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Reason直系のサウンドでお手軽ダンスミュージック「Figure」

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by [2012年12月26日]

 ダンス・ミュージック系DAWソフトウェア「Reason」や、元祖アシッド・ミュージック作成ソフトとしてiOSアプリにもなった「ReBirth」など、エッジの利いたダンスミュージックを作成できるツールをリリースしているPropellerheadから、またしても五感を刺激するループ・シーケンサーが登場しました!
 その名も「Figure」
。シンプルでカッコイイGUIに、iKaossilatorのようなパッドを備え、どんなサウンドが飛び出すのかワクワクです。

※この記事はDTMマガジン2012年8月号掲載の「iOS&Web Musicians!」を、最新バージョンにもとづいて加筆・修正したものです。iPhone/iPadやパソコンを使った音楽制作をもっと知りたい方はこちらへどうぞ!
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Reasonの遺伝子を受け継いだループ・シーケンサー

 「Figure」では、Reason付属のドラムマシン「Kong drum machine」と、ベース/リードシンセに「Thor synthesizer」の音源を搭載しています。
 どちらもReasonでおなじみのエッジの利いたサウンドが特徴で、これらの音源を使って、小節数を指定してパターンを作成していきます。まさにダンスミュージックには持ってこいの音源と言えるでしょう。
 では、それぞれのサウンド入力&エディット画面を見てみましょう。

ドラム

パターン
 音色名、パターン、タッチパッドが配置されたドラムパターン入力画面です。横画面にも対応しているので、細かい演奏にも苦労しません。

1 プリセット名が表示されています。左右にフリックすることで音色選択ができます。個性的で即使えるドラムセットが13種類入っています。TRBOBとかOld Schoolなど、プリセット名もわかりやすくていいですね。

2 タップして上下することで、パターン(ノート)を、OFF~16ステップまでの変えられます。4つ並んだ音色の名前はプリセットごとに変化します。

3 パッドをタップすると、指定したパターンで演奏されます。さらに上下左右にスライドさせることで音色が変化します。

調整
 音色をエディットできます。プリセット名の下に表示されたパラメータをタップすることで、トーンやピッチ、スナップなど(音色により変化します)をエディットできます。X/Y Padは、かなり広いレンジで変化させることができるため、面白いブレイクなどを作ることができます。また、パターン/調整ともにパラメーターの変化はリアルタイムの記録もできます。

ソング

 ここでは、作成したパターンのテンポやキーを設定できます。

1 ループの小節数が選べます。はじめのうちは1小節にしておくとよいでしょう。

2 「調性」ではキーに基づいたスケールの設定をします。

3 「テンポ」では60~180BPMの間でテンポが設定できます。「調」はパターン全体のキーを設定できます。設定したキーは「調」でより細かな調性を設定できます。「シャッフル」ノブを上げるほど、パターン全体がスウィングします。

ベース

パターン
 基本的には「ドラム」入力画面と同様、タッチパッドをグリグリしながら入力します。「iKaossilator」を触ったことがあるなら、操作に迷うことはないでしょう。

1 プリセットされた音色を左右にフリックしていくことで切り替えることができます。収録された音色は、どれもイメージしやすいサウンドで、さまざまなダンスミュージックのツボをついた音色となっています。

2 「リズム」は「ドラム」同様、1小節で鳴らすステップ数とパターンを選択します。「範囲」は音程と音域を1~3オクターブまで切り替えられます。「音階ステップ数」は、X/Y Padをスライドした際の、1オクターブの音階を1~7段階まで変えられます。

調整
 「ベース」調整タブでは、フィルターやPULSE WIDTHなどの音色エディットに関するパラメーターをX/YPadで入力できます。パラメーターをX/Y Padで瞬時にエディットできるスタイルは、本当に気持ちいいですよ!

リード


 「リード」も、「ベース」と同様の操作で入力が可能です。プリセットされた音色も、ダンスミュージックで即使えるものばかりで、イマジネーションを刺激されるでしょう!


「DRUM」「BASS」「LEAD」での入力は、iDeviceを横にしてX/Y Padを全画面表示にできます。画面の小さいiPhoneでも細かくエディットできます。

ミックス

 ミックス画面では、作成したパターンのボリュームを設定したり、MUTEすることによりDJ MIX的な使い方もできます。

1 「パンピング」ノブを右に回していくほど、サウンドがキックに対してダッキングします。そうなんです! 「Figure」では、最初からキックにサイドチェーン・コンプが設定されていて、簡単に往年のディスコサウンドや最近ではDUFTPUNK のサウンドのようなダッキング効果を特別なルーティングなしで得ることができます。これは他のアプリにはない特徴だと思います。

2 各パートのボリュームスライダーです。かなり長めのストロークがとってあるので、微妙なレベル調性も簡単です。各スライダーの下には「MUTE」ボタンが配置されているので、DJスタイルの演奏もお手のものです。

システム

 システムタブをタップすると、プロジェクトの管理ができます。KORGのWISTにも対応しており、他のアプリとの同期も可能になっています。
 「FIGUREについて」をタップすると下記ヘルプが開きます。


 まず無いとは思いますが、操作に迷ったときには、操作画面へのヘルプ表示(右)や、オンラインマニュアルを参照できます(英語のみの対応です)。

間違いなく楽しくてオススメなアプリ!

 ここまでできて85円! AppStoreにて2012年のベストiPhone Appにも選ばれた「Figure」は間違いなく買って損はないでしょう! ただ少し欲を言えば、近頃のアプリ搭載されている、SoundCloudのようなSNSとの連動に対応していればさらに楽しさは広がると思います。しかしこれらのマイナス点を差し引いても「Figure」、オススメです!!!

アプリ基本情報

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Figure

配信元:Propellerhead Software AB

iOS価格:100円

  • バージョン iOS:1.3

  • 備考

    条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad に対応。 iOS 5.0 以降が必要 iPhone 5 用に最適化済み

※記事内の情報はすべてレビュー時(2012年12月26日)の情報です。

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