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ランチは自炊!料理好きユーザーと同じ目線で開発・運営を-『SnapDish』のヴァズ代表インタビュー

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by [2013年5月27日]

ヴァズ株式会社 代表取締役・舟田 善氏

2011年5月にリリースされた話題の料理カメラアプリ「SnapDish」を運営するヴァズ株式会社を訪問させて頂きました。

SnapDishとは?

お料理好きによるお料理好きのためのお料理でつながるソーシャルアプリです。作った料理の写真やレシピを投稿して、ユーザー同士でコミュニケーションができます。
iOSAndroid向けに無料で配信中です。

国内ではもちろん、海外でもグングンとユーザー数を増やしているSnapDishは、リリースから約2年で90万ダウンロードを突破!
投稿した写真をSNSへ共有したり、ユーザー同士でコメントしたり、また料理の完成写真だけでなく料理の作り方を公開できるレシピ機能を追加したりと、コアとなるユーザーである「料理好き」な人の声を反映したアップデートがなされてきました。Google Playのユーザーレビューをみても、レビューの一つ一つに返信するなど、ユーザーと真摯に向き合うな姿勢がユーザーからの高評価につながっています。

Google Playのユーザーレビューに丁寧に返信!

▼アプリの詳細はコチラ
今夜の献立に困ったら、レシピ共有アプリ『SnapDish』がオススメ

今回は、ヴァズの代表取締役・舟田 善氏に、その開発や運営スタイルについてお話を伺いました。

会社はとっても国際的!

───従業員は何名ほどいらっしゃるのでしょうか?
社員は9名で、そのうち開発者が5人ですね。また、海外の開発者が2人います。1人がアメリカ人と、もう1人がドイツ人です。あと、社員とは別で週に1~2回来るインターンも2人いて、1人が台湾人の女性でもう1人がデンマークの男性です。

───コミュニケーションは英語でとられているのでしょうか?
日本語、英語、後は人によってはボディ・ランゲージです。

───学生のインターンシップは直接大学に募集を掛けているのでしょうか?
いえ、そうではなくて、うちのメンバーが台湾に出張した時に現地の交流会で出会って、日本の大学院へ留学するということだったので、じゃ日本に来たらうちにと。

───では、元々開発に興味があった方なんですね
もちろん、もちろん。大学の専攻も理系なんですよね。難しいんですけど。そして、同じクラスのデンマーク人も、後から誘ってくれました。

海外からの投稿も多い

───1日に投稿される写真の枚数はどれぐらいでしょうか?
日々5,000-8,000枚ぐらい。日によっては、バラつきがあります。多い日で、1万枚ですね。

───日本のユーザーはどれほどでしょうか?
日本のユーザーは、75%。残りは、海外で主にアジアですね。

───総インストール数はどれくらいでしょうか?
90万を超えました。

───海外に展開されているということは、海外にも支店を設けているのでしょうか?
海外には支店はなく、事業所はここだけでして、海外はApp Store、Google play、後は中国であればRenren(中国最大の実名SNS)という会社と提携していて、そこのマーケットに出させてもらっています。

───中国のユーザーさんがメインなのでしょうか?
米国以外でいうと、中国、台湾、韓国、タイ。その辺りが多いですね。
アジアの食文化が影響していると思います。食の関心が深い地域なんでしょうかね。他にも、人口が少なくてもシンガポールや香港からの投稿が多い感じですね。

また、アジアは食べ物の種類も多いですしね。

手料理の投稿がなぜ多いのか

───手料理の写真が多い印象を受けますが、いかがでしょうか?
全体的には手料理が多いですが、台湾は、外食が多いなーって気がします。ただ、料理好きの人が残っていくので。手料理をあげている人は、自分が作ったものを見てもらいたいという気持ちが強いので、アップは忘れないですよね。そもそも見てもらいたいからやっているので、自然にうちのコアのユーザーさんは手料理のユーザーさんが多いです。

───自慢したいということですね。
あと、自慢しても、味が伝わるわけではないので、見た目だけで自慢できるじゃないですか。
外食だと美味しいって言っても、人によっては「もっと美味しい所あるよね」って言われたりするのが嫌だという人もいるので。。その点「手料理」をする場合はその心配がないですよね。

SnapDishはこんな風に生まれた

───SnapDishの企画はどうしてこの企画にたどり着いたのでしょうか?
この前に、ランキングのサービスをこの会社でやっていて。それが、Facebookでというところの「Facebook questions」。アンケートフォームを作ってみんなで投票するという。
「Facebook questions」の半年前に、FacebookだけじゃくなくいろんなSNSと連携して楽しめるというものを作ったんですが、全く反応がよくなくて。もう閉鎖していますが、実はそのサービス名が社名になっているんです。

その時に、ソーシャルサービスを初めて作ってみて、実感したのが、すぐ反応が返って来ないと、あまりソーシャルサービスは楽しくない。

そのランキングは、PCベースなんですけど、PCベースだと常にパソコンに張り付くことはできないので、スマートフォンの方が良いだろうと思った。そこで、スマートフォンの中で使われているのは何だろうなと思ってた時に、たまたま妻が自分が作ってた料理をカメラでパシャパシャ撮っていた。

なんで、そんなことをして楽しんでいるのと聞いたら、「だって友達が褒めてくれるから」って。

毎日作る料理が単なる作業になってしまっていて、次の料理を考えるのが辛い、大変。人生で何万回もお料理を作るのに、それが辛い作業になるのは問題だと感じた。大変でつまんないというものを「楽しみ」に変えることで、人生で何万回も楽しみが増えることになる。それを問題解決としてやるべきだと思ったのが、このサービスを始めたきっかけ。

───お料理はご自身でもやられるのでしょうか?
わたしは全然やらなったのですが、このアプリを始めてからかなり作るようになりました。

会社のランチはスタッフ全員で作ることにしているんです。共同財布を作って、お昼の前になったら献立を考えて、スーパーに買い出しに行って、皆で食べるというのを毎日やっています。

料理はだいぶできるようになりました!

───献立を考えるのは、最初は苦労されましたか?
結局作ってみないと、どういう問題を抱えているかっていう、細かいところまでユーザーさんの気持ちが分からなかったので。また、男が多い職場なので、自分たちで作らないと製品を良くするのは難しいと思ったので始めました。
吉祥寺(オフィス)にしたのも、主婦が住みたい街ナンバー1ということもあって、練馬から引っ越したんです。

マネタイズはどうやっているのか!

───アプリを使っていても広告や課金機能が見当たらないのですが、マネタイズについてお聞かせ頂けますか?
実は広告が出ていて、ただ広告に見えなくしているんです。


プレゼントキャンペーン(PR)のところが、広告なんです。

キャンペーンにもスポンサーさんが付いていて、そのスポンサー費用をいただいているんですよね。そのブランドの料理を紹介し、キャンペーンに応募するときにユーザーがフォローしていく方法でやっております。

また、企業アカウントは15社ぐらいあります。その公式アカウントがあって、そこの方たちがキャンペーンを定期的にやっています。そこで、写真、フォロワー数やコメントを集めています。

───企業は自社製品のプロモーション+マーケティングが目的なんでしょうか?
基本的には、ブランドを知って、良く思ってもらうのが大事で、例えば、醤油とかはスーパーに行くと、プライベートブランド(PB)商品が安く提供している。
結局メーカーさんは、そんな商品とも戦っていかないといけないので、実際にスーパーの棚の前でどうやってお客さんに自社の製品を買ってもらうということが大事で、値段や認知だけでは難しくて、ブランドに愛着を持ってもらうことが大事になってきている。

そういったことは、SNSの得意な分野であって、クーポンをばらまくのは難しいんですが、ブランドのためにずっと長く付き合って楽しんでもらうことのお手伝いをするのがキャンペーンの趣旨ですね。そこで公式アカウントを作って、年間を通してユーザーさんと交流して楽しんでもらう。楽しんでる場に、いつもブランドがあると、レシピなんかを見て暮らしていく中で、最終的に商品の棚の前に立っていると、「じゃー、使わせてもらおう」ということになるんですね。

───ローンチする前に、この構造を考えていたのでしょうか?
ビジネスモデルはいくつか最初から考えていて、この構造はそのうちの1つです。
やっていく中で、あくまで「楽しみ」を提供しているものなので、広告が邪魔になって「楽しくない」ということになると、結局広告の価値自体が下がって、広告に関してはそこを非常に気をつけていた。

───アプリ内課金などを実装する予定はありますか?
今はコミュニティの中で皆が投稿して、レシピを見たり、コメントをしたり、楽しんでいるんですけども、それを楽しんでいる人たちから課金するよりは、レシピとか料理の検索なんかを充実させていくので、見るだけの人たちも増えていくと思います。

そういう方たちに対して、何かしら有料なオプションサービスを出来ないかなと考えています。

世界レベルでユーザーさんをもうちょっと増やしていけば、レシピはいろんな国の言葉から入ってくるので、それらを翻訳する有料サービスとか、この中で楽しんでいるユーザーの楽しみを損ねることなく、特別なニーズを満たすには有料のオプションなどを用意できないかと考えています。

なんと、直接ユーザーさんと交流会を開いていた!

───定期的にアプリがバージョンアップしていますが、ユーザーさんの声はどこから集めているのでしょうか?
ユーザー会を年1回やっていて、花見会を井の頭公園(東京都三鷹市)でやっています。
そこで知り合いになった人たちがフィードバックを届けて下さってます。

後は、自分たちで料理を作っていく中で、使いづらいと思う点が出てくるので、それをアプリの中で反映しています。

───今後の課題や目標は?
世界中の料理、レシピが楽しめるサービスにしていきたいが、そのための課題はたくさんあります。言葉の課題もありますし、クリアしていく課題は多いです。
———————————————————————————
───ありがとうございました!!!

Shimmyは人生初取材っ 緊張で、喉は渇くは、異常な汗がダラダラ出たりして、心臓はバックバック!!そんな中、明るい雰囲気で、とても親切にお話しして頂きました(^u^)

最後にオフィスの中を見学させて頂きました!!解放感溢れるオシャレなマンションの一室で、作業している様子が見られました~!

毎日、備え付けのキッチンで料理を作るという皆さん。。。。

パンチェッタ(塩漬けして乾燥させた豚肉)を見せてくれるというので、シャワールームの方へ案内。

(左)エンジニア・クリス氏(中)エンジニア・マイク氏(右)国際事業開発・福島氏

そこになんとっ 肉の塊がシャワールームからぶら下がっているじゃないですか!

いやーやっぱり、料理に対しての思いはすごいです!!

お邪魔しました!

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