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まだ買えるお店は…?iPod Classicがアップル公式サイトから消滅

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by [2014年9月10日]

 先日、アップルファンには待望の新製品、「iPhone 6」「iPhone 6 plus」が発表された。店頭販売は19日とまだまだ先ではあるものの、もうすでにアップルストアに並んでいる人がいるほど相変わらずの人気ぶり。ただし、手放しでは喜べない。いいニュースには程度の差こそあれ悲しいニュースがつきものである。今回の新型iPhoneの発表も例外ではなく、残念ながらひとつの悲しいニュースがそこにはあった。iPod Classicの公式販売の終了である。

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純粋な音楽プレーヤーとして

iPod Classic 引用:Apple公式サイト

 iPod ClassicはAppleの代名詞とも呼べる携帯音楽プレーヤーだ。2001年の第一世代から2007年の第六世代まで一貫して、タフでありながらスタイリッシュなデザインをしっかりと継承し、ホイールとディスプレイが分離したその見た目はアップル製品だと一目でわかる。アップルと言われて思い浮かぶのはiPhoneよりiPod Classicであるのは決して筆者だけではないだろう。そしてiPod Classicはそうしたデザイン性だけでなく、実用性の面においても優等生であったことを忘れてはならない。タッチディスプレイより操作ミスが起こりにくく、最大160GBという大容量を有している。これら二点により、シンプルさを求めるユーザーにとってはたいへんありがたい仕様となっていた。
 頑なにCDプレーヤーを便利だと思い込み、パソコンに音楽を取り入れることをひたすら面倒臭がっていた筆者が、閉店間際のヨドバシカメラで三万近く払って購入したのは決して酒の勢いだけではない。iPod Classicの持つ「これぞ携帯音楽プレーヤー」といった感じは、他メーカーだけでなく、アップルの別機種であるiPod shuffle、iPod nano(サイズが小さすぎてポケットの中で壊れてしまいそうな不安)やiPod touch(iPhoneと何が違うのかがわからない)より優れていると個人的に思う。
 今後、iPod Classicのように、タッチホイールによる安心感のあるシンプルな操作性と、30,000曲を140gに抱え込む包容力のある携帯音楽プレーヤーはおそらく発売されないだろう。これは音楽がデバイス依存の融通の利かないものから、いつでも、どこでも、何でも聴くことの出来る融通の利くものへと変わっていったからではないか。例えば「あの曲、聴きたいけどプレーヤーに入っていない」ではなく、「あの曲、プレーヤーにないからYouTubeで検索して聞いてみよう」といったように。いつでも検索してその場で聞けるために、わざわざパソコンから音楽データを取り込む人は少なくなる。そうなってしまえば、プレーヤーを買ってもらうためにアップルが取る戦略は音楽再生以外の、例えばカメラ、ゲーム、メールといった機能の充実だと考えるのは妥当だろう。そして多機能プレーヤーが業界の主力になってしまったとき、余計な機能が付いておらず、ほぼ純粋な音楽プレーヤーであるiPod Classicは、だんだん人気がなくなっていた。というのは、あまりに論理が飛躍しすぎているが、ちょっとは当たっているのではないかとも思うのである。

いまなら、まだ、何とか…

 いざ公式サイトでの販売終了となると、アップルファンの中にはコレクションの一つとして一台は確保しておきたいと言う人もいるだろう。しかも出来れば新品で。
 記事を執筆している現在(午後1時)、筆者が国内の大手家電量販店のネット通販ページを調べた限り、ケーズデンキではまだ在庫を確保しているようだ。ただ、一人一台と限定されており、ブラックは残りわずかとなっている。ビッグカメラ、ヤマダ電機は入荷次第出荷あり、ヨドバシカメラは販売終了の表示となっている。欲しい人は家電店に片っ端から電話して確認してみよう。

▼参考リンク
Gizmodo『Apple Finally Killed the iPod Classic. RIP iPod Classic.』

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