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激戦のメッセンジャーサービス界隈ではユーザー数の水増しが常態化

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by [2014年2月04日]

最近、「メッセージングアプリの登録者が急激に増加」「ダウンロード数が1年で○○%増加!」などと題された記事をあちこちで見かけるようになりました。日本ではLINEユーザーが3億人を突破するなど、世間から注目の的になっています。しかし、シンガポールのメディア『Tech in Asia』は、利用者やダウンロード数などのメッセージングアプリ各社から発表されている数値に疑問を隠せないと報じています。

画像引用:Tech in Asia

アプリ利用者という定義の曖昧さ

アプリ利用者という分類には、無料アプリを好奇心でダウンロードしたっきり、全くもって利用していない人達も含まれています。Tech in Asiaは果たして無料サンプルを配った全員を顧客と呼んでもいいのだろうか、と無料アプリを無料商品サンプルに例えて持論を展開しています。本当にアプリを必要としている人は、最低でも1ヶ月に1回は利用するそうで、私達が本当に着目すべき数値はMAU(月間アクティブユーザー)だそうです。では、MAUを発表しているメッセージングアプリは無いのでしょうか?

MAUを発表しているWhatsAppとWeChat

現在MAUを発表しているメッセージングアプリは、『WhatsApp』とTencentからリリースされている『WeChat』です。Tencentは香港証券取引所に上場しており、WeChatのMAUを開示する事が義務付けられています。WhatsAppは、非上場なので開示する義務はないのですが、MAUを開示しています。同アプリは有料なので、ダウンロードした人数のほとんどがアクティブな利用者になる、という事なのでしょうか。現在、WhatsAppとWeChatはそれぞれ、4億3000万人と2億7200万人のMAUを獲得しています。

他メッセージングアプリの動き

LINEは、シェアが大きい3つの国(日本、タイ、台湾)でMAUを開示しています。しかし、実際のMAUは公表されておらず、70%~80%の利用者が月間アクティブユーザーだ、という形で発表されています。世界で一体どれだけの人がアクティブなのかはわかりません。世界全土での具体的な数値が発表されない限り、LINEとWhatsAppやWeChatを正確に比較する事は難しいのではないでしょうか。また、韓国で広く普及している『KaKao Talk』は利用者数だけ公開しており、MAUについての具体的な発表はありません

このように、月間アクティブユーザー数を公開するメッセージングアプリアプリはまだまだ限られています。利用者、登録者、アクティブユーザーの具体的な違いを認識しないまま数字だけに踊らされている現状に一石を投じた話題ですが、これから具体的な利用人数を開示するアプリは増えるのでしょうか。
また、ソーシャルメディアのFacebookでも、フェイクアカウントが蔓延っており、その数は約1億4000万人にのぼると言われています。フェイクアカウント数の過多による、MAUの有効性への疑問を解消すべく、FacebookはMAUだけではく日刊アクティブユーザー数も発表しています。しかし、電話番号一台につき1つしかアカウントを作れないメッセージングアプリに対して、いくらでもユーザー登録が出来てしまうFacebookなどのソーシャルメディアは、アクティブユーザーの信憑性が問われる事でしょう。

▼参考記事はコチラ
It’s time for messaging apps to quit the bullshit numbers and tell us how many users are active
Facebook has no idea how many fake accounts it has — but it could be nearly 140M

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