mixi

mixi、ニュースコメントから読み取る『限界集落』の住民たち

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2014年2月18日]

意外(?)と元気な「限界集落」

ログインなしで閲覧可能になったmixiニュースのトップページ(http://news.mixi.jp/)

「web上の限界集落」とも揶揄されるmixi。今、同社はゲーム『モンスターストライク』のヒットでブログサービスからの転換期を迎えようとしている一方、いまだmixiブログを利用し続ける「mixi限界集落民」が居る。一体、彼らはどのような人物像なのだろうか? 筆者の興味は尽きない。

1月28日、これまでクローズドであったmixiニュースはログインなしで閲覧可能となった。mixiニュースの面白いところは、ヤフーニュースと同様に、ユーザーからのコメントが閲覧できる点だ。ヤフーニュースのコメント欄は「ヤフコメ」といわれ、ユニークな論調で知られる。ニュースに対するコメントは、その住人の特徴を端的に表しているとも言える。mixiニュースのコメント欄にも「ヤフコメ」のような論調はあるのだろうか。筆者は今回、mixiニュースのコメント欄と「ヤフコメ」を比較してみることにした。

橋下氏 大阪都構想で6時間熱弁/毎日新聞

左・ヤフコメ 右・mixiニュース <橋下市長>6時間熱弁 大阪出直し選、意義訴え「質問会」/毎日新聞(2月16日配信)

mixiニュースもヤフーニュースも、通信社・新聞社・ウェブメディアといった媒体から記事の提供をうけている。同じ新聞社から提供をうけているので、配信している記事が被る場合も多い。筆者が比較対象としてまず選んだのが、毎日新聞が2月16日付けで配信した下記タイトルの記事だ。

『<橋下市長>6時間熱弁 大阪出直し選、意義訴え「質問会」』

内容は大阪都構想が市議会に受け入れなかったとして、「出直し選挙」を発表した橋下徹大阪市長が、報道陣を対象に6時間かけて「質問会」をしたというもの。

この記事に関して、ヤフコメとmixiで最も支持を受けていたコメントは以下である。
ヤフコメ:「6時間もやった割には短い記事やな?寝てた?」
質問会を傍聴した記者をやんわりと皮肉るところに、ヤフコメユーザーのマスコミ批判を厭わない姿勢が感じられる。

mixi:「記者からではなく、市民から質問を受けるのが筋じゃないの?」
一方、mixiは市民感覚なコメント。たしかに、マスコミを対象にするだけでなく、かたちだけでも市民との対話集会という形式にしといたほうがよかったのかもしれない。なかなか説得力のあるコメントだ。

同時に「説明不足だと言うから徹底的に説明したら、それはそれで噛み付くアンチ達。結局、最初に「否定ありき」なんですね(mixi)」というネットユーザに対する諫言や、「時間制限を設けない徹底した記者会見はスゴい!(ヤフコメ)」といった橋下市長を擁護する声もそれなりの支持を得ていた。

意外と庶民的? 限界集落の論壇

時事通信が2月17日に配信した

「大雪、物流に影響続く=コンビニ臨時休業も」

という記事で最も支持を得ていたのは、それぞれ以下のコメントである。
ヤフコメ:「去年も雪で、関東の交通網ダメになった。そろそろ、雪への備えをしようよ」
mixi:「何かあるとトラックが悪者扱いでトラック無くせば良いとか言われるけど、いかにみんなの生活支えてるかわかって欲しいね」

また、オリコンスタイルが2月9日付けで配信した

「サザエさん、永井さんラストは“波平”主役 心温まるエピソードで幕」

という記事に対するコメントでは、それぞれ
ヤフコメ:「追悼のコメントも出せない○○テレビは本当クソ」
mixi:「追悼のテロップすらあってもよかったのでは?(’-’*)」
と論調をともにした。

mixiもヤフコメも共にネットユーザーらしく批判精神に富んでいるという点では変わりがない。しかし敢えて特徴を読み取るならば、mixiニュースでは上記の橋下市長や大雪の記事に関するコメントにおいて、庶民的なコメントが顕著だったことだ。サザエさんの記事に関しても、追悼メッセージ掲載しなかったテレビ局への批判という点では両者とも共通しているが、mixiのほうがやんわりとした物言いだった。

攻撃的とも言える先鋭な性格を持つヤフコメに対して、mixiの住民たちはいまだ限界集落らしい純朴さを残しているのかもしれない。

コメントは受け付けていません。

PageTopへ