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[インタビュー] 実名クチコミの無料グルメアプリ『Retty』、ノンプロモでヒットの秘訣は「ハッピー」の共有

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by [2013年6月28日]

代表取締役・武田 和也氏(焼肉担当)

友達のクチコミを頼りに行きたいお店を探せる、国内最大の実名グルメサービス『Retty』を運営するRetty株式会社を訪問させて頂きました。

実名登録のアプリRettyとは?

Rettyは、2011年6月にウェブサービスとして誕生。その後順調に会員数を伸ばし、iOSとAndroidのインストール数は今や30万インストールを突破している無料グルメサービスです。FacebookやTwitterで繋がっている友達や食通なユーザーをフォローすることで、自分が知らない美味しいお店を発見できます。Rettyでは、お店のクチコミ投稿に加え、自分が過去に行ったお店や行きたいお店を管理することができ、その情報をユーザーに共有することができます。

ユーザーの「行った」、「行きたい」お店リストが見られる

お店は簡単に検索できる

匿名でレストランの評価をする食べログとは違って、Rettyでは利用者が実名でおススメしたいお店が数多く投稿されています。お店探しがしやすいよう、食事のジャンルと地域に分けて絞り込みができる機能や地図からお店を探す機能が充実しています。
さらに、食べログ、ぐるなび、ホットペッパーなどから店舗情報やお得なクーポンを取得することもできます!

過去に実施したキャンペーン

その他にも飲み会やデートなど様々なシーンで役立つ「テーマ別のおすすめユーザー」を紹介したり、豪華商品があたるキャンペーンを定期的に実施したりと、積極的に企画されています。

Rettyは現在、AndroidiOSウェブで無料で利用可能です。

▼過去の紹介記事:
忘年会シーズン到来!“実名登録”グルメ検索アプリ【Retty】の出番だ
実名グルメアプリRettyでスイーツに出会った

今回は、編集部ですっかり食いしん坊キャラが定着してしまっている私(shimmy)が、Retty株式会社の代表取締役の武田 和也氏にお話しを伺ってきました。


“問題解決+世界に誇る日本の食文化”が事業化の決め手

—–Rettyを始めたきっかけはなんですか?
元々起業することは決めていて、どんな事業をやるかのアイデアを得るために1年間時間をとって、1人でアメリカに行きました。日々の生活の中で常にアイデアを浮かべては、部屋にこもってノートに書きためて研究していたんですよ。
たくさんアイデアを出したんですが、その中の1つがRettyだったんです。

—–数あるアイデアの中で、なぜRettyに絞り込んだんでしょうか?
40個ぐらいアイデアを出した中で、Rettyに絞った理由は2つです。
まず第1条件として、自分が使うかどうか。さらに自分の周りの人がハッピーになるかどうかという点です。事業というものは問題解決であると考えているんです。なので、自分や周りの人たちが抱えている問題が、それを使うことによって解決できるかどうか、というポイントを最初に軸として置きました。

もう1つは、日本の食文化が世界で一番だと思ったので、その領域で勝負したかったという思いです。例えば、クチコミグルメサイトでお馴染みの食べログってすごく良く出来ているじゃないですか?同じWeb2.0世代のサービスとして、アメリカにもYelpというクチコミグルメサイトがあるんですが、Yelpより食べログの方が良く出来ていると思うんです。日本のユーザーが求めるレベルがすごく高いので、結果的にそのニーズを組んでサービスが充実しているのだろうと思っています。
事業の方針として、海外展開も積極的にしていきたいと思っていましたので、なおのこと日本がある程度進んでいる領域じゃないと難しいなと思ったんです。
Yelp:レストラン、美容院、ショップなどのお店のクチコミ情報サイト。

あとは、事業として成立させなといけないのでマーケットについても研究した上でRettyに決めました。

ファンによるオススメが集まるハッピーな空間

—–Rettyがリリースされたのはいつ頃ですか?
2011年6月にウェブでまずリリースして、その後2011年10月にiPhoneアプリ、翌月(11月)にAndroidアプリをリリースしました。
アプリ開発には半年ぐらい掛けましたね。

—–総インストール数はどれくらいですか?
グルメ系アプリは、カメラアプリみたいな勢いでは伸びないものなんですが、おかげさまで現在30万インストールほどですね。そのうち、7割がiOS、3割がAndroidユーザーとなっています。

—–グルメ系アプリということで、女性ユーザーが多いイメージですが?
男性の方が比較的多くて55%‐60%なんです。ただ、女性も最近増えてきています。手料理を投稿する女性と違い、男性は記録欲求が強いようなので、文章を書くRettyのようなレビューサイトだと男性の方が多くなる傾向があるようですね。

—–クチコミの件数はどれぐらいですか?
クチコミの件数は、40万件ほどです。クチコミされている店舗数は13万件以上あり、今も伸び続けています。

—–Rettyをリリースする前に、他に開発されたアプリはありますか?
いえ、Rettyのみですね。会社名もRettyというぐらいなので、このサービスしかやってないです。

—–ところで、Rettyの名前の由来はなんですか?
Rettyの”re”は”recommend”を意味していて、その名の通り、Rettyは「おススメ」情報を投稿する場所なんです。ユーザーは、「ここまずいよ」ということはあまり言わなくて、「ここ良いよね」と思う時に投稿するので、サービスの中がいわゆる“ハッピー”な情報が集まる空間になっています。なので、”happy”の”y”も取り入れて、世の中になく、親しみやすさ、文字の書きやすさなどを考えていくうちに、「Retty」に辿りつきました。

ハッピーな情報がどんどん溢れているサイトなので、その情報を見て、また多くの人がハッピーな体験をして、情報を共有という良いサイクルができているんです。とても嬉しいことですし、やりがいを感じます。

—–そうなると、レビューが荒れてしまうということも無さそうですね?
そうですね。ソーシャルメディア、Facebookは実名の世界なので、ネガティブな発言をする人はそれほど多くないと思います。
ユーザーさんも、実名の世界でネガティブなことを言ってもあまり得しないということをよく分かっているようで。ネガティブの発言をすると、例えば、お店の人からクレームが入ったり、見た人もいい気持ちにはならないので、Rettyの場合は基本的におススメだけを投稿し、良くないことはいちいち投稿しないというサービスに(自然に)なっています。

クチコミサービスらしく、ノンプロモでファンを獲得

—–お店はどのように登録されていくのですか?
Rettyはユーザーさんに自身でつくってもらうサービスなので、今はユーザーさん自身がお店を登録してクチコミを書いてもらっています。ただ、これからは、お店の人にどんどん入って頂き、集客につかってもえるような仕組みにしたいと思っています。

—–Rettyは今のところ完全に無料で利用できるようですが、マネタイズはどのように?
はい。なので、今後お店側からマネタイズしていければと思っています。お店の人が、自分のお店に呼べるような仕組みを提供して、月額で利用料を頂く、などというやり方を考えています。

—–では、ユーザーから直接課金していくことはありますか?
いずれはやりたいんですが…Rettyがもっと大きくなったら検討したいですね。まだ当分やらないと思います。

—–プロモーションはどのようにされているんですか?
Rettyは基本的にクチコミで広がっているので、特にお金を出して、広告を出すことはやっていません。

新しいお店を求め、オフィスを移転!

—–Retty公式アカウントからも、頻繁にお店のクチコミ情報が投稿されていますよね?
はい、結構多いですね。実際、10月までは六本木にオフィスがあったんですが、八丁堀(現オフィス)に移転したのは、六本木のお店をだいぶ行きつくしてしまったからなんです(笑)
なので、半年に一回ぐらいは引っ越したいと思っています。
まずは自分たちがRettyを使うことが大事なので、色々なお店に行くということが大前提としてあるので。さすがに銀座の方までいくと、お店が山ほどあるので、全て行きつくすのは大変だとは思うんですが(笑)
定期的に新しいところに移ることによって、その街ならではの楽しみ方もありますし、その研究も兼ねてどんどん移転していきたいと思ってます。

—–今後の目標は?
やっぱりこのマーケットで1番になるということですね。インターネットサービスって、日本で1位になるだけじゃなく、海外でも1位になるということに意味があると思っているんです。Rettyは世界で1番を目指していきます!

—–気合い入ってますね!ありがとうございました!!


ハッピーを提供する!という熱い思いを社内のあちこちで発見!

最後に、社内を見学させて頂きました!お昼時だったので、ランチに出かけてしまった人が多かったのですが、Rettyの取締役で餃子部長でもある長束・鉄也氏とインターン生数人が迎えてくれました。

取締役・長束 鉄也氏(餃子部長)

ユーザーのお問い合わせ対応や企画まで幅広く活躍するインターン生たち

オフィスには、グルメサービスを提供するRettyならではの、企業ビジョンや、行動規範と人付き合いのルールが記載された貼り紙が、玄関や窓などが社内の至るところに!
ユーザーにハッピーを発信したいという、Rettyの姿勢が伝わってきますね。今後も、ユーザーからの要望にお応えして、お店の検索機能、価格でのソート、地図でお店を検索する機能などを改善していくそうです。
今後更にファンを増やして成長していくサービスに間違いないです!

▼その他インタビューはコチラ:

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