eye

スマホ盗撮について警視庁に取材!『忍者アプリ』利用の実態が明らかに…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2013年8月15日]

あの子のスカートの中
女子高生のスカートの中をスマホのアプリで盗撮し、逮捕された20代会社員がニュースになったり、スマホによる無断撮影と思われる写真がTwitter上で話題になるなど、スマホ時代における撮影モラルの話題が熱いですね。というわけで、APPREVIEW編集部は「スマートフォンによる盗撮被害状況」についての取材を行いました。

警視庁に聞いた盗撮の現状

以下は、警視庁総務部広報課の方へのFAX取材によって得られた回答です。

──盗撮が発生しやすい場所
約40% … 駅構内
約30% … 店舗内
約20% … 電車内
(平成24年度)

編集より:盗撮現場は電車内より駅構内の方が多いようです。エスカレーターや階段などがあやしいですね。店舗内の盗撮被害が意外に多いことにも注目です。買い物に気を取られて、警戒心が薄まりがちなのでしょうか。

──電車内で発生したスマートフォンによる盗撮被害の件数
平成24年度全体  … 108件(615件中)
平成24年 上半期 … 49件(231件中)
平成25年 上半期 … 28件(289件中)

編集より:盗撮被害現場の内訳は、平成24年度では電車内が約2割だったところ、平成25年度になってからは約1割に減少しています。しかし全体の盗撮被害件数は増加しており、場所を選ばず盗撮出来てしまう現実が浮き彫りになっているようです。

──盗撮に用いられた機能(音を消す、画面を偽装するなど)
忍者アプリ(通称)
・撮影音を消す
・撮影画面が他の画面として表示される

編集より:盗撮に使われるスマートフォンアプリの中でも特によく使われているのが「忍者アプリ(通称)」なのだそうです。例えば、代表的な『忍者カメラ』というアプリでは「忍・隠・闇」3種類の撮影モードを搭載しており、撮影画像をパスコードつきのアプリ内アルバムに保存することができます。このアプリがいかに“ヤバイ”かは、以前当サイトでも注意喚起の意味でご紹介しました

──被害者の傾向(年齢等)
20代と30代の女性が60%(平成24年度)

編集より:10代の女性の被害者数も気になりますが…言わずもがな、若い女性は注意が必要です。

──盗撮の発見件数が多い路線、駅、時間帯など
▼盗撮が多い路線
山手線 … 19%
中央線 … 13%
▼盗撮が多い時間帯
全体 … 16:00~19:00(30%)、7:00~9:00(18%)
電車内 … 7:00~9:00(20%)
(平成24年度)

編集より:予想通り、時間帯はちょうど朝と夕方の帰宅ラッシュ時に集中しています。混雑に紛れ込んでの犯行が多いのでしょうか。

快く取材を受けてくださった警視庁総務部広報課の方、本当にありがとうございました。

盗撮は犯罪です

無音で撮影できるスマートフォンアプリの登場で、最近では「誰でも」「手軽に」盗撮ができてしまいますが、盗撮行為は各都道府県の迷惑行為防止条例に違反します。罰則は各都道府県によって異なりますが、東京都の場合『一年以下の懲役又は百万円以下の罰金』となり、繰り返しますが逮捕者も出ています。

盗撮アプリを作らないで!使わないで!

取材結果から、スマートフォンによる盗撮被害は電車内に限らず年々増えていっていることがわかりました。また、実際の盗撮手段として『忍者カメラ』のような無音撮影アプリの使用が多いこともわかります。盗撮されていることが非常にわかりにくいアプリなので、あなた自身やあなたの大事な人が、知らないうちにスカートの中を撮られているかもしれません
こうしたアプリを使われてしまうと防ぎようがないので、実質的には撮られにくい服装をするという形で対策をするしかなさそうですね。

ソーシャルメディアが普及しているこのご時世では、盗撮された写真があっという間にウェブ上にアップロードされ、不特定多数の人の目に晒される事態が簡単に起こってしまいます。
盗撮した本人だけでなく、その写真を「拡散」する行為も、盗撮者への加担とみなされる可能性もあります。ソーシャルメディア上で盗撮をはじめ犯罪行為を匂わせるような投稿を見つけたら、無視はせずすみやかに運営側へ通報するなどの積み重ねが重要です。

また、犯罪件数を減らすために、スマートフォンアプリのプラットフォームであるApp StoreやGoogle Playには、こうした犯罪行為を助長するようなアプリの審査をより厳しくして欲しいところです。Google Playは元々無法地帯と呼ばれていましたが、最近ではApp Storeもその審査基準が疑問視されています。なんといっても今回ご紹介した『忍者カメラ』が審査を通ってApp Storeで配信されていた事実があるわけですからね…(現在は削除済)。

「盗撮」に対するハードルの高さは、スマートフォンの普及によりどんどん下がってきています。
全ての盗撮アプリを今すぐにマーケットから消すことは難しいかもしれません。だからこそ、スマートフォンを利用する我々ユーザーのモラルが大事なのではないでしょうか。

盗撮アプリを作るのも、使うのも、ダメ・絶対ですよ!!!

参考:
警視庁の迷惑防止条例
警視庁広報課公式ツイッター

コメントは受け付けていません。

PageTopへ