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アホテック~正しい下ネタの使い方とは?【アドテック東京】

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by [2014年9月29日]

 山根シボル氏 株式会社人間、代表取締役

 デジタルマーケティングカンファレンス「アドテック東京」の一角で行われ、中世の黒魔術的集会の様相を呈したアホテック。今年も粛々と開催されたので、その模様をお伝えしたい。講演は3人の講師が自身の経験と知恵から得た「アホの作り方」を伝授するという形式になっている。
 まずは下ネタでアホを作るという山根シボル(淳)氏の講演から。

アホテック東京の創設者“アホテック様”は2012年、「デジタルマーケティングに笑いは必要不可欠なのに、なぜ公式カンファレンスにおもしろ部門は呼ばれないのか」と疑問をいだき、普通の人間であることをやめ、身長を2m30cmに伸ばし、白塗りで、笑いを取りたい人々を救い、助けるためにアホテック東京という花園を創造しました。 2012年より2回行われたアホテック東京は、予想を超える人々の心を動かし、今年はついに公式カンファレンスに昇格。変革の兆しを見せる運命のもと、幸せの扉を叩くクリエイターの言霊を、皆様にお伝えします。

アホテック東京 – 公式 – レポート

  • 前編 山根シボル氏 正しい下ネタの使い方とは?
  • 中編 川田十夢氏 未来のヤンキーはどうやって相手を威嚇するのか?
  • 後編 シモダテツヤ氏 ふざけたことしかやらないので、絶対に通らない企画もある
  • 下ネタは正しく扱えば怖くない

     民よ、煩悩をコントロールし、益を得よ。というタイトルでアホの作り方を教えたいと思います。
     アホの作り方は無数にあるんですよ。おもしろいキャラを作る、共感される“あるある”を使う、体を張る、ダジャレ、無駄なテクノロジー…いろいろあるんですけど、今回は時間がないのですぐに手を出せる、比較的イージーなアホの作り方を紹介させていただこうと思います。
     それは下ネタです。
    笑いを誘う排泄、性的なこと、要はエロとうんこの話です。ただ下ネタを言うにもテクニックは必要です。下品さをコントールすることを身に着ければ、下ネタは怖くありません。

    言いたい気持ちを抑えて、それを伝える

     まず一つ目、下劣な言葉です。大人は、うんこ、おならといった下劣な言葉を使わないのが常識ですが、逆に使うことで、童心をくすぐる有効な手段になります。
     うちの制作物でいえばムネ製薬の「あなたのツイートでBENを出そう、ブリティッシュ青春白書」です。なぜ、ここでうんこと言えるようになったかと言いますと、これはクライアントが業界第二位の浣腸メーカーだからです。この案件が来たとき、ガッツポーズしました(笑)。
     こちらは『ひとおし』という商品のキャンペーンサイトなのですが、うんこと言いたい気持ちを抑えて、うんこと言わずしてうんこを漂わせる。サブリミナルウンコ的な手法をとりました、つまりダジャレです。

     このコンテンツはひきこもりのBEN君をツイートで出してあげる企画です。
     タイトルは「ブリッ・ティッシュ・青春白書」」、ライバルは「ゲイリー」、ヒロインは「ブリットニー」、プレゼントもビッグベンの模型や極上バフンウニなど、それと匂わせるようにしました。

     ちなみにベン君の住んでいる家は、こういう形です。このフォルムを見たとき、ベン君はアレの化身なんだなあと。まさに宿便です。そこそこのアクセスいきました。

    技術で下ネタをマイルドなアホさに

     次は、技術的なことと掛け合わせる方法です。最新デバイスと下ネタの相性は抜群なんです。ハードルの高いものと低いものとのギャップでアホさを生みましょう。うちの作品で言えば、「キネクト巨乳」というものがあります。

     これは、カメラの前に立つと人の体を認識して、胸の部分に巨乳の3Dモデルを配置します。ゆれる、さわれる、などの操作もできるようになっています。見た目は間抜けなんですけど、かなりの技術が使われています。
     この動画を公開したところ、50万回再生されまして、いい塩梅で作れたんだと思いました。技術と組み合わせることでギャップのアホさが追加されてマイルドな下ネタになったんですね。

    下ネタで最優秀賞

     下ネタといえば、エロを利用することが大事ですね。フェチズムは相当マニアックでなければ、共感されます。共感される性癖を語れば、アホだけどいい人そうという評価を受けること間違いなし。

     『ケンドーコバヤシ監修 見てる女やさかい』というiPhone用のアプリです。これは美少女が見てくれるだけというアプリです。iPhoneを目の前に置きまして、一人で仕事しているとき、食事しているとき、さみしくならないようにとアップルに申請しました。原案はケンドーコバヤシさんの欲求です。深夜に動画を見ているとき、誰かに見られたいと。その夢をかなえるためにこのアプリを制作しました。

     さらに先に進むと、もう乳首を出してしまえと。普通はできないのですが、攻めの姿勢でいきたい、強い意味を出したい等、これを使って良いときもあります。
     うちで唯一成功した事例が「はじめてのクリック」です。リクルートさん主催のワンクリックアワードというコンテストがありまして、これはワンクリックにどこまで意味をつけられるかというものです。そこで、我々が一番衝撃的なワンクリックは何だったのかを考えたとき、それは乳首をクリックしたときだろうと結論が出ました。そのドキドキ感を再現し、電気を消してから、乳首にたどりつくまですごい長い道のりを体験できるコンテンツなんですけど、これはインパクト重視の攻めの乳首ですね。ワンクリックアワードでは最優秀賞に選ばれました。

    下ネタを考えよ

     なぜ我々がここまで下ネタに惹かれるかということですね。僕の結論は、クライアントワークでは普通、下ネタは抑制されているんですけども、できないことをやることにロマンがあって、人は憧れると思います。みんなは常識を覆して欲しがっています。
     ただし、絶対使ってはいけないのは◯◯◯です。男も女もだいたいひいてしまいますし、今年はこれで捕まった人もいるので。絶対にやってはいけない下ネタなんですけども、この絶対やってはいけない下ネタをを皆さんへの宿題にしたいと思います。明日から、皆さんは下ネタをやってください。そして、この絶対にやってはいけない下ネタにたどり着いてください。みなさんがそうなってくれて、この下ネタが世に出ることを僕は望んでいます。これで終わります、ありがとうございました。

    ▼参考リンク
    株式会社人間
    App Store『ケンドーコバヤシ監修 見てる女やさかい』
    アホテック東京 公式

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