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まさか自分が!?LINE友だちは脱法友だち

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by [2014年3月25日]

「△△ちゃん、こんにちは(^o^) この前、合コンで一緒になった●●です!■■ちゃんからメアド教えて貰いました!また今度、ご飯に行きましょう~!」

人数合わせでイヤイヤ参加した合コン。しかもメアド教えてない男子からメールが来た。はぁ?勝手に私のメアド教えてるし、なんなの…。

連絡先を教えた覚えのない人からの、突然のメールや電話。驚きますよね?

共通の知人は善意であなたの連絡先を共有したのかもしれませんが、あなたの連絡先があなたの知らないところで無断でやり取りされたことに対して、モヤッとする方も居るでしょう。

控え目な人にありがちな「苦手な人だから、あえて交換せずにいた連絡先を、知人に勝手に教えられてしまった…」という事例や、「ストーカー・DV被害から逃げていたのに、事情を知らない知人に勝手に連絡先を教えられてしまった…」といった危険な事例もあります。

こうした話を聞いたとき、私たちは「あるある。そういう迷惑な人、いるよね」という被害者の目線で考えがちです。しかし、気付かないうちに私たち自身が「加害者」になっていたとしたら…。

今回は、LINEを普通に使っているだけで「不法行為を行う加害者」になってしまう可能性について考えてみます。

電話帳のアップロードは違法!?

一般的に、電話番号やメールアドレスは個人情報とされます。こうした知人の個人情報の集合体である電話帳データを、知人の許可なしにLINEに渡した場合、知人のプライバシーを侵害したとして、民法709条の不法行為にあたる可能性があるのです。

民法 第709条(不法行為による損害賠償)
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

自分の個人情報を許可なく共有されてしまう行為には誰もが不快感を抱くが…

LINEへ知人の許可なく個人情報(アドレス帳)をアップロードする行為にリスクを感じている人はどれほどいるだろう…?

LINEに責任は無いの?

電話帳データを収集する仕組みを提供しているLINE側も、知人の許可が無いと知りながら、ユーザーから個人情報の提供を受けていた場合、個人情報保護法第17条違反に該当する可能性があります。

個人情報の保護に関する法律 第十七条(適正な取得)
個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。

損害賠償請求を受ける可能性も…

知人の許可なく電話帳データのやり取りをしたユーザーとLINEは、共に不法行為責任を問われ、知人本人から損害賠償請求を受ける可能性も否定できません。ただし、個人情報を提供された知人もLINEを利用している場合は、知人もLINEの利用規約に同意しているので、ユーザーもLINEも責任を問われません。不法行為を相殺しているかたちになりますね。

誰にとっても他人事じゃない!

不法行為!損害賠償!という言葉が並ぶと、たかが電話帳アップロードくらいで大げさな…とか、みんな使っているLINEだから安心なのに…と感じる方が大多数かもしれません。

しかし、もしあなたの知人が、あなたの知らないサービスの利用規約に同意して、あなたの個人情報が載っている電話帳データを、あなたの知らないサービスに勝手にアップロードしたら、と想像してみてください。あなたには、知人の利用しているサービスが信頼できるものなのかを判断するチャンスも与えられません。そして、そのサービスが個人情報流出事故を起こした場合、あなたはサービスを利用してもいなければ規約に同意したわけでもないのに、流出事故の被害に遭うリスクだけは負うことになります。

問題は「他人の個人情報の取り扱いについて、勝手に同意している仕組み」にあるのです。

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