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【開発者オフ会】『ホモォいじり』に学ぶ、ノンプロモーションでアプリ広告収益最大化のコツ

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by [2013年8月15日]

パネルディスカッションの様子
左から、(アプリカ)多田さん、(グッディア)深野さん、(ベーシック)有賀さん

ゲームアプリ専用のCPI広告GAMEFEATを運営するベーシックが2013年8月7日に新宿にて開催した「第1回アプリデベロッパー向けセミナー&交流会」に潜入してきました!
スマートフォンアプリの広告マネタイズについて、有名デベロッパーがゲスト講演を行ったり、GAMEFEATの新サービスの発表、デベロッパー同士のパネルディスカッションなど、まさに「デベロッパー同士のオフ会」といった非常に濃いイベントでした。
厳しい暑さの中、当初の予定では60席であったところ、110席まで増枠され、初回から大盛況だったようです。

そんなGAMEFEATさん主催のセミナーの様子をこれから3回に分けてレポートしてまいります!

▼GAMEFEAT企画セミナー&交流会(全3回)
第1回:『ホモォいじり』に学ぶ、ノンプロモーションでアプリ広告収益最大化のコツ←いまここ
第2回:『マッチに火をつけろ』のベーシック流!実践的アプリマネタイズ講演レポート
第3回:「アプたま」開発者が教える、Cocos2d-xゲームアプリの開発事例

本記事では、ホモォいじり、鷹の爪アプリシリーズを手掛けるアプリカ多田ルミエさんが教える広告マネタイズ手法についての講演をレポート致します!


アプリカって?

唯一性ミリオンアーサー

株式会社アプリカのディレクターをしております、多田ルミエと申します。アプリカという会社は、新宿に本社、沖縄に支社があります。開発は沖縄のほうで行なっておりまして、本社とはPS3(←!!!)で常時接続している形です。
主にソーシャルゲームの開発を行なっておりまして、ブラウザで遊べるソーシャルゲームから、iOS・Android向けのカジュアルゲームアプリの開発まで、幅広く手掛けています。
先月ドコモのdゲームでリリースした、『拡散性ミリオンアーサー』(スクエア・エニックス)のスピンオフとなるアプリ『唯一性ミリオンアーサー』の開発実績の一つです。

こうした実績をみると、ガッツリしたソーシャルゲームの会社かなぁと思われますけども…実は我々の会社では『ホモォいじり』や「鷹の爪」というIP(版権)とコラボしたしたアプリもリリースしています。

本日は、広告マネタイズの手法ということで、『ホモォいじり』と『鷹の爪』シリーズそれぞれの広告マネタイズ事例についてお話していきたいと思います。

ノンプロモーションで140万DL突破した『ホモォいじり』


『ホモォいじり』は、いわゆるたまごっち型の育成ゲームです。この「ホモォ」は、「腐女子」(※男性同士の恋愛を扱った小説や漫画などを好む女性のこと)をキャラクター化したものなのですが、iOS・Androidで140万ダウンロードを突破し、ユーザーから愛されています。

そんな『ホモォいじり』、実はノンプロモーションでGoogle PlayとAppStoreの無料ランキング1位を獲得しております。
完全なる口コミでここまでの結果を残すことができました。

アクティブ率UP施策と広告マネタイズ

ホモォいじりの広告表示の仕方

『ホモォいじり』は無料アプリです。主にアプリのフッターに設置しているCPC広告でマネタイズしています。
広告効果を上げる工夫として、自社の他アプリとの相互送客や、アプリ右下にあるLobiというチャットシステムの設置をしています。

チャットシステム【Lobi】

毎日アプリを起動するデイリーアクティブユーザー同士が、Lobiのチャットシステムを使って交流することで、ゲームの継続率を維持する目的でこのチャットシステムを導入しました。Lobiはカヤックが提供しています。

また、『ホモォいじり』の他にも「ホモォ」シリーズとして育成ゲーム以外にもユーティリティ系のアプリも展開しています。こうして、同じキャラクターを通じてアプリを越えてチャットで繋がる仕組みをつくっていくことで、より一層、継続率を維持できるのではないかと思います。

例えば、こちらがホモォいじりのあとに出しました『ホモォ時計』というユーティリティアプリです。かわいいイラストが出てくるだけのシンプルな時計なのですが、おかげさまで、今、大変ご好評いただいています。
こちらも無料アプリなので広告によるマネタイズをしています。ヘッダー部分が自社広告、中段にCPI広告、フッダーがCPC広告を設置しています。このように、キャラクターをつかったアプリのシリーズ展開と、キャラクターのファン同士が交流できる仕組みを整えることでDAU(デイリーアクティブユーザー)を維持していく試みをしています。

相互送客で結果が出た 鷹の爪シリーズ

続いて、「鷹の爪団」というアニメのキャラクターとコラボしたアプリシリーズ(=タカプリ)で実施している施策についてご紹介します。現在シリーズ合計で58万ダウンロードを突破し、ゲームのパズルカテゴリランキングで1位となった実績があります。

タカプリシリーズのアプリとそのインストール実績がコチラです。

『鷹の爪&ドラゴン』『吉田いじり』『よしだ飼育キッド』など、おかげさまで非常にヒットしております。


タカプリシリーズのアプリで力を入れているのがシリーズ同士の相互送客で、アプリ起動時の全画面広告では、他社のアプリ広告を出さず全てタカプリシリーズの別アプリへ誘導する広告を出すようにしています

こうして相互送客の仕組みを整えることで、デイリーアクティブユーザーを継続させることができます。リリースから時間が経ち、人気が落ち着いたアプリでも、新シリーズからの送客によりまたランキングを盛り返すことができるのです。
こちらは『ネオ吉田ヒルズ』というアプリの事例ですが、このように一度人気が落ちたアプリは普通はそこから人気が上がることはないんですが、タカプリの新アプリがリリースされてから少し盛り返しているのがわかるかと思います。

なお、本アプリのマネタイズは「オススメアプリ」という広告ページから行なっています。自社アプリのアイコン広告を上に並べてあり、その下に外部のCPI広告を並べています。広告というとユーザーにネガティブなイメージがあると思いますが、ここに行けばきっと好きなアプリがあるよ、という見せ方にしています。

広告は1つに絞らない!二股三股あたりまえ!

●お金の流れを確認
まず、大前提となるスマートフォンの広告マネタイズにおけるお金の流れを念のため確認しておきます。

我々アプリのデベロッパーは、広告主から直接お金をいただいているわけではありませんよね。広告主は、アドネットワークという仲介者にお金を支払い、デベロッパーはアドネットワークから手数料を差し引いた成果報酬をもらうわけです。

●様々な広告タイプから最適なものを選択(複数可)
スマートフォンの広告タイプにはいろんな種類があります。

CPC広告(コスト・パー・クリック)、CPI広告(コスト・パー・インストール)、終了時広告などが代表的です。CPCはクリック数に応じた成果報酬、CPIはインストール数に応じた報酬が発生します。終了時広告はアプリ終了時に表示する全画面広告ですね。
それぞれに特性がありますので、どれか1つ入れてあればいいというのではなく、アプリにあったものを適宜入れるのがポイントです。

●SSPで復数アドネットワークを運用
アドネットワークも複数の会社からいろんなサービスが出されており、それぞれが色んな広告を持っています。ただ、その時々で単価がいい時期・悪い時期の波があったり、広告の在庫状況も違ってくるというのがアドネットワークの特性です。そこで、SSP(Supply Side Platform)という仕組みを使って、復数アドネットワークを配信比率の調整をしながら同時に運用していくことが重要になっていきます。1つのアドネットワークに絞る必要なんてなく、アドネットワークの二股三股は当たり前だと思ってください(笑)

弊社ではユナイテッドさんの「Adstir」というSSPを使って配信比率の調整をしているんですが、これをやるとやらないとでは、収益が全然変わってきます。
例えば極端な話、アドネットワーク1社だけでアプリに広告を設置した場合、そのアドネットワークの在庫がもし切れてしまうと広告が全く表示できないですし、単価が下がってもずっとその広告を回し続けることになってしまい、効率的に収益を得られません。
SSPを使えば、その時々のアドネットワークの状況に合わせて広告を出しけることができます。非常に細かい作業になってきますけれども、こうした地道な作業が収益最大化に繋がっていくのだと思います。

おまけ:効果的な広告バナーを選びと、メディア掲載依頼のコツ


広告バナーを選ぶ時のコツを少しご紹介します。
ポイントは、できるだけアプリとの親和性の高いクリエイティブを選ぶことです。クリエイティブは、こちら側で選べる場合もありますし、アドネットワークさんと相談して特別にを作ってもらえる場合もあります。
例えば、カジュアルゲームアプリに設置する広告は、ソーシャルゲームの広告のクリック率が良いというデータがあります。これは仮説なのですが、ソーシャルゲームでは待ち時間が発生することが多いので、その間にカジュアルゲームをやるという人が多いのだと思います。そういう理由でソーシャルゲームとカジュアルゲームの相性がいいのではないでしょうか。

最後に、メディアへの掲載依頼について。
メディアさんは、1日何10通ものレビュー依頼のメールをさばいています。その中で、掲載されるためのコツは、レビュー依頼のメールを簡潔にする、ということです。
メディアへのタレコミは結構重要なポイントですので、欠かさずにやっていくのがいいと思います。


→まだまだレポートは続きます!

▼GAMEFEAT企画セミナー&交流会(全3回)
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第2回:『マッチに火をつけろ』のベーシック流!実践的アプリマネタイズ講演レポート
第3回:「アプたま」開発者が教える、Cocos2d-xゲームアプリの開発事例

参考:
第1回アプリデベロッパー向けセミナー&交流会イベントサイト
GAMEFEAT公式サイト

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