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政情不安の国はどうなっている?世界の“気持ち”を可視化する『We Feel』

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by [2014年5月23日]

「世界の人々の気持ちを感じる事が出来たなら、私たちは何かできるかも知れない。」

2014年5月21日オーストラリアの研究チームは、Twitterの投稿を分析して、世界各国の人の気持ちが視覚化できるツール「We Feel」を発表しました。

この「We Feel」はtwitterに投稿された英語のtweetの約10%を分析して、その中から人の感情に関連する6つの感情「joy(楽しみ),suprise(驚き),love(愛),sadness(悲しみ),anger(怒り),fear(恐れ)」の意味に関連している約600単語を各感情に割り当ててチャート化するツールです。

この技術は、リアルタイムで勃発している社会的、経済的、環境的要因などのバイアスが人々の感情に影響を与えているかを認識しメンタルヘルス分野や、人命を救うサービスがどこで必要になるのかの可能性を予測する手助けになるそうです。

東京を基準にタイ、ベトナム、ウクライナを観察!!

この「We Feel」を使えば、政情不安な国の本当の国民の気持ちがわかるはず、、、!!

という事で、東京を軸に、「クーデター勃発中のタイ王国」「中国との領土争いが顕在化しているベトナム」「独立運動から内戦が起きているウクライナ」の国を調査してみます。

※グラフの色が感情を表しており「黄色:驚き」「抹茶色:楽しい、愛」「青:悲しみ」「紫:怒り、恐れ」「灰色:その他」でグラフ化されています。

結果は、、、

東京と大して変わら無くね??

政情不安な国の人の気持ちは、悲しみ、怒りなどの感情が多くを占めると思っていたのですが、結果的には、どの国も東京と余り大差ないグラフが表示されました。

しかしながら連日流れるニュース映像などでは、暴徒化した民衆の映像や悲しみに暮れる人などの様子が映し出されています。

なぜこのような結果になったのでしょうか? それはこの「We Feel」が現時点で、英語のTweetしか分析していない事、分析するSNSがTwitterだけである事、投稿された内容が皮肉なのか誠実なのか判断できていない事が原因だと思われます。

このツールがメンタルヘルスなどの各種サービスに活用されるには、分析言語を増やす必要があるなど、まだまだ課題があるようです。

参考文献
「We Feel」
We Feel builds a real-time map of the world’s emotions
ツイッターの投稿から世界中の気分を把握、豪研究者の新ツール

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