RADEON 1900XTXAdvanced Micro Devices(AMD)との合併直前に開発・発表されたATI名義でのRADEONシリーズ最後のハイエンド機種。なおRADEONシリーズは現在もAMDにより開発・販売が継続している。

連載:ITエロ進化論「アナログRGBで肌色を!(4)~突出した性能は出なくともエロ最強だったATIのRageシリーズ~」

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by [2014年3月13日]

前回から引き続き、連載「アナログRGBで肌色を!」をお送りします。

▼連載「アナログRGBで肌色を!」目次
1.そもそも色の数を増やさねばならなかった
2.アナログRGBの罠
3.必ずしもエロに最適ではなかった高画質グラフィックカード
4.突出した性能は出なくとも エロ最強だったATIのRageシリーズ(今回の記事)
5.3D最強もエロ最強ではなかった
▲連載目次▲

突出した性能は出なくとも
エロ最強だったATIのRageシリーズ

ハイエンドの高画質で定評のあるカードがエロに不向きだった一方で、絶対的な描画性能では見劣りしドライバサポートにやや難があることを承知の上で、肌色が艶っぽく色っぽく発色されること、それにDVDの動画再生支援機能を持っていること、という3点を評価してATI Technologies(現・AMD)のRageシリーズ(中でも中期のRage Proシリーズ以降)というグラフィックカードを(アダルト)動画視聴に最適と支持するユーザーが少なくありませんでした。

実際、ATI Technologies自身もそうした評価を理解していたらしく、All-in-Wonderと称してRageシリーズを搭載したグラフィックカードにTVチューナーを追加した、「TV番組視聴もDVD再生もこれ一枚で!」という製品を販売したりしていました。

当時、いわゆる自作パソコンの作成に血道を上げていた筆者はそれなりに多種多様なグラフィックカードを使用していましたが、このRageシリーズでの動画再生の発色や描画は何とも言えない特徴的かつ印象的なものだったのを覚えています。

実は、1990年代後半のApple Macintoshでは多くの機種でこのRageシリーズが標準搭載されていて、あの初代iMacに搭載されたのもこのシリーズの廉価版でした。つまり、アナログRGBの時代を通じ、このRageシリーズの画質と色調,動画再生支援機能はAppleのお眼鏡にかなうものだったわけです。

RADEON 1900XTX
Advanced Micro Devices(AMD)との合併直前に開発・発表されたATI名義でのRADEONシリーズ最後のハイエンド機種。なおRADEONシリーズは現在もAMDにより開発・販売が継続している。

ちなみにATI Technologiesはその後NVIDIAのGeForceシリーズに対抗するため、RADEONシリーズという3Dグラフィック機能を大幅強化したGPUを開発・販売するようになったのですが、これらの製品でも(かなり抑え気味になっていましたが)艶っぽいアナログRGB出力の色特性と強力な動画再生支援機能は健在で画質が良く、Rageシリーズ同様にその種の用途向けには根強い支持がありました。

(次回、『3D最強もエロ最強ではなかった』(3/14配信予定)に続く)

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