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あなたの顔写真、NSAに収集されているかも?

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by [2014年6月03日]

New York Times紙は5月31日、NSA(アメリカ国家安全保障局)が過去数年間に渡って膨大な顔写真を収集していたことを明らかにしました。元NSAで内部告発を行なったエドワード・スノーデン氏が入手した機密書類によると、NSAは顔認識プログラムに使用するための顔写真をメールやテキストメッセージ、SNSやビデオカンファレンスなどのコミュニケーションツールから取得しているそうです。

NSAは、1日あたり数百点の画像を傍受しており、その内、顔認識に使える画像は55,000点を取得しています。これらのデータは「膨大な潜在的可能性」と言う様に書類で訳され、疑わしい人物を特定するためには、文字や音声によるデータだけでなく、顔写真のデータが重要と認識されています。

(画像引用)Reuters、Asoociated Press
(左)飛行機を爆発しようとした男性。(右)米タイムズスクエアで車を爆発しようとした男性

NSAの広報担当Vanee M. Vines氏によると、NSAはアメリカ人の運転免許証やパスポートの写真を取得できないが、外国ビザの申請で使用する写真、及び、FacebookなどのSNSで使用されている写真を取得しているかを明かしませんでした。

顔認識データの取得は、法的に大丈夫?

弁護士で、顔認識とプライバシーの専門家でもあるJennifer Lynch氏によると、政府や民間企業は顔認識技術に何十億ドルも投資しています。現時点で、個人情報保護法には顔認識データの保護は該当しません。

また、米カーネギーメロン大学で顔認知技術を研究するAlessandro Acquisti教授は、「顔認識技術には、技術的な限界があるものの、計算能力とデータベースが成長し、アルゴリズムも改善し続けている」と述べました。顔認識技術は、低解像度画像をマッチング、または、人の横顔や様々な角度から撮影された写真をマグショットと一致させるのは難しいとされます。これゆえ、2011年のNSAの書類には、同社の顔認識プログラム「Tundra Freeze」が髭を生やした若い男性を見分けるよう指示されたところ、中年の男性の写真が1件返されるなど、明らかに誤ったマッチングが数件返されたそうです。

▽参考リンク:
NYTimes
NSA/CSS

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