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個人ディーラーも3Dプリンターを利用する時代へ【ワンダーフェスティバル2014[夏]】

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by [2014年7月29日]

ワンフェスといえば企業ディーラーの長蛇の列をまっさきに思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? 筆者も物販列の凄まじさを目の当たりにして驚いたクチですが、4~8ホールの個人ディーラーさんたちも負けていません。超ハイクオリティフィギュアや大きくてスケベなフィギュア、ハコビジョンやfigma用小物、汚れ塗装がかっこいいジオラマ……倒れそうなほどの熱気(物理)と物欲と戦いながら、3Dプリンターを利用している個人ディーラーさんを取材させていただきました!

▼目次▼
リアルな造形が可能!3Dスキャン体験・3Dプリンター実演
2次元との架け橋になるか?動くフィギュアシステム展示
個人ディーラーも3Dプリンターを利用する時代へ

大阪芸術大学 キャラクター造形学科

大阪芸術大学キャラクター造形学科フィギュアアーツコースの皆さんのブースです。この日のために関西から上京されたそうです。

フィギュアアーツコースは2013年に増設されたばかり。少人数の授業でフィギュア作りを学んでいます。教授は株式会社海洋堂代表取締役社長の宮脇修一氏。指導は非常に厳しいそうです。3Dプリンターで製作するフィギュアは必修科目ではありませんが、最新の技術を学んだ成果ということで、スケールフィギュアと一緒に展示されていました。

大阪芸術大学 キャラクター造形学科

くるくる堂

デスクトップ3Dマスコットの技術を応用して、4年前から3Dプリンターを利用されているという『くるくる堂』(代表:konkon氏)。『艦隊これくしょん』『初音ミク(雪ミクver)』『TIGER&BUNNY』のまめフィギュアを出展されていました。

残念ながら狙っていたまめ雪ミクは完売で買えなかったので、友人へのお土産にタイバニのバディセットを購入。

おおよそ3.5cmのかわいらしいサイズです。写真のタグの通り石膏粒子でできていて、表面はザラッとした手触りです。バーナビーの皮ジャケットや虎徹さんのシャツのボタンなど、細かい部分も再現されています。着色もちゃんと二人の肌の色の差が表現されていてとってもグッドです。残念ながら利用されている印刷業者は間もなくお店を畳まれるとのことですが、今後も3Dプリントは続けていきたいとのことです。

実際の印刷工程もアップされています。

くるくる堂

永岡聡(lunaworks)

株式会社lunaworksのクリエイティブ・ディレクター・永岡聡氏も個人ディーラーとして出展されていました。(出力は『DMM.MAKE』を利用)

展示されていたのは、永岡氏オリジナルSF作品に登場するアンドロイドの『ルナ』。デフォルメverの『minimini luna』も一緒です。スケールフィギュアの『ルナ』は3Dプリンタで出力後、磨いて、サフ吹きまで終了したもので、一般的な塗装前のフィギュアと同じようにツヤツヤしています。完成一歩手前の状態ですね。一方のデフォルメフィギュア『minimini luna』は3Dプリンタから出力したままの状態だそうです。写真ではわかりづらいのですが、出力直後の状態でも十分なクオリティが保たれています。個人で楽しむレベルならこの状態でも問題はありません。スケールフィギュアとデフォルメフィギュアを同時に出展されたのは、原作の世界観が重いのでかわいらしいものも同時に……とのことでした。残念ながら今回のワンフェスでの販売はありませんでしたが、フィギュアの完成度も展示方法(台座が回転していました!)も素晴らしいの一言につきます。今後の販売や原作『Ark』の展開に注目していきたいと思います。

メイキングも公開されています。とても丁寧な解説でわかりやすいです。

株式会社lunaworks
Ark official web site

ここ数年で3Dプリンターの技術は向上し、一方で家庭用機の値段は下がっています。また3Dプリントサービスも普及しはじめています。これからは個人でフィギュアを作る時代になるのかもしれません。

▼関連リンク
ワンダーフェスティバル公式サイト
DMM.MAKE

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