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格安スマホの背景にある中華スマホの台頭

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by [2014年8月08日]

販売台数1位のサムスンと2位のアップルは共に、中国の新興メーカーに追い上げられています。

 ヤマダ電機が格安スマホに参入することがわかりました。ビックカメラやヨドバシカメラなど家電量販店は、格安スマホに次々と参入しています。日経新聞などによると、ヤマダが取り扱うのは中国製スマホだといいます。ヤマダは通信事業会社のU-NEXTと組みSIMカードと端末をセットで販売します。月額料金は端末代込みで3,047円(1ギガ)です。

 販売されるのは、中国・華為技術(ファーウェイ)製の「Ascend G6」です。「安かろう悪かろう」というイメージが強かった中華スマホですが、最近は端末の能力も向上しています。同時に、ユーザーの趣向が高価格高性能から中低価格商品へと移行したのも、中華スマホに支持が集まるようになった一因のようです。

シャオミが中国ナンバーワンに

 中華スマホの台頭は続いています。中国のスマホメーカー・小米科技(シャオミ)は、中国市場でナンバーワンの売り上げを達成しました。また、レノボやファーウェイなど他の中国メーカーの成長も継続しています。

 一方、これまで中国で圧倒的なシェアを誇っていたサムスンは、苦境に追い込まれています。朝鮮日報の社説『中国製スマホが韓国を席巻する日』は、スマホの技術革新が一定の水準に達し、メーカーの性能差がなくなってきていると指摘。サムスン復調の兆しは見えにくいといいます。その上で、サムスンに部品を供給していた関連企業にも打撃が出るとしています。

アップルとサムソンが共有する危機感

 アップルとサムスンは5日頃、スマートフォン関連の特許に関する訴訟を米国以外の9カ国で取り下げることで合意しました。両社は2011年以降、世界各地で裁判を繰り広げていました。販売台数1位のサムスンと2位のアップルは共に、中国の新興メーカーに追い上げられています。両社に訴訟費用の削減と販売へ注力する必要が生じたのが、今回の合意に至った理由の一つといいます。

 NECとパナソニックがスマホ事業から撤退するなど、日本のスマホ業界も厳しいですが、中低価格商品のニーズと中華スマホの台頭という流れは当分続きそうです。

【参考リンク】
Chosun Online | 朝鮮日報
ドロ沼アップル・サムスン訴訟、米集約で費用減 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

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