壇頂き、15分ほどの短い時間にも関わらず、丁寧なスライドとともにibisPaintの概要について語ってくださった(詳しい内容については関連リンクの過去記事も参照のこと)。
 注目はお絵かきアプリであるibisPaintのマネタイズについて。神谷氏のスライドを見れば、無料アプリ+広告表示というビジネスモデルがカジュアルゲーム以外のアプリでも通用することがお分かり頂けるだろう。

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ibisPaintの企画とマネタイズについて from Eiji Kamiya

“描いてみた”共有ツール『ibisPaint』が収益化するまで

 ibisPaintとは絵を描くことはもちろん、その工程の保存、そしてその工程をYouTubeやアイビスの公式サイトで共有することができるお絵かきアプリである。描く工程まで記録し、それを共有することで、例えば絵を上達したいと思っている人が、絵の上手い人の動画を見て学べるといった使い方ができる。
 そんなibisPaintがリリースされたのは3年前のことである。神谷氏は当時、絵を描く工程だけが写っている動画の存在を知り、これは面白いとネタ帳に記しておいたという。その後にiOSにて動画録画APIが追加されることを知り、わざわざPCを使わなくともiPadで描いてみた系動画が作れるibisiPaintを思いついた。神谷氏は過去にもインタビューで述べていたが「絵を描くハードルを無くしたかった」という。PCではペンタブやソフトの購入といった、絵を描くまでの障壁をいくつかクリアしなければならない。しかし、iPadならデバイス本体以外には何もいらず、絵を描く場所や時間を選ぶことはなくなる。
 こうした持ち運びやすさや簡単な操作性もあって、ibisPaintはリリース時、ストアの有料アプリのランキングで1位を記録した。しかし、すぐに買い切りの売り上げだけでは厳しいことを神谷氏は知る。そこで有料版に機能制限を加えた無料版を2ヵ月後に、そして画面が小さいということでこれまで対応していなかったiPhone版をさらにその1ヵ月後にリリースすることに。iPhone版をリリースしたときには、失敗製品とまで思っていたそうなのだが、この頃から徐々にユーザー数は増えていくようになる。以降、有料版の売上ではなく、収益のほとんどが無料版に表示される広告売上で得ていくという方向に変わっていった。
 今年に入ってからはAndroid版もリリースしており、現在、累計で200万ダウンロード、アクティブユーザーは月間40万人にものぼっている。

 ibisPaintは、しっかり作りこまれた良質なアプリであれば(時間がかかることもあるが)、ユーザーはきちんと使ってくれる好例といえる。ibisPaintには無料版も用意されているので、お絵かきの楽しみ方が増えるこのアプリをぜひ一度使ってみてほしい。

▼関連リンク
ibisPaint 公式サイト

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