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GIFアニメ対応でTwitterは動画広告への道を開けるか?

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by [2014年6月23日]

2014年6月18日(米国時間)、Twitter公式(Web、iOS、Android)がGIFアニメーションのサポートを開始しました。以降たくさんのGIFアニメがポストされ、タイムラインは大いにもりあがっています。GIFアニメの表示に外部連携サービスが不要となる今後、Twitterにどのような変化が訪れるのか考察したいと思います。

ファイル形式はGIFではなくMP4

GIFアニメ対応の報を聞いて最初に気になったのがサーバーへの過負荷でした。GIFアニメは私たちが考えているよりもずっと「重い」ファイルです。ポストできる上限は5MBに設定されていますが、写真など情報量の多い画像を長時間アニメーションさせるとあっという間に超えてしまいます。「バルス祭り」とは状況が違いますが、今のように急に投稿数が増えるとサーバーダウンでクジラを召喚してしまうのではないかと心配です。

しかし実際に投稿されたGIFアニメを見ているうちに気づきました。すでに指摘されている方も大勢いらっしゃいますが、Twitterに表示されているアニメはgifファイルよりずっと軽いmp4(MPEG-4)ファイルです。 


こちらはGIFアニメの対応が始まったときの公式ツイートです。
動画の上で右クリックをすると、動画のURLをコピーという項目が出ます。そちらを押して出てきたURLが「.gif」ではなく.mp4となっていることが確認できました。また、1つ下の「動画を新しいタブで開く」をクリックすると、上記URLページが開き、動画を直接見ることができます。

そもそもGIFアニメは一時停止ができません。ごく個人的な意見ですが、動画が強制的に視界に入ってくると鬱陶しいので再生やループをユーザ側で設定できるというのはとてもありがたいです。

※余談:MP4ファイルのことをGIFアニメと呼ぶことに若干の違和感があります。「電卓」(計算機要素がない)とか「携帯」(電話要素がない)と同じような感じがしますね。言葉の定義が変わる歴史的瞬間に立ち会っているのかもしれません。

フォロワーを増やすチャンス

ユーザーの目は新しく始まったサービスに集中しています。面白いGIFアニメやスマートなGIFアニメをポストすれば、すぐにRT(リツイート)され、フォロワーが増えることは間違いないでしょう。絵が上手くなくともアイディアが良ければ面白いGIFアニメを作ることはできます。

各種ムービー制作で有名なMju:zのチーフデザイナー・神月社は、もともと同人MADでブレイクした人ですし、オリジナルパラパラマンガの制作で脚光を浴びた鉄拳のように、新しいアーティストが誕生するかもしれません。

ちなみに、人目を惹くGIFアニメが作れなくとも、フォロワーを増やすだけなら簡単にできます。『GIFアニメまとめbot』の管理人になればいいのです。幸いbot管理サービスは充実しています。技術も知識もアイディアさえも持っていなくとも、まとめbotは作れます。

しかし私は、まとめbotの管理人になることはオススメしません。むしろ積極的に反対します。他人の成果物でフォロワーを集める手口が卑怯だ、という感情論で反対するわけではありません。現在ネットにアップされているGIFアニメには著作権などの各種権利を侵害しているものが数多くあります。今後問題になるのは、肖像権や人格権などが絡む、実在の人物の画像を使用したGIFアニメではないかと考えています。

最近では「無許可撮影の写真をアップロードした一般人とそれを晒しあげたきゃりーぱみゅぱみゅ」が話題になっています。「嫌がってるのを無理やり撮ってアップするなど言語道断」という意見と「一般人を晒しあげた時点できゃりーも類友」という意見があるようです。ほかにも「寝ているしょこたんを起こして握手を求めた大学生が炎上、特定される」という事件も記憶に新しいですね。

相手が有名人でなくともこういう問題は起こる可能性はあります。プライバシーの権利やパブリシティ権について、今一度考えるべきではないかと思います。
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動画広告への道

広告アカウントを持つ企業は、従来の宣伝に加えて動画によるプロモーションができる可能性が高いと考えます。現在は「GIFアニメをポストするとMP4ファイルに変換されてツイートされる」状態ですが、直接MP4ファイルをポストすることも技術的には可能だと考えるのが妥当でしょう。

ではどうしてすぐに動画広告を導入しないのか。日本人は特に現在動画広告というものに慣れていません。Twitterに動画をしこめるようになると同時に広告も始めると「ウザい」から「見ない」という風に逆効果になると予想できます。ユーザに動画に対する抵抗感を減らすのにGIFアニメはもってこいと言えるのではないでしょうか。

逆にアメリカではちょっとした事件もすぐにGIFアニメにする文化があります。6秒動画VineのようにアメリカのGIFアニメは短いものが主流です。日本でもこのような文化が根付けば動画広告への抵抗は薄れると思われます。

Facebookでは一足早く動画広告サービスがはじまりました。Twitterも同様のサービスを提供するとなったとき、両者はどのような関係に変わっていくのでしょうか。両者は利用者層が異なることが知られています。顧客がかぶらないことを見越して今後も連携したままなのか、顧客を奪い合うようになるのかが気になります。

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