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牛丼、レンタルDVD、そしてスマホ…話題の「プア充」って何?

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by [2013年11月05日]

現在ネットで話題になっている「プア充」。貧乏でも充実しているから高収入は必要ない…?宗教学者の島田裕巳氏が提言した新たな言葉が物議をかもしています。これを受けてAPPREVIEWでもプア充について考えてみたいと思います。

そもそもプア充とは?

宗教学者の島田裕巳氏が提言した、高収入を求めず、そこそこ働き自分の生活を充実させていく生き方。雇用形態が変化し、「安定」という言葉が消えつつある現代。正社員への入り口は狭くなり、民間給与実態統計調査によると日本における平成23年度の平均年収は409万円(1)。そんな「プア」と言える状況でも、100円DVDや280円牛丼など、たとえお金がなくても安価なサービスが充実しているため、そこそこ働いていけば充実した生活が送れる…というのが今回提言された「プア充」という生き方のようです。

プア充に対するTwitterでの反応は…

プア充という名称がキャッチーなだけに、それを面白がる人もいれば、辛口なコメントを寄せる人も。そもそもこの言葉が出始めたことに危機感を示す人もいます。

キャッチーさゆえにノリでプア充という言葉を使う人もいれば…

否定的なコメントも目立ちます(というか否定的なコメントのほうが多い)。

充実というよりもコスパ重視を強いられている?

自ら望んで280円の牛丼を食べたり、映画館で観るより自宅でDVDを観るほうを望む人は、あまり少ないのではないでしょうか。使えるお金が少ないから、その限られた選択肢の中で最も効果の高いものを選ぼうとする傾向が高まってきていると言えます。いわゆるコストパフォーマンス重視、費用対効果重視というものですね。結果的にユニクロの収益は上がり、シェアハウスという新しい住居スタイルが生まれたのでしょう。

スマホはコスパ抜群の「プア充」ツール

スマートフォンを持ち、通信料を払いさえすれば、無限にある無料ゲームアプリで遊ぶことができ、手帳を買わずともスケジュールが管理でき、新聞を購読せずともニュースが読め、電話料金を払わずとも無料通話だってLINEがあります。料理をしたくなったら料理番組ではなくクックパッドを見て、流行を知りたくなったらTwitterを見て、ドラマが見たくなったらYouTubeを見る…と一昔前のテレビの役割はスマホアプリが担っています。それでもテレビが見たくなったらAndroid限定ですが、ワンセグがあります。購入するとしたらコストが高くつくテレビが、必要にならないという環境がスマホとスマホアプリの進化によって出来上がりつつあります。恐ろしいくらいに無料のサービスが整っているスマートフォンアプリ。もちろん中には某ゲームの廃課金ユーザーなど、一部無料とは無縁のところにいる人もいますが、賢く使えば無料で毎日を便利にしてくれるスマートフォンアプリこそ、いわゆるプア充文化を象徴しているものとも言えるでしょう。

「プア充」という概念そのものはいくらかリスクがあるようなので、今後浸透していくかどうかは不明ですが、今後も社会学者や経済学者によってこのような提言はされていくでしょう。そしてそのような文化形成の裏で、スマートフォンアプリの存在を認識できる場面が増えそうです。

参考
(1)平成23年分 民間給与実態統計調査
島田氏は“それなりの年収”を300万円に設定しています。

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