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2014年度、スマホ利用料は低価格へ向かう

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by [2014年4月10日]

 4月に入り、携帯キャリアが新しい動きを見せ始めている。これまで騒がれてきたMNPキャッシュバックは、新年度に入ってからめっきり減ったようだ。「MNP乞食」のサイトには、「氷河期がきた」との文章まであった。

 背景には総務省による調整などがあったとの声もあるが、さまざまな問題が指摘されてきたMNP競争に一応の決着がついたかたちだ。日経コミュニケーションの堀越 功氏は、ITproの記事で次のように指摘している。「これまで各社がMNPユーザーのキャッシュバック用に割り当てていた多額の販促費を、各種割引サービスや長期ユーザーの優遇策へと配分を変えてくる可能性もあるだろう」

 キャリアもすでに動きはじめている。4月9日付けの朝日新聞によると、NTTドコモは完全定額制の通話プランを国内ではじめて導入する。6月1日からスタートするこのプランは、月2700円程度で国内通話が好きなだけ利用できるというもの。この通話プランの導入により、月々の料金はこれまでに比べ2000円程度安くなるという。

 KDDIも黙って見ているわけではない。複数端末でデータ量を分け合えるデータシェアプランを6月1日からスタートさせる。

格安キャリアとワイモバイルの登場

 
 格安キャリアの登場も見逃せない。イオンは3月31日に、SIMフリーのNexus4と日本通信のSIMカードのセットを、端末代込みで月額2980円で利用できる格安プランを発表した。ローコストキャリアとして、既存キャリアに対して殴り込みをかける。

 それに先立つ3月27日には、ヤフー・ジャパンがソフトバンクからイー・アクセスの株式を取得し、携帯キャリア事業を開始すると発表。イー・モバイルとウィルコムの合併会社が、ヤフー・ジャパンの子会社となり、「ワイモバイル」として6月1日からスタートする。

 ヤフーの宮坂社長は「いわゆるLCC(Low Cost Carrier)としてのサービスを打ち出すのか未定」としている。だが、真偽は不明ながら、一部では「基本料580円、インターネット接続料500円(Yahoo!プレミアム月額利用料含む)、パケット通信料はS、M、Lの3タイプで、1GバイトまでのSプランが980円、3GバイトまでのMプランが1980円、10GバイトまででSIMカード3枚までデータシェア可能なLプランが4980円」との情報もではじめている。

 携帯業界に詳しい法林岳之氏は、Impress Watch Video内の動画のなかで、「ワイモバイル」設立の背景として、スプリント買収により疲弊したソフトバンクの懐事情と、周波数割り当てに関する事情を指摘している。「ワイモバイル」は当面はAndroid端末に特化するとみられるが、国内最大級のインターネット会社が手掛けるモバイル事業に注目が集まっている。

 さまざまな動きがみられた年度初めだが、ユーザーとしてはスマホ利用料は低価格へと向かうことを期待したい。
  
記者の眼 – キャッシュバック終焉、ワイモバイル誕生──2014年度のモバイル競争を読む:ITpro
「ワイモバイル」誕生にみるヤフー、グーグル、ソフトバンクそれぞれの事情 日経トレンディネット
イオンがNexus 4と音声通話付きSIMカードをセットにした「イオンのスマートフォン」を4月に発売 – ガジェット通信
法林岳之のケータイしようぜ!!-ワイモバイルってなに? – Impress Watch Video

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