なかよし2014年10月号 P.88より引用

俺(35)の愛読書は『なかよし』。 漫画版Angry Birds Stellaのおかげで今月は経費で買ったった

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by [2014年9月04日]

世界で最も成功したモバイルゲームこと『Angry Birds』のスピンオフ最新作『Stella』(2014年9月4日公開予定)が、世界で初めてコミカライズされました。

編集部で一番若い(5歳)フリフリくんがアイドルになりきってくれました☆

掲載誌はなんとあの少女マンガの『なかよし』(2014年10月号/2014年9月3日発売より連載開始)です。

セーラームーンの時代からなかよしを愛読している僕としては見逃すわけにはいきません。今月号もちゃんと出社前にゲットしました。ふろくのクラスアイドルセット(光るイヤーアクセつきメガネ/うさみみカチューシャ)をつけながらレビューしたいと思います。

通りすがる編集部員がくすくす笑っているのは気のせいです。気のせいだと思いたいです…掲載モデルは僕ではなく編集部最年少のフリフリくんにお願いしました。

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どんな漫画?

ヒロインの名前はナナ。
両親の海外赴任にともなって、転校したばかりの13歳の女のコです。
転校先はグリッタリーエッグスクール

政治 経済 学問 芸能
さまざまな分野の才能を世界に排出する
由緒正しい学園
スターや貴族が集う
特別にスマートでおしゃれな場所

…という超超超エリートスクールです。

あこがれのスクールに転校できたナナはハッピーにあふれた毎日を送っているのかと思いきや、そんなことはありません。
なんたってナナは『特別な生徒』……英語が話せないのです。

言葉が通じないばかりに、学園生活になじめないナナ。
カフェラウンジへ行ってもランチの仲間に入れません。
あれた温室でコッソリお弁当を食べる毎日です。

そんなナナが温室の噴水(泉?)で手に入れたのがピンク色のかわいらしいタマゴ型チャームです。
(男性諸氏には馴染みが薄いかもしれません、キーホルダーやペンダントの飾り(ペンダントトップ)のことです。グリーフシードとか遠坂凛の赤いペンダントを想像していただければだいたいあっています。

チャームに触れた瞬間風が巻き起こり、ピンクでまんまるな鳥・ステラが現れます。
びっくりするナナをよそに、ステラは「ゴールデンアイランドからバッドプリンセスのゲールを追いかけてきた」と自分の境遇を語り、ぷんすこぷんすこ怒りながらゲールがいかに悪い存在なのか説きはじめます。

一緒にゴールデンエッグを探そう、とナナを強引に誘った2コマ後がコチラ。

なかよし2014年10月号 P.88より引用


シビアッ!

イマドキのJS・JCは『ぼっち』という言葉を普通に使うみたいですね。
筆者としては、大学生がぼっちを気にして「つらたん」(=辛いです)とツイートしたり、おひとり様を謳歌している人が自虐的に「ぼっち乙w」などと言っている印象がありました。すべてネット上の文化だったはずなのですが、21世紀生まれ世代にとってはどうやらリアルでホットな話題のようです。本当に世知辛いです…。

図星をつかれてショックを受けるナナに、ステラが単語カードをプレゼントしてくれます。
「Hiっていえば もう 友だちよ」
奥が深い言葉です。

こうして相棒になった2人は英会話を勉強しながらゴールデンエッグ探しをすることになりました……11月号に続く!

カラー扉(表紙絵)込で8ページの短編でした。作者のハタノヒヨコ先生は過去に同誌で4コママンガ+ショートマンガの『ニーハオ パオパオ』を連載、珍しく単行本化された経歴の持ち主です。ショートマンガの構成力はなかよしお墨付きということ。今後の展開が楽しみですね。

マンガの後に『Stellaとナナの英単語』という英語教育のコーナーが設けられていて、監修を、灘中学校・高等学校英語化教諭の木村達哉先生(著作:夢を叶える単語集ユメタンシリーズなど)が務めています。

『なかよし』にもITの波が…

なかよしといえば『セーラームーン』や『レイアース』、『セイント・テール』、『あずきちゃん』に『カードキャプターさくら』などなど、数々の名作が掲載されてきました。個人的には『ゴーストハント』や『ワーキング娘。』が好きだったのですが、編集部女子たちは主にりぼん派で話があわず…。ぼっちをこじらせつつ今月号も読んだのですが、少女マンガの世界にも確実にITの波が押し寄せていると感じます。

特に顕著に表れていたのが、特別よみきりの『守りたい。』(山田デイジー/『涙100万粒のリアル いじめはそこにある。』収録作品)です。
少女マンガにはいじめを題材にした作品がいくつもあるのですが(対象年齢の児童生徒への啓もうでしょう)、『守りたい。』で描かれた、いじめへの抵抗・反撃とその末路には考えさせられるものがありました。

スクールカースト(こんな言葉が日常化していることにも悲しくなります)の頂点に立つ外面完璧少女の美姫にいじめられている、スクールカースト最底辺のおっとりとした親友・かすみを救うため、ヒロインの雪乃はいじめの現場をスマートフォンで激写します。その写真を校内に貼りだした結果、いじめっこの美姫は転校においやられ、かすみには平穏な日常が戻ってくる……のですが、美姫の写真と本名がネットで拡散され一生つきまとう汚点となってしまいます。自業自得と嘲笑われる美姫は、泣きながら雪乃に「これで満足?」と問いかけます。誰かを守るために誰かを傷つけるのは間違っていたと雪乃は気付いたのでした。

現代社会特有の問題が見事に描かれていると感じました。いじめ云々に関しては何も申しませんが、ネットにアップロードされたデータには世界中の人間がアクセスすることができます。どうせ『身内』だけしか見ていないだろう、という感覚がいわゆるバカッター事件につながるのと似ていますね。

他にも、タブレットを使ったゲームを題材にしたマンガもありますし、キャラクターたちの持つ携帯がナチュラルにスマートフォンですし、時代が変わったなぁとしみじみ思いました。

▼関連リンク
なかよし
灘中学校・灘高等学校 英語科 木村達哉オフィシャルサイト「もっと高く! もっと遠くへ!」

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