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スレンダーマンを信じた12歳少女が友達を刺す

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by [2014年6月05日]

 アメリカ・ウィスコンシン州でショッキングな事件がおきた。モーガン・ゲイサーとアニッサ・ウェイアーの2人は先週末、鬼ごっこの最中に友達の少女を森の中へとおびき寄せ、19回にわたりナイフで突き刺した。3人はともに12歳で友人同士だった。負傷した少女は土曜日に自転車で通りがかった人に発見され、病院に運ばれた。心臓を刺されており、瀕死の状態だったが、現在は病院で小康状態にあるという。

Kiss to the Slenderman by Pally-Chan

 CNNによると、事件をおこした少女たちは、動機として「スレンダーマン」の存在を主張しているという。容疑者の一人は「スレンダーマン」の導きにしたがうために、殺人を犯さなければならなかったと話しているという。「スレンダーマン」とは、インターネット上のホラーストーリーにしばしば登場する、空想上のキャラクターだ。

「スレンディ」の愛称で親しまれ、都市伝説的な人気をほこるスレンダーマンだが、元ネタは2009年に『Something Awful』というウェブサイトでおこなわれた「超常現象的画像コンテスト」の入賞作品だ。このコンテストでは、加工により不気味な作品を作成し、複数の心霊フォーラムに本物の心霊写真として認可されることを条件にしていた。創作した人物は日本在住だといわれる。

ネット上の創作を事実と誤認

 報道によると、容疑者たちは『Creepypasta Wiki』というウェブサイトで「スレンダーマン」の存在を知ったという。同サイトは、投稿型のホラー作品専門ウェブサイトだ。サイト名は「Copy Paste」のもじりで、その名の通りウェブ上に掲載されたホラー作品を転記するなどしていた。同サイトではホラーストーリーが現実の犯罪やニュースのような語り口で書かれており、少女たちはこれを信じ込んでしまったと思われる。

情報リテラシーのない若年層が、インターネットでみつけた刺激の強い創作を、現実と誤認するようなケースはこれからも発生する可能性がある。日本でも若年層のインターネットの利用法がさまざまなかたちで懸念されているが、家庭内ルールなどを通じて子供とITの適切な関係を構築する必要があるだろう。

【参考リンク】
12-year-old Wisconsin girl stabbed 19 times; friends arrested – CNN.com

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