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アジア圏がアメリカのテック業界を救う

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by [2014年2月06日]

AppleやGoogle、Facebook、Yahooなどのアメリカ大手テック会社から2013年第4四半期の決算が発表されており、概ねポジティブな結果となっています。しかし、アメリカテック業界の今期における成功は、アジア圏無しには成し得なかった事でしょう。アジア圏がアメリカテック業界に与えた良い影響を、米Mashableが具体的に報じています。

画像引用:mashable

Appleアジア圏での著しい成長

Appleの決算書によると、中国、香港、台湾からの収益が88億4000万ドルに昇り、前年度比で29%の増加になっています。中国圏からの収益増加率が最も顕著で、アメリカ圏での収益増加率がマイナス(-1%)になっています。アメリカ圏からの収益は200億1000万ドルもあり、中国圏からの収益の約2.2倍程あるのですが、成長に陰りが差してきたアメリカ圏を、中国圏の成長率がカバーした形になりました。今期、中国圏からの収益が、Appleの収益の約15%を占めました。また、約7億6000万人の利用者を誇るChina Moblileとの提携しており、来期以降も継続的な増収が見込めます。更に、日本における収益の増加は、同社にとって明るい結果をもたらしてくれました。日本最大のキャリアNTT DoCoMoと提携し、iPhoneの発売が開始されており、日本における収益が49億5000万ドル(前年度比11%増加)まで飛躍しました。

Googleのお荷物MotorolaをLenovoが買収

2012年の5月に125億ドルの巨額でMotorolaを買収したGoogleですが、同社から販売された携帯端末は僅か数機種にとどまり、Motorolaからの損失に歯止めがかからない状態でした。そんな中、Lenovoが29億1000万ドルでMotorola携帯事業を買収し、Googleの損失を食い止めた形になりました。

Facebook利用者の成長が最も著しいアジア圏

現在アジア圏のFacebook月間アクティブユーザーは、3億6800万人にも昇り、最も増加率が高いエリアになっています。Facebook利用者が最も存在する都市がタイのバンコクになるなど、アメリカ圏での利用者が減少している中、Facebookもまた、アジア圏市場に助けられた形になりました。

Yahooの収益の約2倍を計上したAlibabaの収益

Yahooは、メディア広告事業でFacebookに追い越されるなど、本業で芳しくない業績が続く中、救世主となったのが中国でE-Commerceを運営するAlibabaです。Yahooは、Alibabaに出資しており、20%の株式を保有しています。2013年第3四半期にAlibabaの収益が、Yahooの収益の約2倍になるなど、中国E-commerce会社がYahooの価値を高めています。また、中国特有の記念日11月11日(独身を祝う日)には、24時間で約57億ドルのお金が同サイトで使われたと言われており、来四半期は更に明るい結果になる事でしょう。

元Googleの開発責任者Hugo Barra氏が中国で爆発的に売れているスマートフォンを販売するXiaomiにヘッドハントされ、Microsoftも新しいCEOにインドに強いバックボーンを持つSatya Nadella氏を起用し、インド圏での事業開発に力点を置く事が予測されています。このように、アメリカのテック業界の重鎮達にとって、アジア圏をいかに開拓するかが今後の成功への鍵となってくる事は明らかでしょう。

▼参考記事はコチラ
5 Ways Asia Saved the Giants of American Tech

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