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アホテック~未来のヤンキーはどうやって相手を威嚇するのか?【アドテック東京】

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by [2014年9月30日]

 川田十夢氏 「AR三兄弟」の長男

 デジタルマーケティングカンファレンス「アドテック東京」の一角で行われ、中世の黒魔術的集会の様相を呈したアホテック。今年も粛々と開催されたので、その模様をお伝えしたい。講演は3人の講師が自身の経験と知恵から得た「アホの作り方」を伝授するという形式になっている。
 続いては開発ユニット「AR三兄弟」の長男、川田十夢氏。「情熱大陸に出て、完全に僕、売れています(笑)」と語りこれは「すべてアホテック様のおかげ」とのことだ。川田氏は先月、近未来で起こりうる面白おかしい日常を舞台にした『パターン 認識と演習、そしてその未来』を講演されている。その舞台の一部を例にして、過去ではなく未来に目を向けることの重要さを説いた。

アホテック東京の創設者“アホテック様”は2012年、「デジタルマーケティングに笑いは必要不可欠なのに、なぜ公式カンファレンスにおもしろ部門は呼ばれないのか」と疑問をいだき、普通の人間であることをやめ、身長を2m30cmに伸ばし、白塗りで、笑いを取りたい人々を救い、助けるためにアホテック東京という花園を創造しました。 2012年より2回行われたアホテック東京は、予想を超える人々の心を動かし、今年はついに公式カンファレンスに昇格。変革の兆しを見せる運命のもと、幸せの扉を叩くクリエイターの言霊を、皆様にお伝えします。

アホテック東京 – 公式 – レポート

  • 前編 山根シボル氏 正しい下ネタの使い方とは?
  • 中編 川田十夢氏 未来のヤンキーはどうやって相手を威嚇するのか?
  • 後編 シモダテツヤ氏 ふざけたことしかやらないので、絶対に通らない企画もある
  • 2020年までに何が起こる?

     2015年、世界のインターネット人口が30億人を上回るそうです。現時点で29億人といわれているので、間違いないでしょう。2016年、世界のスマートフォン37億4600万台に達する。これは世界人口の半分です。2017年、モバイルアプリ通信の50%がウェアラブル端末から送られると言われています。2018年、世界の携帯端末契約数が93億件となりまして、世界人口を上回ります。2019年、スマートフォン出荷台数が前年比伸び率6.2%減速するということで、右肩上がりではなくなります。2020年、インターネットの回線速度は現在の1,000倍になります。
     これらの予測をアホになってどう読み解くとどうなるか? 過去の事例ではなく、まだ存在しないパターンについて考え、2020年を逆算してみようじゃないかと。

    未来のヤンキーはどうやって相手を威嚇するのか?

     僕はこれを「BE-BOP Google Glass」ということにしました。これは実際に講演された舞台のものです。
     リーゼントのヤンキーが、客席に向かって威嚇しています。「どこ中(どこの中学)だ? この野郎」「なにメンチ切って(睨んで)んだ、この野郎」と威嚇しますが、相手は何も言いません。そこでヤンキーは「わかった。じゃあ俺のGoogle Glassに聞いてみっからよ」と言って、Google Glassを起動させるためにさっきまでイキがっていた男がちょっと良さ気な声で「OK Glass」と話しかけます。これがテクノロジーの穴です。どんなにイキがっていても、メガネに超丁寧に話しかけています。この悲劇を私は先んじて舞台にしたのです。これは結局(不良にからまれている)男が殴られちゃうんですよ。ヤンキーは、その模様をGoogle Glassで保存して「全部Facebookで公開してやるから。待ってろよ、この野郎」と。

     でも、Facebookに投稿しようとすると「send a message」の発音が悪くて(動画が)消えちゃうというオチなんです。

    未来の貴族はどうやってドローンでお庭遊びをするのか?

     ドローンに首輪をつけています。未来のお庭遊びなので、ドローンに乗り移っていろんな遊びをします。スマートフォンで操作するインターフェースになっていますが、人間の動きをそのままドローンの動きに変換するプログラムが現時点でありますので、このような日常はあるんじゃないかと思います。

     さらに、未来の王様はどうやって娘たちに、遺産や遺言を残すのか?ということを考えました。
     多摩川とかで見かけるおばさんがつけているサンバイザーがあるんですけど、未来的で(ドラゴンボールの)スカウターみたいだなと思ったんですよ。それで、王冠にスカウター機能をつけることを考えました。いろいろなものに記憶を宿らせることができるんです。例えば王冠をスカウター越しに見たら、メッセージが1件届いているという感じです。モノに宿した記憶をどうやって再生するかといったことです。

    未来ありきの思考

     山根先生からもございましたが、Oculus RiftやVRはどうなっていくのかと予測し「オキュらないでください」というタイトルで作りました。これらのものは、いまいち使い道がよくわからないですよね。ゲームやソフトウェアに入るのはわかりますが、それだけでは寂しいだろうと。そういうわけで、魔法のしおりというものを作りまして、これを本に挟むと本の中に入れると。

     これは「老人と海」という小説の中に入った様子です。こういう日常にあるものへ入れるようにすれば、入り口さえあれば使い道が増えるんじゃないかと。

     川田氏は聴講者へ「“こういう事例があるからあれをやろう”ではなくて“未来をこうしたいからあれをやらなくちゃ”という風に考えてみてはいかがでしょうか?」と呼びかけて講演を締めくくった。Google Glassやドローン、Oculus Rift…新しい技術を搭載したデバイスが次々に出てくる現代において、川田氏の言葉は、それらを使って未来をより良くするヒントになるのではないだろうか。

    ▼参考リンク
    TORQUE with AR三兄弟
    アホテック東京 公式

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