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広告収益最大化SSPの決定版!アドフリくん(adfurikun)ができるまでを振り返る

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by [2013年5月22日]

過去6回にわたってスマートフォンアプリのマネタイズについて、現場の生の声をお届けする連載記事「実録!スマホマネタイズ」を公開してきました。今回は、自社が開発した広告収益を最大化するためのSSPツール「アドフリくん」のリリースに至るまでの経緯を振り返ります。

アドフリくん(https://adfurikun.jp/adfurikun/
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アドフリくんとは?

スマートフォンのアプリ(android、iPhone、ウェブサイト)に広告を掲載して収益を得るために、複数のアドネットワークを最適化しながら切り替えて、広告収益を最大化するためのツール(SSP)です。

2013年2月1日に正式リリースすることができました。

スマホマネタイズ

2010年12月寺島情報企画ではスマートフォンのアプリ開発に注力していくことが決まり、androidやiPhoneアプリをリリースしていくことになります。

当時はスマートフォンという新しい市場に対して、どのようなマネタイズ手法が最適なのかは手探り状態でした。無料で広告収益、無料でアプリ内課金、有料アプリなど試してはみたものの、フィーチャーフォンのキャリア公式サイト規模の売上をあげるには程遠い状態

そこで子会社のテクノードが先行して無料ゲームアプリを数多くリリースしていて、無料アプリの広告収益モデルで稼いでいました。

広告収益のノウハウを細かくヒアリングしていくなかで、広告収益で稼ぐことには成功していたテクノードですが、様々な課題があることがわかります。

adwhirlという広告切り替えツール(SSP)があり、こちらを組み込んで広告収益の最大化を行なっていたところ、クリスマスという広告収益が稼げる繁忙期にadwhirlのサービスが落ちてしまって、かなりの損失になってしまったと

そこで、国内で安定したサービスがないのか?
もしくは自前で作れないか検討を開始したのが、アドフリくんを作るきっかけとなります。

アルファ版

adwhirlはオープンソースなので、カスタマイズすることが可能であり、さっそくカスタマイズを開始してみたところ、amazonで動くことが前提で作られていたので、そのままamazonのシステム依存で作ってしまうと、サービスがヒットした時にコスト的に成り立たないのではないかということで、無理やりデータベースをamazonのsimpleDBからmongodbに置き換えて、自分たちの都合のいいようにカスタマイズして、2011年9月にα版リリース。

▼アルファ版の特徴:
・複数国内アドネットワークに対応
・アドネットワークから収益レポートを集計し、人的リソースを軽減
・日本国内サーバによる、ネットワーク遅延解消

システム的には、上手く動き出したかのように見えたのですが、実際に使い始めて運用はじめると様々な課題が発生。

・アドネットワークから提供されるSDKの頻繁なアップデート
・アドネットワークSDKのバグでアプリがクラッシュ、インプレッション数の乖離

当社は実際にアプリを開発しているディベロッパーの立場でもあるので、このままアドフリくんSSPを公開したとしても、数十〜数百アプリをリリースしているディベロッパーの人に満足に使ってもらえるとはとても思えませんでした。

ベータ版

2011年1月、1つのアプリに対して複数アドネットワークSDKを埋め込み、SDKのメンテナンス(アップデート対応)していくことは、利用する側(ディベロッパーの立場)として納得できなく、SDKはアドフリくんの1つのみで解決する方法を模索します。

そもそもPCで広告表示するには、アドネットワークが提供するjavascript広告コードをウェブサイトに貼り付けるだけで、アプリでもwebviewにjavascript広告コードで広告を表示して、アドフリくんの機能で切り替えを行えるのではないかと検討しました。

当初はSDKすら必要とせずにjavascriptだけで広告を切り替えができないか試行錯誤したのですが、ネットワーク遅延に対応するための先読み機能、在庫検知機能など、必須と思われる実装を諦めることができず、アドフリくんSDKだけはアプリに導入してもらうことになります。

ベータ版を2012年12月にリリースして、特定の企業様にも参加して使用してもらいました。

正式リリース

テスト、サーバ増強、メディア管理機能を実装して、2013年2月に正式リリースすることができました。
https://adfurikun.jp/adfurikun/

正式リリースとはいえ、こちらからお声がけさせていただいたメディア様に対してのみお使いいただける状態ではありますが、サービスに興味のある方は、ssp@tjk-inc.jpにお問い合わせください。

2月リリース以降、複数のメディア様に導入いただき、ご意見・ご要望をいただきながら、開発に反映してアドフリくんの機能も充実してきました。

▼正式リリース時から追加された機能(開発中含む):
・1アプリ内に複数アプリID対応
・在庫検知機能
・admobメディエーション連携
・様々な開発環境(unity、AIR、cocos2d)での動作確認
・管理画面スマートフォン対応(開発中)

今後は、定期的にアドフリくんの機能紹介や、広告業界のネタを投稿していく予定です。

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