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大手IT企業が任意適用 国際会計基準IFRSとは?

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by [2014年5月02日]

 大手IT企業がIFRS(国際会計基準)の任意適用を進めている。ITproによると、5月1日の時点で▽ディー・エヌ・エー▽楽天▽ソフトバンク▽ネクソン▽ヤフー▽伊藤忠テクノソリューションズなどの企業がIFRSの任意適用を正式に表明した。

 IFRS(国際会計基準)とは、IASB(国際会計基準審議会)により設定される財務・会計基準だ。企業のグローバルな活動や外国市場への投資が一般化するなかで、各国が独自に採用している会計基準では国際間の比較が困難になっている。そのような中で、IFRSは会計基準のグローバル化に寄与するとされ、世界100か国以上で採用されている。特にEUでは、域内市場での統一基準として2005年から採用されている。

 IFRSは、日本や米国の会計基準と異なり、会計処理の施行細則を設けておらず、規定しているのは原則のみだ。また、純利益ではなく、資産から負債を差し引いた純資産の増減が重視される特徴がある。金融庁は平成22年(2010)3月期以降の決算から一定条件を満たす企業に対し、IFRSの任意適用要件を緩和していた。

 企業のグローバルな活動を促進するために、将来的なIFRSの強制適用を望む声は少なくなかった。だが、独自に高水準の会計基準を有する日本や米国では、IFRSの適用がなかなか進まないと指摘されてきた。今回、大手IT企業が相次いでIFRS(国際会計基準)の任意適用に舵をきったことで、今後ほかの企業もあとに続く可能性も出てきた。

▽参考リンク
ニュース – IT大手が相次ぎIFRS任意適用、CTC、富士通、セイコーエプソンが表明:ITpro
IFRS|IFRS(国際会計基準)とは|Abitus/アビタス
「我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書(中間報告)」
押さえておきたいIFRS最新事情 | TIS Direct Web
国際会計基準IFRSの適用拡大に旗を振れない金融庁の弱腰 | 現代ビジネス [講談社]

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