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“勝手に移動するアプリ広告”で疑心暗鬼に陥るアドテク業界

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by [2014年4月17日]

 スマートフォン用の無料ニュースアプリ『SmartNews』を読んでいると勝手にApp Storeへ移動してしまうという怪現象が話題になっています。

「300万人が選んだ」という人気のニュースアプリ。画像はAndroid版

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SmartNewsの見解

最近、SmartNewsで記事を読んでいる途中で、広告をタップしていないにもかかわらず、App Storeのアプリダウンロード画面へ勝手に移動する現象が報告されています。
この現象は、SmartNewsが意図しているものではなく、快適なニュース閲覧の体験を損なう大きな問題だと考えております。

 この手の事案では、複数のアプリ、複数の飛び先(広告主)が確認されているので、広告主やメディア、開発者が関与している可能性は低いことがわかります。
 そして、広告主はまったく効果の無い広告に費用を払い、開発者は関係無いのにユーザーからのクレームにさらされ、ユーザーはアプリの使用を邪魔されるという、誰も嬉しくない状況になってしまっているのです。

誰が何のために?

 ということでアドテク関連の各社に注目が集まりますが、原因については、2つの可能性が考えられます。1つはアドテク関連の悪徳業者、もう1つはアドネットワーク、アドエクスチェンジ、第三者配信の業者が気づかずにそうしてしまっていることです。

アドテク関連の悪徳業者?
 昔の広告業界では、バナー画像とリンクURLを入稿されていましたが、この頃にはこういったことはありませんでした。つまり、現在のアドテクのトレンド“リッチアドとJavaScriptの組み合わせ”“複数の業者が接続して複雑に広告案件を流し合う”がこの状況を生んでいると思われます。どこの会社から広告が流れてくるかがわからない中でJavaScriptが許可されてしまうことが問題で、“良いことも悪いこともいろいろできる”JavaScriptを利用する悪徳業者が浮かびあがってきます。 

人為的な単純ミス?
 今回の現象は、Web用のタグを誤ってアプリに使ってしまっている場合でも起こる可能性があります。中には、DSPで自社広告を出そうとして意図しないところへ飛んでしまったということもあったようです。
 これが原因であるとすれば、人為的なミスによるものなので、どんなに気をつけていてもゼロにすることは難しいでしょう。アドテク業界の仕組みのほうで何とかする必要があります。もちろん、悪徳業者がそういったタグを使っても大丈夫なようにということも含めてです。

広告主は気づいているのか…

広告のリクエストは数が多すぎる
リダイレクト先を差し替えられたら証拠が残らない(チェックするなら“今”流れている広告)

 上記の理由から、メディアや開発者、(善良な)アドテク関連企業が調査をするのには限界があります。
 つまり最も確実なのは、広告主がどこに広告を流したかという源泉から調べることですが、広告主がこのことに気づいていないとしたら、この状況はまだまだ続くのかもしれません。

 また、冒頭でご紹介したSmartNewsは、下記のようにコメントしており、続報が待たれます。

問題の原因を特定し、対処するため、ぜひ、ユーザの皆様のご協力をいただきたく思っています。
上記の現象が起こった場合、どのURLの記事を閲覧中に発生したかを、設定画面の中にある「不具合報告・ご意見」からご連絡ください。

▼参考リンク
martNewsを読んでいる途中で勝手にApp Storeへ移動する現象について

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