画像引用:TechCrunch

未成年をネットから守る法律、カルフォルニアで認可

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by [2013年10月15日]

9月23日、カルフォルニア州である法律が公布されました。その法律とは、同州に住む18歳以下の未成年を対象として、オンラインに載せられた不適切な投稿を削除するボタンの設置を、Facebookやその他SNSなどの事業者に義務付けるものです。この法律は2015年1月1日から施行されることになります。

今までの法律では、カルフォルニア州に住む人々からオンラインサービスを通じて個人情報を集める際、インターネットウェブサイトを始め、携帯アプリケーションやオンラインアプリケーションなどに準ずるオンライン事業を展開する事業者(以下オペレータ)は、プライバシーポリシーをサービス利用者に開示しなければいけませんでした。また、18歳未満の未成年から情報を集めているオペレータは、どのような情報が集められ、それが如何にして使われたかを利用者に知らせる義務があり、未成年の子を持つ親は、オペレータによる更なる子供の情報収集を拒否する権利がありました。この既存の法律に新たに二つの大きなポイントが加わりました。

既存の法律に加えて新たに公布された改定の内容

  1. インターネットウェブサイトを始め、携帯アプリケーションやオンラインアプリケーションなどに準ずるオンライン事業を未成年向けに展開するオペレータによる、18歳未満の未成年に対する特定の商品やサービスの広告活動を禁じました。
  2. 18歳未満の未成年が自らオンラインに投稿した情報を消す事ができることをオペレータに義務付けました。(*第三者による投稿を消すことはできないが、オペレータまたは、第三者による内容の監視を義務づけた。)

未成年への広告活動が禁じられた特定の商品やサービス

  • アルコール飲料
  • 銃器や拳銃
  • 弾薬などの武器
  • 拳銃の安全証明書
  • プロパティを改竄することが可能な塗料
  • プロパティを改竄することが可能なエッチングクリーム
  • 全てのタバコ関連商品
  • BBデバイス(モデルガン)
  • 危険な花火
  • 紫外線日焼け装置
  • エフェドリンアルカロイド(交感神経興奮剤)が含まれる栄養補助食品
  • 宝くじのチケット
  • 州で規定された薬剤
  • タトゥー
  • ボディーペイントなど
  • 猥褻的なもの
  • 電子タバコ
  • 刃物などの凶器
  • 麻薬

法律が適応されない場合

上に記したように、18歳以下の未成年を対象として、オンラインに載せられた不適切な投稿を削除するボタンの設置を、オペレータに義務付ける法律なのですが、オペレータが、未成年の利用者に投稿を消す権利を与える必要がない場合もあります。

  • 登録ユーザーが未成年か判別できなく、投稿コンテンツも匿名の場合
  • 18歳以下の未成年が個人情報を公開するための対価を受けた場合
  • 18歳以下の未成年以外の第三者によって転載された場合

―編集部の意見―

この法律は、ネット上に蔓延しているプライバシー問題や、未成年のネットから受ける悪影響などにメスをいれようというカルフォルニア州の意気込みを感じますが、果たして本当に効果は期待できるのでしょうか。既存の大手SNS系サイトはすでにこういった投稿を削除する機能を追加しており、状況が一変するとは考えにくいです。また、この法律は、他人に投稿された未成年にとって好ましくない情報を消す権利を与えてくれません。仮に原文を削除したところで、その情報をネット上から全て消すことは不可能に近いという事です。しかし、未成年に不適切な商品の広告活動をオンライン上で取り締まるという改定は、潜在的な犯罪を抑制することに繋がるのではないでしょうか。

▼原文はコチラ
消しゴムボタン法原文

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