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SSP『アドフリくん』を使ったアドネットワーク運用について

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by [2013年9月02日]

APPREVIEWを運営する株式会社寺島情報企画では、アドフリくんというSSP(広告収益最大化ツール)を運営しています。今回は主に、既にアドフリくんを運用中のデベロッパーさんに向けて、ローンチ段階から積み重ねた経験則に基づいて収益を最大化するコツについてまとめてみました。

また、アドフリくんを未導入、もしくは収益最大化について模索中のデベロッパーさんにも、アドフリくんにご興味を持っていただければ幸いです。
ステマというより、あからさマーケティングですが、「1%残し」等のかなり具体的な配信テクニックも公開していますので、是非ご一読ください。

広告枠の追加

まずはアドフリくんへの広告枠の登録をしましょう。アドフリくんは複数広告枠/1アプリに対応しております。その場合、登録する広告枠の名前やOSを分かりやすくしておくと運用の際に便利です。

例)
○○アプリ_フッター_ios
○○アプリ_アイコン_Android

NGカテゴリの登録や、リフレッシュ頻度、トランジッションアニメーションの設定もできます。

iosアプリでアドネットワークの「APPBANK NETWORK」を使用する場合は「APPBANKプラス」への申請が可能となっております。
ただし注意事項として、「APPBANK NETWORK」にある程度インプレッションが流れている実績を作ってから申請をする事をオススメ致します。あまりにもインプレッション数、及びクリック数が少なすぎると審査落ちする場合もございます。残念ながらAPPBANK様より基準のインプレッション数などは公開されておりませんが、我々の経験から言いますと1,000インプレッション程デイリーで配信されていれば審査を通った実績がございます。

アドネットワークの申請

広告枠の追加を行い、アプリへのSDKの導入が完了しましたら、次はアドネットワークの申請を行います。アドフリくんは他社アドネットワークのSDKを導入せずにワンボタンで20アドネットワークの申請を行えるので、今まで試したことがないアドネットワークも簡単に配信する事ができます。ワクワクしますね。
ただ、20社もアドネットワークがあると「どのアドネットワークを申請すればよいか分からない…」という方もいらっしゃいますので、アドネットワーク選びのコツをお伝え致します。

◆コツその1:インプレッション(imp)が少ない広告枠の場合は3~4アドネットワーク程度の申請がベスト

アプリリリース直後などでインプレッション数が少ない広告枠については、アドネットワークをたくさん申請しすぎるのは逆にアプリの収益性を下げてしまう可能性があります。その理由は、広告枠のインプレッションが多数のアドネットワークを使う事により分散してしまい、広告主の成果が発生しづらくなってしまうからです。

ここで、アドネットワークのCPC(クリック単価)が決定される仕組みをご説明します。
アドネットワークには広告主が広告バナーを出稿しています。ゲーム系の広告主の場合、メディアの広告枠から流れてきたユーザーが「ゲームに登録をしてくれた」もしくは「ゲームアプリをダウンロードしてくれた」という行動を成果基準としています。
当然、上記の成果基準を満たしてくれるユーザーをたくさん送客してくれるメディアが優良メディアとなりますので、そういったメディアはアドネットワーク側がCPCを高く設定してくれます。
つまり、より成果(コンバージョン=CV)が発生するメディアはCPCが高くなるという事です。逆に、CVが発生しづらいメディアはCPCが低くなります。

例えば、
広告のクリック率(CTR)が1%
クリックした先の成約率(コンバージョンレート=CVR)も1%だった場合は
1件のコンバージョンが発生するためには1,000impが必要となります。

・1,000imp×CTR:1%=100CL
・100CL×CVR:1%=1CV

もちろんCTRやCVRはアプリと広告内容の相性によって上下しますが、1,000impをアドネットワークに送ると考えると、3~4アドネットワーク使用したとして3,000~4,000imp/日はないとアドネットワーク側もメディアを判断できません。
ですので、impが少ないメディアは無理にアドネットワークをたくさん申請せずに、3~4アドネットワークくらいで開始するのが得策だと考えます。そしてimpの上昇に合わせてアドネットワークを増やして行きましょう。

※こぼれ話
とあるアドネットワークは、メディアの傾向をみるためには累計で1,000~2,000CLは必要だとおっしゃってました。
1,000CLを超えてくると優良メディアか、そうでないかが判断され、単価が変動してきます。

◆コツその2:相性の良いアドネットワーク選びについて

アドネットワークを選ぶ際の選択基準について、良くメディア様から聞く話として「このアドネットワークが調子が良いと聞いているから(逆に悪いと聞いているから)」という噂や他メディアから漏れ伝わる実績を元にアドネットワークを取捨選択している方が多いと感じてます。
大枠で「正解」の場合もあるのですが、このアドネットワークの選択の仕方はあまりスマートではありません。

アドネットワークを選ぶ際に大切な事は「このアドネットワークが良い・悪い」という事ではなく
「今この瞬間にどのアドネットワークが自分のアプリと相性の良い広告を持っているか・いないか」で選ぶ事です。
実際に、とあるメディアでは収益性が悪く毛嫌いされていたアドネットワークが、他メディアでは段違いの収益性を発揮しているケースを直近でも見かけました。

アプリ別、アドネットワークのeCPM推移。アドネットワークAとBの収益性はアプリによってこんなに違う。

噂に左右されず「とりあえず相性が良いかもしれないし、使ってみるか!」の精神が大切です。そのために、当社SSP「アドフリくん」はアドネットワークを試しやすい仕様となっています!

「コツその1」のimp数と合わせて、色々なアドネットワークを使ってみてください。
まずは今まで使用していた信用のおけるアドネットワークをベースに選ぶと良いでしょう。
アドネットワーク申請をしてからタグの発行がとにかく早いアドネットワークを選ぶのも良いですね。
他に何を選べば良いか分からない場合は、アドフリくん担当にご連絡ください。その時の在庫状況に合わせてアドバイスをさせて頂きます。

アドフリくんのレポート画面は「eCPM」の推移が見やすく表示されており、アプリと相性の良いアドネットワークが一目瞭然となっています。
アプリ毎に相性の良いアドネットワークを把握して、似たようなアプリをリリースする際の参考にしてください。

◆コツその3:320×50枠にアイコンバナーを設置する

アイコン型広告を320×50枠で配信した例

現在、アイコン型のアドネットワークが流行っています。アイコン型広告のメリットは以下の通り。

  • 320×50の通常バナーと併用してもお互いの収益性を邪魔しない
  • 広告っぽくなくユーザーストレスを与えないので導入後もアクティブユーザーが減りにくい
  • 通常のバナーよりもCTRが高い
  • 面積が少ないから無理の無いスペースで実装ができる

などなど。

「アドフリくん」はアイコン型アドネットワークの収益性を研究し、対応をいち早く進めて参りました。
そこで発見したのが「320×50の通常バナー枠にアイコン型アドネットワークを導入しても収益性がかなり高い」という事。

アイコン型アドネットワークをSSPを介さずに使用しているメディアから漏れ伝わるのが、通常バナーよりも「CTRが低い」「ecpmが低い」という声です。
もちろんアイコン型アドネットワークは通常バナーとは違うニ次収益を得るためのアドネットワークなので、通常バナーと比較するものでもないのですが、ニ次収益として使用しているだけでは「もったいない」というのが当社の見解です。

是非、320×50枠でのアイコン型アドネットワークを申請してみてください。
実は「正しいeCPM」を計測すると、他のアドネットワークに負けない、むしろ勝つ?収益性を発揮してくれる場合が多いのです!

「正しいeCPM」とはアドネットワーク側の管理画面で見る「eCPM」ではなく、アドフリくんが独自計測している「eCPM」を指します。
アドフリくんでは、独自でimp計測を行い、それを元に「eCPM」を算出しています。
各アドネットワークの管理画面で表示されている「eCPM」同士を比較しても、全く比較できないものである事はみなさんご存知でしたか?

実は、各アドネットワークによって「impの定義」が違います。
とあるアドネットワークは「空き枠も含めてimpを計測」していますが、別のアドネットワークは「空き枠は計測せず、バナーを表示できた数だけimpとして計測」しています。
上記の場合は「impの定義」が違ってくるので、それを元に計算している「eCPM」も異なっており、それらを並べても全く比較ができないわけです。

繰り返しになりますが、アドフリくんでは独自でimp計測を行い、それを元に「正しいeCPM」を算出しています。ですので、各アドネットワークを「公平に比較」できます。

特にアイコン型のアドネットワークの場合はアドフリくんの独自計測で判断する事をオススメします。320×50枠でアイコンバナー(例えばアイコン4つ横並び)を配信した場合、1つの画面にアイコンを4つ表示しているのでアドネットワーク側の管理画面では「4imp」になりますが、アドフリくんの管理画面では「1imp」として計測します。
メディア側として把握するべき数字としては「1impで4つのアイコンが出ている」ので「1imp」が正解です。この場合アドネットワーク側の管理画面とimpに4倍の差が出るので、単純に「CTR」と「eCPM」も4倍となります。その「4倍のeCPM」を他の320×50バナーと比較すると・・・・。

結果は是非アイコン型バナーを320×50枠で申請してみて、お試しください!!

アドネットワークの配信比率設定について

アドフリくんではアドネットワークの配信比率設定を手動、もしくは自動で変更する事ができます。この項目では手動、自動それぞれのコツをお伝えできればと思います。

◆手動による配信比率設定について

基本「CPCでなく『eCPM』が高いアドネットワークの配信比率を高く設定する事」
この際、見るべきはアドフリくんで独自集計した「正しいeCPM」です。

例えば、
アドネットワークA:eCPM10円
アドネットワークB:eCPM20円
アドネットワークC:eCPM80円
アドネットワークD:eCPM70円
の場合

C>D>>>B>A となりますので

C(eCPM80):50%
D(eCPM70):35%
B(eCPM20):10%
A(eCPM10):5%

というようにCとDをメインで活かし、1社に頼らない「リスクヘッジ型」の配信設定でもいいですし、

C(eCPM80):80%
D(eCPM70):10%
B(eCPM20):5%
A(eCPM10):5%

というような、とにかく一番eCPMが高い1社に集中した「攻めで強気」の配信設定も良いですね。
手動で自由に設定できますので「ディベロッパーの正確やポリシー」に合わせて自由に配信設定を反映してください。

また、もう1点重要なのは「eCPMは毎日上下する」という事。
今日はアドネットワークCが良かったのに、翌日はCが下降してアドネットワークDが1番良くなっている!という事はザラにあります。(理由→広告主の広告配信状況は予算によって常に変動するため)
また、最近ではアドネットワークも広告主のニーズに合わせて時間帯指定配信を行なっているという話も聞きますので、もっと言ってしまえば「1日の中でもeCPMは上下します」。

アドフリくんは「リアルタイムレポート機能」により、1時間に1回レポートが更新されます。
毎日、毎時間の「eCPM」を確認した上で配信比率をマメに変更し「貪欲にマネタイズ!」をする事が可能となっております。(※リアルタイムレポート機能は一部のアドネットワークには対応しておりません)

◆自動配信調整機能について

「毎日『eCPM』の確認をするのがしんどい…。」
「アプリが多すぎてとてもじゃないけど全て手動では調整できない…。」
上記の悩みがあるかたには「自動配信調整機能」をオススメ致します。

「自動配信調整機能」はアドフリくんが計測する「公平なeCPM」を元に、収益性が高いアドネットワークに配信比率を自動で寄せてくれる機能となっております。
「今までアプリが多すぎて、主要アプリ以外は放置していた」という方は、放置アプリもマルっと「自動配信調整機能」をONにしてもらえれば自動でマネタイズを行いますので収益の底上げが行えます。

また、最新機能として、上記で説明した「リアルタイムレポート機能」と「自動配信調整機能」を掛けあわせた、
「リアルタイム自動配信調整機能」を実装しました。
毎時の「eCPM」を追いかけて配信比率の変更を一日に何度も自動で行うので、大変便利です!

配信比率調整のテクニック「1%残し」について

eCPMが低いアドネットワークについて、スグに配信OFFにせずに比率を「1%」だけ残すというテクニックがあります。
本当にケタはずれに効果が悪いアドネットワークであればOFFにしてしまうのも良いのですが、そこまでではないな…と思うアドネットワークは「1%」だけ比率を残しておくことをオススメ致します。

基本的に、アドネットワークは毎月抱えている広告案件が微妙に変わったりします。
もしかしたら、eCPMが低かったアドネットワークに関しても月が変わればあなたのアプリに相性の良い広告案件が入るかもしれませんが、その時にそのアドネットワークの配信比率をOFF、もしくは0%にしていると、それに気づく事もできません…。

ですので、もしインプレッションに余裕があるのであれば、そういった状況に備えて配信比率を「1%」だけ残してみてください。そうすれば、経常的にそのアドネットワークのeCPM推移をつかむことができますので、相性の良い広告案件が配信されeCPMが高くなった時に、ちゃんと配信比率をよせる事ができます。

ただ、メディアによっては「1%」が何千インプレッションに相当する大型のメディアもございますので、ケースバイケースでお試しいただければと思います!

まとめ

長文になってしまいましたが、アドフリくんを使用した広告枠運用の便利さが伝わりましたでしょうか?以下に重要ポイントをまとめますので是非ご参考ください。

  • 最初は無理せずimpに応じて利用アドネットワーク数を増やしていく事
  • アドネットワークは広告主のCVRに応じてCPCの上げ下げを行なっている事
  • 自分のアプリに相性の良い広告案件を持っているアドネットワークを把握する事
  • アドフリくん計測の「正しいeCPM」でアドネットワークを公平に比較する事
  • 「eCPM」は常に変動するので、マメにチェックして配信比率を調整する事
  • 放置アプリは「自動配信調整機能」でマネタイズを行なう事
  • おまけ:アイコン型アドネットワークは320×50枠でも収益性高い場合が多い!
  • テクニック:eCPMが悪いアドネットワークでも「1%」残し!

以上、アドフリくん担当でした。ご不明な点等ございましたら、以下までお問い合わせください。
SSP「アドフリくん」問い合わせ

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