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NFL×Bose、FIFA×Sony…華やかなスポーツの裏で繰り広げられる熾烈なシェア争い

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by [2014年10月06日]


NFL(米プロフットボールリーグ)は、リーグに所属する選手およびコーチらにBose以外のヘッドホンをテレビカメラの前で取り外すよう命じていることが分かりました。

これは、NFLが3月に結んだBoseとのスポンサー契約によるものとされ、BoseはNFLのコーチ陣に向けてゲーム内でのコミュニケーションを強化する新しいヘッドセットのデザイン、および開発を担当しています。米Re/Codeによると、NFLのポリシー上、選手やコーチらはテレビインタビューおよびトレーニングや試合開始~終了してからの90分間は他メーカーのヘッドホンの使用ができません。

この件について、NFLの広報は次のように述べています。

NFLは、フィール上またはインタビューでリーグが許可しない限り、ブランド露出を禁止する長年のポリシーがあります。このポリシーは、1990年代初期から今日まで続いています。このポリシーは、NFLのものであり、リーグのスポンサーであるBoseのポリシーではありません。Boseは、ポリシーの執行に関与していません。

さらにNPD Groupによると、100ドル以上の製品を扱うハイエンドメーカーとして、Dr. Dreの「Beats」(Appleにより買収)は米ヘッドホン市場の61%を占めているのに対して、Boseは22%に留まります。BeatsのCMには過去にNFLの選手を含むアスリートが出演しており、この数年間でアスリートが「試合前の儀式(ゲン担ぎ)の一貫」としてBeatsで音楽を聞くようになったとしています。

NFLだけではない

競合他社の製品を試合やメディアでの露出を禁止することはNFLに留まらず、FIFA(国際サッカー連盟)やNBA(米プロバスケットボール協会)でも起きています。

6月に開幕したワールドカップでは、SonyがFIFAの公式スポンサーであるため、Sony製ヘッドホン以外のブランドの持ち込みを試合会場で禁止していました。ロイター通信によると、Sonyはワールドカップに参戦していた32カ国の選手全員にSony製ヘッドホンを無料で配布していたそうです。

ブラジル代表のフォワード、ネイマール選手(YouTubeに配信されているBeats広告)

そして、8月にMicrosoftの元CEOであるSteve Ballmer氏がLAクリッパーズを売却したことより、脱iPad(アップル)の動きがチーム内に浸透しつつあるそうです。Ballmer氏は「一部の選手やコーチらを除き、クリッパーズの多くはWindowsを利用している」と米ロイター通信に伝え、オフシーズン中に残りのiPadの利用を廃止させることを述べていました。

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▼参考リンク:
NFL
Re/code
Reuters (L.A. Clippers)
Reuters (Soccer-Banned headphones)

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