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3Dプリンターに罪はないが…樹脂製の自作拳銃を所持していた男を逮捕

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by [2014年5月08日]

NHK NEWS WEBより

 3Dプリンターで作ったとみられる拳銃を所持していたとして27歳の男が銃刀法違反の容疑で逮捕された。報道によると、容疑者はインターネットの動画サイトに、自作した拳銃の動画を投稿していたという。

 警察が家宅捜索を実施した結果、押収した5丁の拳銃は樹脂で出来ており、そのうち2丁に殺傷能力があると判明した。容疑者は「違法だとは知らなかった」と供述しているという。また、容疑者の自宅からはインターネット経由で入手したとされる拳銃の設計図のデータが見つかった。

 インターネット上では、容疑者が制作に利用したとされる樹脂はアマゾンで購入できると指摘されていた。また、樹脂は小口径の拳銃であれば強度として問題がないとする意見や、3Dプリンターによる弾丸の製作も容易だとする声も出ていた。

 3Dプリンタの悪用は以前から懸念されていた。これまでにも米国企業が3Dプリンターにより、金属製の拳銃を制作し、実弾を発射する動画をインターネットで公開するなどの例が出ていた。NHKによると、米国では「3Dプリンターがあれば凶悪犯やテロリストでも銃を作ることが可能になる」と懸念されていたという。

 日本では銃刀法により、殺傷能力を持つ拳銃の所持は、都道府県公安委員会の許可を必要としている。また、銃の部品や実包(カートリッジ)でも、正当な目的のないまま所持するのは違反になる。インターネットで銃の設計図を手に入れ、3Dプリンターで殺傷能力を持つ拳銃を製作することは、当然この対象になる。動機については警察が調べを進めているが、逮捕された男はTwitterで、銃規制に反発するコメントを残していたとされる。

 今回のような、3Dプリンターを使って製造した拳銃の押収は国内では初めてとのことだが、今後3Dプリンターの利用に規制は必要なのだろうか。「ゼゼヒヒ – インターネット国民投票」が行なっているアンケート「3Dプリンターの利用法に規制は必要?」では8日現在、必要50(28%)、必要ではない123(71%)となっており、「銃刀法でカバーできる」「3Dプリンタだけ規制するのはおかしい」等の意見がある一方で、まだまだこういった事案を身近に感じていない人が多いのかもしれない。

▼参考リンク
3Dプリンターで拳銃製造か 所持容疑で逮捕(NHK NEWS WEB)
銃砲刀剣類所持等取締法施行規則
3Dプリンターの利用法に規制は必要?(ゼゼヒヒ)

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