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連載:IT因縁話「VGA≠画面解像度(3)~PS/2と共にデビューしたVGA~」

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by [2014年4月02日]

▼連載目次▼
はじまりはMDA・CGAから
PC/ATのために開発されたEGA
PS/2と共にデビューしたVGA
IBM PCでの日本語対応
・IBMによるハードウェア支配の終わり
▲目次▲

PS/2と共にデビューしたVGA

現在もPC/AT互換機(あるいはWindowsパソコン)のグラフィック機能で基準となっているVGA(Video Graphics Array)が発表されたのは1987年、IBMのパソコン事業にとって重要な転機となった、Personal System/2、略してPS/2と総称される次世代PCの発表と同時でした。

PS/2は登場当時、PC/ATに代わるべき次世代機と見なされていたシリーズで、ソフトウェア面でのPC/ATとの上位互換性は維持しつつ拡張スロットなどの規格を一新、従来機種とのハードウェア互換性を捨てて性能向上を図ったものでした。このPS/2の標準搭載グラフィックコントローラとして採用されたのが、VGAだったのです。

VGA・EGA・CGA・MDAの解像度比較図
CGA→EGA→VGAと順当に縦方向の解像度が大きくなり、VGAでようやく地上波アナログ放送用テレビ並みの縦横比4:3となった。

VGAはCGAおよびEGAのサポートしていた全画面モードに加え、640×480ピクセルで16,777,216色中16色あるいは320×240ピクセルで16,777,216色中256色の2つの新しい画面モードを追加しました。

ちなみに画面の水平同期周波数は31.5kHzで、CGAやNTSCビデオ信号で用いられていた15.75kHzの2倍の値が選ばれて回路構成の簡素化に工夫が凝らされています。

(次回、『IBM PCでの日本語対応』に続きます)

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