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手軽にリズム、ベースライン、コード進行を作れるiOSアプリ『Odesi Chords』

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by [2016年7月06日]

 作曲支援アプリも多種多様ですが、今回はシンプルな操作でコード進行に沿ったサウンドを手軽に演奏させることができるMixed In KeyのOdesi Chordsを紹介しましょう。文:内藤 朗(有限会社FOMIS)

スタイルを選ぶだけでオケづくり

 Odesi Chordsは、異なるリズムスタイルを探したり、完全なコード進行、ベースライン、ドラムパターンを作り出すことができる無料のアプリです。
 操作性は大変シンプルで、プロジェクト上でコード進行を指定し、その進行を元に演奏されるコードバッキングパターンのリズム、ベースラインのリズムスタイル、ドラムパートのリズムスタイルを選ぶだけで、指定したコード進行のバッキングオケを作成できます。ちなみに、本アプリは、基本的には無料のアプリなのですが、アプリ内課金による有料のオプションとして拡張音色の追加やMIDIデータのエクスポート機能の追加が可能です。
 元々Odesiというパソコン版のコードシーケンサーをiOS版に最適化して作成されているようで、エクスポートの機能をアンロックすると作成したデータはパソコン版のOdesiや様々なDAWで更に編集を加えられるようにMIDIエクスポートを行うことができます。
 続いて各部の機能における操作のポイントなどを紹介しましょう。

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各部の操作のポイント

 本アプリは説明不要な位、わかりやすい操作性を持ったものではありますが、各部のポイントとなる部分を紹介しましょう。

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 まずOdesi Chordsの初期状態はコード、ベースライン、ドラムが未指定の状態となります。ここでAdd Chordsのところをタップするとコード進行を指定することができます。

Odesi_Chords_03 コード進行は1小節1コードで4小節分の設定が行えるのですが、コード進行のパターンはあらかじめプリセットされているリストの中から選べるだけでなく、カスタマイズによって各小節で演奏させたいコードタイプを直接指定することも可能です。コード進行が決まったら、Add Rhythmをタップすると、ここで設定したコード進行に沿ったコードバッキングのリズムパターンを指定します。

Odesi_Chords_04 このリズムもプリセットから選べるだけでなく、Record Custom Rhythmをタップしてオリジナルのリズムを録音指定することもできます。これらを設定して元の画面に戻ると、水色のブロックのような表示が追加されているのがわかりますが、メイン画面はピアノロール的なGUIになっており、各パートを追加すると、それらの演奏フレーズが画面上に追加表示されていくようになっています。残念ながら、本アプリ上でここからエディットを行うことはできませんが、前述のとおりMIDIエクスポートの機能をアンロックするとここで作成したデータを様々なDAWで読み込んで、細かく編集できるようになります。次にコード進行やリズムパターンを指定したら、続いてAdd Basslineをタップしてベースの演奏スタイルを設定します。

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 ベースラインについてもコードの部分と同様にプリセットから選べるだけでなく、Record Custom Rhythmをタップしてオリジナルのベースラインのリズムを録音指定できます。
 ベースラインを指定して元の画面に戻ると、赤色のブロックのような表示が追加されているのがわかりますが、これらの増えている部分がベースパートの演奏フレーズとなっています。

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 そして最後にAdd Drumsをタップしてドラムパターンを指定します。
 ドラムパターンについてはプリセットから選ぶのみとなりますが、ここではテンポの設定や演奏されるドラムキットの音色を選ぶことが可能です。Unlockedとなっている音色が選択可能な音色で、それ以外の音色を使用したい場合には内部課金によるオプション料金を支払うことによって使用可能となります。

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 以上で基本的な設定は完了しますので、画面右下の再生ボタンをタップすると指定したコード進行やリズムによる演奏を再生することができます。
 ちなみに画面右上にあるSoundsボタンをタップすると、各パートの音色設定やボリュームバランスを調整することが可能です。

Odesi_Chords_09 そのSoundsボタンの右隣にあるProjectボタンをタップすると、作ったコード進行のプロジェクトのパターン名を自由に設定して保存しておくことができます。ここでは画面上部のExport Audioをタップすると、作成したパターンのオーディオ書き出しも行うことが可能です。

とにかく手軽で使いやすいので無料版を試すべし

 繰り返しになってしまうのですが、試奏してみると、とにかく手軽で使いやすいということを実感しました。
 曲作りを行っていると、コード進行を色々と演奏してイメージ作りを行うこともしばしばですが、自宅の整った環境ではなく、出かけた先や移動中にふと思いついたコード進行がどんな感じになるのかを試したい場合など、手軽におおよそのサウンドを確認できるというのは、非常に便利だと思います。
 また、作曲を始めたばかりの方で、曲作りに活用できるコード進行のバリエーションを増やしたいと思っている方などにも、手早くコード進行感が確認できるので、曲作りのスキルアップのためのツールとして活用するのもオススメです。
 その他、楽器の練習のバッキング素材として使うのも良いですし、アイディア次第で様々な使い方ができるアプリだと思います。まずは無料版の状態で試してみてはいかがでしょうか。

アプリ基本情報

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Odesi Chords - Pro songwriting tool for chords, bass and beats. Get your songs ready for music production.

配信元:Mixed In Key

  • バージョン iOS:1.1

※記事内の情報はすべてレビュー時(2016年07月06日)の情報です。

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