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受刑者の精神を追い詰める劣悪な環境とは? VRで独房監禁を体験できるアプリ『6×9』

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by [2016年9月21日]

“孤独”というものは人間の精神を蝕むものです。

私は大学1年生の頃、大学直営の学生寮に住んでいました。細長く狭い個室がひとりひとりに与えられ、風呂・トイレ・キッチンなどの水周りは共用、定期ミーティングやイベントも開催され、“みんなで共同生活を楽しもう”という方向性の学生寮でした。しかし、集団生活とワイワイした雰囲気が苦手な私は個室に引きこもるという孤独な日々を送りました。1年間の契約期間が終わり、晴れて一人暮らしを始めると、寮の環境が合っていなかったのだとはっきりと自覚しました。

こんな私の体験とは比べ物にならないことは明らかですが、刑務所の独房も極度の孤独感を受刑者に与え、大きな精神的ダメージを負わせてしまうと言われています。イギリスの大手マスメディア企業であるガーディアンメディアグループからリリースされた『6×9』は、独房での1日をVR体験し、独房監禁の危険性を知ることのできるアプリです。

忠実に再現された独房の孤独

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アメリカでは現在、8~10万人の受刑者が独房監禁されています。彼らは1日のうち22~24時間を独房で過ごし、数日~数十年もの間、滅多に他人と関わる機会はありません。
『6×9』に登場する独房は、アメリカ・メイン州に実在する刑務所の独房に基づいて製作され、聞こえてくる音声も刑務所内で録音されたものだそう。
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独房での1日体験は朝から始まります。コンクリートの壁に囲まれた細長く薄暗い部屋、投げ込まれる雑誌、小さな窓を通して与えられる質素な食事……
VRビューワーなしでも視聴できますが、VRビューワーを使用することでよりリアルな独房の閉塞感と孤独感が伝わります。
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また、音声もあるので、静かな環境での視聴が推奨されています。
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夜、眠りについて夢に出てくるのは、普通の生活や、家族のこと……。そして、1日が終わります。
1日が10分程度に圧縮されていますが、この10分が1日中続き、その1日が何年も続くと想像すると独房の絶望感というものが伝わってきます。

英語版しかリリースされていないので全編英語ですが、リアルな演出とVRの没入感により、言語の壁を越えて伝わるものがあります。興味のある方はぜひ1度試してみてください。ただし、18歳未満の使用は禁止されており、途中で気分が悪くなった場合は使用の中止が推奨されています。

▼参考リンク
6×9:A virtual experience of solitary confinement

アプリ基本情報

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6x9

配信元:Guardian News & Media Ltd

Android価格:無料 / iOS価格:無料

  • バージョン Android:1.0.8 / iOS:1.1

Androidアプリのアクセス内容

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※記事内の情報はすべてレビュー時(2016年09月21日)の情報です。

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