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AndroidのDTMアプリがすごいことになっていた2014【お気軽に無料編】

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by [2014年2月06日]

 この特集ではAndroidで楽しめる定番~最新の音楽制作用アプリを紹介します。名だたるDTMメーカーが続々とアプリをリリースするiOSと比較すると、Androidは本数的にもまだまだではありますが、FL Studio Mobileのような本格的な音楽制作アプリも登場しはじめています。また、Androidスマートフォンやタブレットが年々高性能化するのにあわせて、以前からリリースされているアプリもバージョンアップを重ね性能が向上しています。

 今回は、無料編ということで、Lite版やDemo版も含めて紹介していますが、演奏を楽しんだり、シンセサイザーの音作りを体験するには十分なものばかりです。「DTMって何?」というみなさんもぜひ遊んでみてください。

※DTM(DeskTopMusic)とは、パソコンを中心にした机の上で完結する音楽制作のこと。ソフトウェアだけでも制作は可能ですが、オーディオ・インターフェースやキーボードなど小型のハードウェアを組み合わせるのが一般的。現在はモバイルデバイスに対応する機器も増えてきています。

  • AndroidのDTMアプリがすごいことになっていた【お気軽に無料編】
  • AndroidのDTMアプリがすごいことになっていた【本格的に有料編】
  • EDM系トラック制作アプリ『Caustic 3』


     本格派モジュール式グルーヴアプリ『Caustic』の最新版。多くの音源が追加され、幅広いジャンルに対応可能となりました。主な追加音源は、本格的なパッチングが行なえるモジュラーシンセ『Modular』や8バンドのハーモニック・ボコーダー『Vocoder』、チップチューン専用音源『8bitSynth』、3オペレーター仕様のFMシンセ『FMsynth』など。エフェクトは8個が追加され、各音源に2系統/計16個を使用できるほか、マスター用エフェクト・ラックも個別に用意されています。
     ピアノロールは各音源下に配置され、ほとんどのパラメータのオートメーションに対応、ソングシーケンサーも使いやすくなっています。デバイス条件は「1GHz以上のARMv7プロセッサ」ということで、旧型端末でもサクサク動くのが良い点です。無料のエレクトロニック音楽制作アプリとしてはイチオシです。

    関連記事 → エレクトロ系モジュールを搭載した本格的なDAWアプリ

    Caustic 3
    開発:Single Cell Software 価格:無料
    フルバージョン(999円)では、曲の保存、WAV、OGG、MIDIへのエクスポートが可能。iOS版は有料のみ(1,000円)。
    Caustic 3Caustic

    サンプラー&シンセアプリ『Bass Drop Drum and Bass LITE』


     ダーティなドラムンベース音源を搭載したサンプラーアプリ。ベース/ドラム/SEなどのループ素材を24個のパッドにアサインしてプレイが行なえ、同時に5音色搭載のキーボード(ピッチベンド/ADSR搭載)の演奏も可能です。パッド機能にはピッチ、ボリューム、ループ&ラッチ、拍選択(5種類)などが搭載されています。オートテンポやテンポ設定は無く、各ピッチを変更するだけのイージーなアプリですが、これがなかなか楽しめるんです。有料版ではダブステップ音源を搭載したバージョンもラインナップされています。

    関連記事 → WobbleやGrowlもお手のもの!手軽にダブステップを作る専用スタジオ

    Bass Drop Drum and Bass LITE
    開発:Fresh Touch Media 価格:無料
    追加音色がある有料版は394円。iOS版はiPhone用、iPad用ともに200円。
    Bass Drop Drum and Bass LITEBass Drop Drum and Bass HD

    ループトラック系スタジオアプリ『PocketBand Lite』


     ドラム/シンセ/モジュレーター/アルペジエーター/オーディオなどの音源を搭載したループ系スタジオアプリ。最大5トラック(同一音源可)、4小節(1/2/4小節)までのループバンクを6つまで組み合わせてソング作成を行なう仕組みで、打ち込み方法は、ドラムは16ステップ、シンセはピアノロール、モジュレーターはLFO波形画面、アルペジエーターはコード指定と16ステップ、オーディオはマイク録音の波形エディットといったスタイルです。シンセとアルペジエーター共通のプリセット音色は18カテゴリー/60種類程度が無料で使用できるほか、各トラックには10種類のエフェクトと2種類のセンド用エフェクトなど本格的な仕様となっています。作品は着信音で使用したり、専用コミュニティで公開(データ共有可)することも可能です。

    関連記事 → 本格的なダンスミュージック系DAWアプリ「Uloops Studio Pro」

    PocketBand Lite
    開発:2beat 価格:無料
    サンプラー機能によるライブラリからの録音またはインポートや、追加シンセ音色×150、追加ドラムセット×40、録音容量が100MBに、ソングが32ループに、ループが16チャンネルになる有料のPro版は956円。
    PocketBand Lite

    グルーヴボックスアプリ『RD4 Groovebox Demo』


     RD3の上位版で、2基のアナログ・モノシンセ、1基のベースマシン、1基のドラムマシンで構成されたグルーヴシーケンサーアプリ。各音源にピアノロール方式のパターンシーケンサー(1/16&32分解能、最大8小節)を搭載し、最大99小節までのソングを組み立て可能です(デモ版は保存機能無)。
     モノシンセは3オシレーター(波形6種)、フィルター(エンベロープ有)、エンベロープ、ピッチ(ベンド、グライド)と本格仕様で、MOOGのようなファットなベース/リードを得意としています。ベースマシンはTB-303クローンで内蔵の16ステップシーケンサーに打ち込む方式です。ドラムマシンは8パートのPCM波形音源で往年のアナログ&PCMマシンなど10種類のキットが用意されています(デモ版は1種類のみ)。
     エフェクトは5タイプ/4系統で使え、ミキサーで各音源に自由にセンドすることが可能です。各エフェクトのパラメータは専用X/Yパッドで、設定やパフォーマンス・プレイが可能です。なお、RD4は7&10インチのタブレット用に設計されており、NEXUS系などのパワーのある端末が必須です。

    関連記事 → EDMに最適!シンセも搭載した303/808クローンアプリ

    RD4 Groovebox Demo
    開発:mikrosonic 価格:無料
    広告無し、ソング保存、追加ドラムキット×9、オーディオループのエクスポート、ソングのレコーディングと共有ができる有料版は500円。iOS版も基本無料でアプリ内課金(600円)でフルバージョンにすることが可能。
    RD4 Groovebox DemoRD4 – Groovebox

    MPC系サンプラーアプリ『SPC Music Sketchpad 2 Demo』


     16個のサンプラーパッドを搭載したMPC系のサンプラーアプリ。各パッドの音源はプリセットを利用する以外にWAVのインポート(最大24bit/96kHz)や内蔵マイクからのソースを利用可能で波形編集機能も搭載しています。トラック制作では、各パッドの16ステップシーケンサーで音程やアクセントなどをプログラムして、フレーズを作成していきます(分解能1/32~1/4)。エフェクトは5タイプ/4系統で使用でき、専用X/Yパッドでコントロールが可能です。プレイスタイルとしては、パッドにはワンショット/ループ等のプレイモードがあり、各パッドのオン/オフで曲の展開を作るイメージです。
     有料版ではライブ・レコーディング機能や多くのインポート用音源を利用できます。RD4同様に7&10インチのタブレットで使用すると軽快にプレイできます。

    関連記事 → ループ&シーケンス機能を持ったDJ系ドラムサンプラーアプリ「SPC」

    SPC Music Sketchpad 2 Demo
    開発:mikrosonic 価格:無料
    広告無し、シーン&レコーディングの保存とライブセッションのレコーディング&エクスポートができる有料版は549円。
    SPC Music Sketchpad 2 Demo

    PixiTrackerのチップチューン音源版『PixiTracker 1bit demo』


     PixiTrackerのチップチューン音源バージョン。16個のWAV素材と、音程やボリューム設定可能な16ステップシーケンサーでパターン作成してソングを組み立てるスタイルのアプリです。作成した曲に合わせてドットキャラクターのPV映像が楽しめるモードもあります。内蔵音色は3つのキットが用意されているほか、WAV素材のインポートやマイクを使ったソースの使用、作成した曲はエクスポート機能で書き出すこともできます。ちなみにWindows(右)/OSX/Linuxで遊べる無料のPC版もあります。

    関連記事 → 8ビット系サンプラー&シーケンサー「PixiTracker」

    PixiTracker 1Bit (demo)
    開発:Alexander Zolotov 価格:無料
    保存機能がある有料版は205円。iOS版は有料のみ(200円)。
    PixiTracker 1Bit (demo)PixiTracker 1Bit (demo)

    本格派ポリフォニック・シンセサイザー『Heat Synthesizer Demo BETA』


     最大32ボイス、3オシレーター/2VCF/4エンベロープ/3LFO/2エフェクトといった本格仕様のシンセアプリ。FMやリングモジュレーション、ノイズ音源などもあり、最大10個までの内部パラメータをアサイン可能なモジュレーション・マトリックス機能も用意されています。アルペジエーターはノートやベロシティ設定が行なえるシーケンサー機能を搭載。コミュニティ機能では音色を共有することも可能です。アナログらしい太さとキレを再現しており、モジュラーシンセ・クラスのクオリティを持っています。Androidのシンセアプリとしては最高峰です。

    Heat Synthesizer Demo BETA
    開発:Nils Schneider 価格:無料
    サウンドの保存ができるPro版は371円。
    Heat Synthesizer Demo BETA

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