Xiaomiのホームページ。同社が提供するタブレット「Mi PAD」。どこかで見たことのある名前だ。

Xiaomi中国でトップ獲得も、セキュリティには懸念?

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by [2014年8月12日]

 中華スマホが最近、話題になっています。なかでも注目されているのが「中国のアップル」とも呼ばれる小米科技(Xiaomi)です。2010年創業の新興企業ながら、サムソンを退けて中国国内で売り上げナンバーワンになりました。Xiaomiのスマートフォンには、Androidを基盤としつつも、iOSに良く似たMIUIというシンプルで扱いやすいOSが搭載されています。人気機種のMiシリーズには、Snapdragon 801 プロセッサやソニー製のカメラ、シャープ製のHDディスプレイ、フィリップス製のLEDなどハイスペックな部品を使いつつも、販売価格は低価格を維持しています。7月に発表された最新モデル「M4」の値段は、16GB モデルが320ドル、64GB モデルが400ドルでした。

中国本土における一年間の売上を3倍以上伸ばしたXiaomi。ネット直販の重視や、ユーザーの声を大事にするマーケティング戦略も功を奏しているようだ。(グラフはcanalysより)

 現在は中国本土での販売が中心のXiaomiですが、海外市場への進出を着々と進めています。すでに香港や台湾で販売を開始しており、今年1月には台湾で廉価版モデル「紅米(Red Rice)」のオンライン販売開始からわずか54秒で、第3弾として用意していた2万台が完売してしまいました。来年は世界で4,000万台を供給する予定だといいます。経営陣の人材も豊富です。Xiaomi共同創業者のKin Bin氏はGoogleやマイクロソフトでの勤務歴がありますし、GoogleでAndroid製品の担当をしていたHugo Barra氏もXiaomiに移籍しています。

セキュリティ面には懸念も

Xiaomiのホームページ。同社が提供するタブレット「Mi PAD」。Appleを彷彿とさせる名前だ。

 Xiaomiの雷軍CEOは学生時代に故スティーヴ・ジョブスにあこがれていたといいます。そのせいもあってか、同社の製品にはアップルを彷彿とさせる名前が多いです。

 アップルの「iCloud」のようなサービスがXiaomiにもあります。その名も「MiCloud」です。このMiCloudにセキュリティ上の問題があるのではないかという疑義を、フィンランドのセキュリティ会社・F-Secureが先日指摘しました。

 報道によると、XiaomiではユーザーがMyCloudの設定で同意した場合のみ、連絡先、SMS、写真、メモなどの端末データをサーバーに送信することになっています。しかし、F-Secureが検証したところ、ユーザーが同意しない場合にもキャリア名、IMEI(携帯電話固有の識別番号)、電話番号、(テストのために追加した)アドレス帳、受信したSMSなどの情報が中国のサーバーへ送信されることが判明しました。日本への進出も噂されるXiaomiですが、セキュリティ面ではまだ懸念があるようですね。

【参考リンク】
Xiaomi becomes China’s top smart phone vendor | Canalys
Xiaomi Mi 4 発表。JDI製5型フルHD IPS液晶、Snapdragon 801、3GB RAMでSIMフリー320ドルからのAndroidスマートフォン
Xiaomi製スマートフォンが個人情報を中国のサーバに強制送信している、F-Secure社がテストで確認

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