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【TGS2013】App Annie アプリマーケットのグローバルトレンド

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by [2013年9月20日]

東京幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2013」。9月20日は「アプリマーケットのグローバルトレンド」と題して、App Annie CEOのBertrand Schmitt氏より公演がありました。

App Annieはアプリ動向を掴むために、当編集部でも大活躍しているツール。今回はCEO直々の公演とあって、楽しみでなりません。

以下は、CEO、Bertrand Shimitt氏による公演です。

App Annie概観


・App Annieは、アプリのマーケットデータに特化したサービスである。
・世界各地に110名、6箇所のオフィスがある。
・北京、サンフランシスコがヘッドクオーターオフィスである。
・セコイヤキャピタルから資金調達を受けた。
・提供しているデータは、投資家、プラットフォーマー、広告、様々な業界で活かされている。
・TOP100パブリッシャーのうちの90%以上が使用している。




■アナリティクス
自社アプリのダウンロードと売上をビジュアライズする。
30万アプリ以上で使われている。

■ストアスタッズ
過去に遡ってランキングを確認できる。

■「インテリジェンス
全てのアプリの正確なダウンロードや売上推計を扱っている。

様々なマーケットを扱っているが、最もフォーカスしているのはiOSのApp StoreとGoogleのGoogle Playである。

AppStoreのトレンド

ハイライト

・ゲームがアプリストアを後押ししている。
・App StoreとGoogle PlayのDL数はかなり近づいた。ただし、Google Playの方が僅かに勝っている。
・売上はApp Storeの方がGoogle Playの2倍。
・日本は例外的にApp StoreとGoogle Playが同等。
・市場が大きくなった部分は有料アプリではなく、アプリ内課金が占める。

ゲームのDLと売上比較(App StoreとGoogle Play合計)

・DL数はアプリ全体の40%程度だが、売上は全体の80%にも及ぶ
・さらにその売上は成長し続けている

ゲームのDLと売上の推移(App StoreとGoogle Play合計)

2012年9月を100とした場合…
・DL数:150%以上の成長
・売上:App Storeは200%の成長。Google Playも相当の勢いで伸びている。

アプリ内課金(App Store)

塗りつぶし部分→アプリ内課金で、網が有料アプリである。結果…

・ゲーム売上の伸びは殆どがアプリ内課金によるものである。
・ただし、ゲーム以外のアプリ内課金は殆ど伸びていない。

国別トレンド

2013年7月の国別ハイライト(App StoreとGoogle Play)

<国ごとのローンチ戦略>
・日本とアメリカ:App StoreとGoogle Play双方とも大きいので、両ストアにしっかりローンチする必要がある
・中国:Google Playが存在しない。非オフィシャルのAndroidストアに対応する必要がある
・韓国:App StoreよりGoogle Playの方が完全に大きい
・その他の国:Google PlayよりApp Storeの方がマネタイズできている

<これから伸びる国>
・中国のApp Store
・ロシア、サウジアラビア、メキシコとタイの新興国はDLは伸びているが、マネタイズは実現できていない
・アジア各国はゲームに対してお金を使うことに慣れている

国別DLランキング(App StoreとGoogle Play合計 2013年7月)

App StoreとGoogle PlayのDL数を合計したTOP10。
・アメリカと中国で全体の半分を占める
・アメリカ、中国、日本の順
・ほとんどの国においてGoogle PlayのDL数が多い

国別売上ランキング(App StoreとGoogle Play合計 2013年7月)

App StoreとGoogle PlayのDL数を合計したTOP10。
・売上の順位はDLランキングとはかなり様変わり
・日本、アメリカ、韓国の順
・この3カ国で世界の80%を占めている
・その他の国においては圧倒的にApp Storeが売上が立っている
・Google Playでは売上は立っていないがDL数は伸びているので、ポテンシャルは秘めている

App Store:国別ゲームランキングの変化(2012年9月→2013年7月)

・DLはアメリカ、中国、イギリス、日本の順までは変化がない。
・ロシア、サウジアラビアのDL数が伸びている。
・ただし売上で見ると、ロシアとサウジアラビアは伸びておらず、中国の伸びが目覚ましい。

Google Play:国別ゲームランキングの変化(2012年9月→2013年7月)

・Google PlayのDLは新興国が目立っている
・ただし売上で見ると新興国は入っていない
・理由はキャリア課金の不整備と、コンテンツ購入の習慣が薄いこと
・日本と韓国がアメリカを超えた

デバイストレンド

iOSデバイスによるゲームDL数

・全体に占めるiPadの割合は30%とかなり大きい
・日本はまだまだiPadの割合が少ない
・ロシアやサウジアラビアはiPadの方が多いくらいである

iOSデバイスによるゲーム売上

・全体の30%はiPadである
・特にアメリカのiPad市場は大きく、世界のiPadによる売上の40%を占める
・アメリカ市場を攻めるのであれば、iPad対応がマストである
・日本のiPhoneの売上はアメリカのそれより大きい

サブカテゴリートレンド

App Store:ゲームカテゴリー別

・DLはアクション、アーケードが多いが、売上で見るとRPG、ストラテジーが大きい

Google Play:ゲームカテゴリー別

・Google PlayはApp Storeとは異なり、DL数の大きいカテゴリーが売上でも大きくなっている

日本市場のトレンド

ゲーム売上成長率(App StoreとGoogle Play合算)

・2012年9月から2013年7月で約340%成長している
・この成長はどこまで続くかは、ドコモからiPhoneが発売されることによって、成長が続くこともあり得る

日本におけるゲームサブカテゴリーランキング(2013年7月)

<DL別>
・App Store:アクション、パズル、RPG
・Google Play:カジュアル、パズル、アーケードアクション

<売上別>
・App Store:PRG、パズル、カード
・Google Play:パズル、カジュアル、アーケードアクション

App Store:タイトル別 日本ゲームランキングの変化(2012年7月→2013年7月)

・『パズル&ドラゴンズ』は首位キープ
・LINEゲームがTOP10の内、4本がランクインしてきた
・日本市場においては国内パブリッシャーが強く、例外的に海外パブリッシャー製の『Clash of Clans』がランクイン

Google Play:タイトル別 日本ゲームランキングの変化(2012年7月→2013年7月)

・昨年リリースされていなかった『パズル&ドラゴンズ』がランクイン
・LINEゲームが5本ランクイン
・コロプラ製ゲームが3本

App Store:パブリッシャー別 日本ゲーム売上ランキング

2012年7月と2013年7月の比較。

・ガンホー、ライン、コロプラの3強
・GREE、KLab、SEGAは昨年から引き続きTOP10入り

Google Play:パブリッシャー別 日本ゲーム売上ランキング

2012年7月と2013年7月の比較。

・コロプラが1位から3位へ落ちているが、収益は昨年より断然多い
・ガンホー、ラインが強いのはApp Storeと同様

パブリッシャー別 ゲーム売上ランキングの変化(App StoreとGoogle Play合計)

・国内ではガンホー、ライン、ココプラが強い
・国外では状況が変わり、DeNA、GREEが強い。子会社や買収といった戦略が功を奏した

グローバル版:パブリッシャーとアプリのトレンド

2013年7月ハイライト:ゲームパブリッシャーとアプリ(App StoreとGoogle Play合計)

・TOP10に3タイトル、ランクイン
・夏休みニーズによって、子供向けが伸びた
・LINEがランキングの中に多く入ってきた

App Store:DL数で見るパブリッシャーランキング(2013年7月)

・ゲームロフト、エレクトロニックアーツの順
・Kingは『Candy Crush Saga』の成功
・ディズニーは夏休み子供需要で伸び

Google Play:DL数で見るパブリッシャーランキング(2013年7月)

・ゲームロフトはGoogle Playでも1位。『怪盗グルーのミニオンラッシュ』の影響

App Store:売上で見るゲームパブリッシャーランキング(2013年7月)

・DLで1位だったゲームロフトは売上で7位
・売上で上位のSupercellとKingの特徴的なことはアプリが2~3タイトルであり、タイトルが多くても収益が高いとは限らない
・ガンホーが3位であり、売上の殆どがiPhoneによるもの

Google Play:売上で見るゲームパブリッシャーランキング(2013年7月)

・TOP10ランキングのパブリッシャーは日本と韓国で殆ど占められている
・欧米パブリッシャーは3社しかいない

App Store:ゲームタイトル別 DLランキング(2013年7月)

・『怪盗グルーのミニオンラッシュ』が1位。映画とのタイアップが働いた
・Kingの『Pet Rescue Saga』は『Candy Crush Saga』からの流し込みがうまく働いた
・iOSはランキングが様変わりしやすい

Google Play:ゲームタイトル別 DLランキング(2013年7月)

・『怪盗グルーのミニオンラッシュ』が1位。
・『Temple Run2』といったように走り続けるゲームが強い

App Store:ゲームタイトル別 売上ランキング(2013年7月)

・1位が『Clash of Clans』から『candy Crush Saga』へ変わった
・2タイトルランクインしているパブリッシャーはking、Supercell、Kabam
・Kabamが売上を伸ばしているのは、アプリ内においてイベントを行ったりなど、日本ゲームを着実に学んでいる

Google Play:ゲームタイトル別 売上ランキング(2013年7月)

・『パズル&ドラゴンズ』が圧倒的に強い
・LINEが唯一、3タイトルをランクインさせているパブリッシャー

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