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低価格には理由がある?中華スマホにスパイウェアが同梱

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by [2014年6月23日]

 ドイツのセキュリティソフト会社G Data Software AGは、中国製Androidスマートフォン「Star N9500」に出荷時からスパイウェアが同封されていたと発表した。スパイウェアはGoogle Play Store を偽装し、ファームウェアとしてプリインストールされていた。G Dataのパートナー企業である株式会社グローバルワイズが18日に伝えた。

 G Data プロダクトマネージャのクリスチャン・ゲシュカット氏はグローバルワイズ社に対し、ネット犯罪者はこのスパイウェアにより、スマートフォンのアクセス権を「完全に掌握できる」と報告した。ユーザーの同意を得ないまま新たなアプリを追加インストールすることが可能なため、オンラインバンキングのデータをはじめとした個人情報の取得、通信・通話の傍受、マイク・カメラの遠隔操作などがおこなえる環境にあったという。

 また、スパイウェアはバックグラウンドで実行されるため、ユーザーには検出できないようになっていた。ゲシュカット氏は、「残念ながらこのマルウェアは除去できません。機器のファームウェアの一部であり、このカテゴリーに分類されるアプリは削除できないようになっているのです」と指摘している。

盗んだデータを第三者へ売却か

スパイウェア発覚後も販売は続いている模様。(『Wholesale Android Phone』 より)

 今回、スパイウェアの同梱が明らかになった中国製スマートフォン「Star N9500」は、「Samsung GALAXY S4」のコピー品として知られていた。販売価格は「Samsung GALAXY S4」が5万6千円程度なのに対して、「Star N9500」はUS$ 194.77(=約1万9千円)。「Samsung GALAXY S4」の半額以下という価格に加え、クアッドコアで予備バッテリーなど付属アクセサリーも充実。一部ユーザーから人気を博していた。

 リーズナブルな価格で高性能なスマホを手に入れられるのは一見、嬉しいことのように思える。だが、G Data のセキュリティ専門家・ゲシュカット氏は、 低価格スマホには「落とし穴」があると指摘する。「タダより高いものはない、という格言のように、一般的に、低価格商品はそれ相応の理由がある、と疑う必要があるでしょう」。低価格を実現できるのは、スマートフォン所有者から盗んだデータを第三者へ売却し、収益を上げているからだと思われる。 世の中においしい話などそうないもの。スマホを選ぶときは慎重に。

【参考リンク】
G Data が、スパイウェア同梱のスマートフォン機器を発見
(pdf)

工場出荷時からスパイウェア入りの中国製スマホ、G Dataが発見

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