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新生GM、自動運転技術でどこまで戦えるか

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by [2014年9月16日]

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(以下、GM)は現在、本社ビルの所在地でもあるデトロイトで行われている高度道路交通システム(ITS)世界会議にて、自動運転技術を搭載した新しい自動車についての発表を行った。

ハンドルから放せるように

2015 Cadillac CTS

 GMが発表した新しいキャデラックには、スーパークルーズという自動運転機能が搭載される。これは高速道路で適切な車間距離の確保をした場合にのみ、ハンズフリー運転ができるという半自動運転機能だ。CEOのメアリー・バーラ氏は、進化した高度な自動車運転技術はペダルやアクセルを踏み続ける疲労からドライバーを解放すると語っており、自動運転技術によって得られるメリットを強調した。またGMはこのスーパークルーズ機能搭載の自動車だけでなく、V2V(vehicle-to-vehicle)技術搭載の自動車も開発している。V2Vとは車両間通信技術のことで、他のV2V搭載の自動車と相互に通信し合うことで交通事故の防止や渋滞の緩和に役立つものである。搭載予定の車種はキャデラックCTS(2017年)とのこと。
 こうした自動運転の実現に対する飽くなき挑戦を続けているのはGMだけではない。トヨタ、ホンダなどの日本メーカーやアウディ、BMWなどのドイツメーカーも日々、実験、研究を繰り返しており、自動運転技術は自動車産業の一大ムーブメントになりつつある。この動きは、自動車については門外漢であるIT大手のグーグルも巻き込んでいる。グーグルは三ヶ月ほど前に、ハンドルもアクセルもなく、「発車」と「停止」の二つしかボタンがないという、まさに完全自動運転の自動車グーグルカーを発表した。ただ、グーグルのような完全自動運転に対する自動車業界の反応は冷ややかで、やはり予想外の事態でも制御することができるように半自動運転を念頭に考えているようだ。それでもGMの商品開発部長マーク・ロイス氏はグーグルを「(自動車業界にとって)脅威的な競合相手」になる可能性があるとしている。自動車業界はもちろんのこと、技術が確立したあとに、グーグルのようなIT企業も自動運転技術に携わっていくのか注目が集まる。

▼参考リンク
The Verge『GM plans to sell cars with ‘highly automated driving technology’ in two years’ time』
Cadillac to Introduce Advanced ‘Intelligent and Connected’ Vehicle Technologies on Select 2017 Models

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