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イギリスの人々が絶大な信頼を寄せるウィキペディア、しかし…?

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by [2014年8月11日]

 ウィキペディア創設者・ジミー・ウェールズ氏は10日、イギリスの人々がマスメディアよりもウィキぺディアを信用しているというアンケート調査の結果を公表しました。AFP通信によると、このアンケートはイギリスの調査会社が約2,000人の成人を対象に行なったもので、回答者の64%がウィキペディアを「非常に」あるいは「かなり」信頼していると答えたといいます。

 この数字は、1位のブリタニカ百科事典(83%)に次ぐ2番目の数字で、英国公共放送BBC(61%)、ガーディアンやタイムズといった高級紙(45%)、ザ・サンなどの大衆紙(13%)など大手メディアを大きく上回る数字でした。

 ブリタニカ百科事典の紀元は1768年にエディンバラで出版された論文集にまで遡ります。ウィキペディアは2001年のサービス開始からわずか10年たらずで、350年の歴史を持つ大百科事典と肩を並べでしまったのです。

信ぴょう性には疑問符も

 ウィキペディアンとは、ウィキペディアンの編集をボランティアで実施する人々のことです。彼らの善意によってウィキペディアのコンテンツは成立しています。ウィキペディアンのなかには専門家や実務者なども少なくないとされています。

「Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス」のページ。「ジャパン州」という架空の州について説明されている。

 しかし、信ぴょう性に疑問の声があるのも確かです。米キャンベル大学のロバート・ヘイスティー医師らによる研究では、ウィキペディアの医療記事の糖尿病・肺がん・腰痛などに関する記事を分析し、90%の内容が誤りだと思われると結論づけました。

 ヘイスティー教授はウィキペディアの欠陥として「査読システムがないこと」を挙げています。とはいえ、私たちもウィキペディアの便利さに甘えるだけではいけません。情報は自分で確認することが重要です!

【参考リンク】
英国人は「ニュースよりウィキペディアを信用」 調査結果 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
ウィキペディアを信じるべからず。病気や健康に関する記載の9割が虚偽情報だと判明 – IRORIO(イロリオ)
ウィキペディアモバイル

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