AgIC

電子回路をペンやインクジェットプリンターで!AgIC Printの事前予約開始

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by [2014年4月07日]

ベンチャー企業AgICの画期的なプロジェクト、AgIC Printがついに動き出した。
このAgIC Printキットは一般家庭でも電子回路を簡単に描くことを可能にするものである。4月5日までKickstarterで資金調達をしていたが、目標の3万ドルを大きく上回る約8万ドルの資金を調達し、AgIC Printキットの事前予約の受付を開始した。

電子回路をペンやインクジェットプリンターで

AgICの名前の由来にもなっていると思われる、ナノサイズの銀粒子(Ag)を含む導電性のインク、銀ナノインクを使って電子回路の簡単な作成を可能にしたのがAgIC Printキットだ。
AgIC Printキットを使えば、今までのようにブレッドボードやはんだを用いなくても、ペンで書くだけで簡単に電子回路を作成できるようになる。また、このAgIC Printキットのすごいところは家庭用のインクジェットプリンタを使った電子回路の印刷まで可能にしてしまうところだ。プリンタを使えば専門のプリント基板製造業者に依頼しなければ作れなかったような電子回路までも簡単に作成できるようになる。ちょっとしたセンサを自分で作ったり、回路を印刷した紙でモーター付き紙飛行機を作ったり、専門的な装置がなくても色々なものを自宅で作れるようにもなる。

Kickstarterでも好評

クラウドファンディングサービスとして有名なKickstarterでも「AgIC」は非常に好評で、目標の倍以上の資金を調達することに成功した。
Kickstarterでは出資額に応じた見返りとして、USBに挿すことでLEDが光るオーダーメイドのUSB名刺や導電性の筆ペンやマーカー、家庭用プリンタで回路印刷を行えるようにするためのDIYキット、回路印刷用に調整済みのプリンタなどを用意していた。

事前予約開始


4月5日、Kickstarterで目標以上の資金調達を終えたのを受け、AgICは「導電性マーカーとボタン電池のセット(29ドル)」、「家庭用のインクジェットプリンタで回路の印刷を行うためのDIYキット(299ドル)」、「回路印刷用に調整済のプリンタ(599ドル)」の事前予約の受付を始めた。(記事内下部リンクより予約可能。)
DIYキットを購入して回路の印刷を行うためには、プリンターを自前で用意する必要があるが、インク注入器の利用できるプリンタが推奨されている。また、新品のプリンタの購入を推奨している。既に通常の印刷に利用しているプリンタをDIYキットで回路印刷用に調整する場合には、内部に残ったインクを完全に除去する必要がある。

最近は3DプリンタやArduinoなどが登場し、ニコニコ動画でも「作ってみた」というタグを目にすることも増えてきた。「自分の手でモノを作りたい」というのはおそらくいつの時代にも存在するニーズだろう。AgIC Printは、電子回路に馴染みのある人が以前よりも簡単に回路を作れるようにするだけでなく、電子回路に触れたことがない人にも、子供の頃折り紙で感じていたような「モノを作る喜び」を与えるかもしれない。

AgIC – Bring the fun

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