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連載:ITエロ進化論「アナログRGBでより綺麗な肌色を(5)~3D最強もエロ最強ではなかった~」

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by [2014年3月14日]


前回から引き続き、連載「アナログRGBで肌色を!」をお送りします。

▼連載「アナログRGBで肌色を!」目次
1.そもそも色の数を増やさねばならなかった
2.アナログRGBの罠
3.必ずしもエロに最適ではなかった高画質グラフィックカード
4.突出した性能は出なくとも エロ最強だったATIのRageシリーズ
5.3D最強もエロ最強ではなかった(今回の記事)
▲連載目次▲

3D最強もエロ最強ではなかった

1990年代末以降、3Dグラフィック描画の発達とともに急速にシェアを伸ばしたグラフィックチップメーカーの一つにNVIDIAがあります。

現在ではスマートフォンあるいはタブレット向けのTegraシリーズでもおなじみの会社ですが、同社製グラフィックコントローラは初代NV1からGeForce 4シリーズくらいまで、ことアナログ画質に限れば最低に近い評価でした。

Canopus
SPECTRA WX25 + SSH Type B
GeForce4 Ti4600 搭載では最良の画質を謳われたグラフィックカード。ご覧の通りいわゆるVGAコネクタに代え、外乱ノイズに強いBNCコネクタ+同軸ケーブルを5組用いてアナログRGB出力する交換用オプションパーツ(※ミドルレンジ以上のCRTでは5BNC入力に対応する機種が珍しくなく、5BNC-5BNC接続で最良の画質が得られた)も用意されていたが、それでも飛び抜けて素晴らしい画質が得られたとは言いがたかった。

同社製チップはとにかく3D描画が速くて高機能で、3DのFPSゲームなどをプレイするユーザーの強い支持を集めたのですが、そんな支持者たちですら同社製チップ搭載カードのアナログ画質の悪さには閉口したものでした。

そんな状況でしたからエロ動画視聴を愛するユーザーの間でもGeforceシリーズのアナログRGB出力の画質評価は控えめに言っても良いものではなく、ことに画質チューンで最良と評価されていたメーカー製のカードですら、(同チップ搭載カード中では最高画質と評されたものの)あまり良い評価が得られませんでした。

このあたりはドライバ内蔵の専用ユーティリティである程度調整できたのですが、筆者の周りでも調整を追い込んだ末にあまりの画質の悪さに見切りをつけて手放したユーザーがいたほどでした。

仕切り直しを強いた液晶ディスプレイへの移行

最終的に、これまで記してきたようなディスプレイ出力にかかる画質問題を終わらせたのは2000年代後半以降のCRTの液晶ディスプレイ(LCD)への急速な移行でした。

内部的にアナログ回路の塊と言えるCRTと異なり、デジタルな内部回路を持つLCDの場合、デジタルRGBの方がより低コストかつ高画質(アナログRGB接続の場合、一端グラフィックカードなどでデジタルデータをアナログ変換し、受け取ったLCD側で再度アナログ→デジタル変換を行う必要があり、劣化が生じます)で映像信号を伝送できます。

そのためDVIやHDMI、Display Portなどのシリアル通信を利用したデジタル接続が実用化され、以後は「画質」を議論する際にグラフィックカードが問題となることはほぼなくなったのでありました。

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