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ここまでか…からの『聖剣を求めて』歩き出す! 入間川幸成がiPhone版『聖剣伝説』を遊ぶ~その4

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by [2016年6月09日]

 リメイク版聖剣伝説プレイ日記です。世界を救う鍵を握る少女を守り戦うヒーローの冒険道中。あの手この手で悪さをするグランス公国にさらわれたヒロインを奪還すべく、悪のグランス公国ナンバーワン・シャドウナイトを討った矢先。シャドウナイトの右腕ジュリアスにヒロインをさらわれた挙句吹き飛ばされ意識を失うヒーロー。滝つぼに落とされ、飛空挺から落とされ、挙句吹き飛ばされもう体が動かない。
 心折られたヒーローが再び立ち上がる第4回。なお、例のごとく今回も多分にネタバレてお送りしてまいります。ご容赦を。それでは、コンティニュー。

ついにチョコボ登場

 これまでは滝に突き落とされても飛空挺から吹き飛ばされても立ち上がってきたヒーロー。今度ばかりは瀕死の重傷のようです。

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「もう だめだ… 体が動かない… 俺も ここまでか……」その時、彼の視界にキュートなクチバシが。
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 なんとチョコボが砂漠の熱に耐え、命からがら近くの村までヒーローを運んでくれました。
 目を覚ますとそこにチョコボの姿は無く代わりにボガードが。飛空挺から吹き飛ばされて以来の再会。ボガードも無事だったのですね。
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「あれから わしも 船から落とされてのう……」

 無事…なのか…? お年寄りを船から落とすとは非道の極み。ジュリアスこの野郎。
 ボガードはヒーローの生還を喜びつつも「ジェマ最後の 望みに ここで 死なれちゃ 困るからな」などと憎まれ口を叩きます。素直じゃないなじいさん。
 だがしかし生還の喜びをあらわにするでもなくヒーローは現在の胸中を明らかにします。
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「女の子一人すら守れない……」

 無理もありません。モンスターと戦い続けるだけの死のレールを走らされていた奴隷の身から逃げ果せた矢先に雇用主に殺されかけ。道すがら助けた少女はさらわれ。かつての旧友も卑怯な策略により失い。それでももがき続け歩みを止めなかった彼はズタボロに打ちのめされてきました。
 目の前の女の子を守れない現実を目の当たりにしてしまったらなおさらです。「俺はどうしようもない奴だ」と内側からきこえてくるような状況が絶え間無く続いてきた時。その内なる声を否定するとか耳をふさぐとか、自分が達成してきた何かを思い出すとか、そんな考えも失うほどの閉塞感。「なんで俺なの? こんな目にあわなきゃいけないほど俺は悪いの?」。俺、俺、俺……。身の回りのシビアな状況の分だけ、頭の中は「ダメな俺」でいっぱいになっていきます。何を思い出してもどうしようもない俺にたどり着く迷路。進むも戻るも止まるも、頭の中を巡るすべてがダメージ。そのうち疲れて考えることもやめてしまうことでしょう。

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「バッカヤロー! 出てけ!」

 失意のヒーローにボガードは容赦ありません。
 外に出るとヒーローを介抱してくれたサラが教えてくれました。ボガード、歩けなくなっちまったんだってさ…。元ジェマの騎士として立ち上がった彼もまた、頭の中にたくさんの「俺」を抱えて苦しんでいたのでしょう。ヒーローの安否も知れずベッドに横たわる日々の中で彼は何度自問したのでしょうか。そんな苦悩の日々に光を照らしたのが、目の前に運び込まれたヒーローだったわけです。 

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 ボガードの怒りも頷けます。己が不甲斐なさを責め続け何もできずにいる時間、心折れる寸前のところを支えてきた「ヒーローはきっと生きている。あいつならきっと」という希望がまさにボガード自身を映す鏡のように挫けてしまっていた衝撃たるや。
 でもボガードの境遇は気の毒に思うけど、それでヒーローが立ち上がれるかというとそれはまた別の問題です。「あの人もつらいんだ。俺が頑張らなきゃ」なんてラインはとっくに超えてしまっているのでしょう。これまでのヘビーな状況を乗り切ってきたヒーローが「俺もう……」と言うのはそれは本当によほどのことです。
 おそらくサラの話を、ヒーローは虚ろな目できいていたはずです。最後にサラはヒーローの命の恩人であるチョコボの容体を口にします。

「もうダメかもしれないけど」

 チョコボは村の住民ボンボヤジの元に運び込まれたとのこと。ヒーローはボンボヤジの元へと向かいます。チョコボ……もうダメかもしれないのか。「俺は」で頭がいっぱいになっている時はあまりある厚意ですら刃となって自分に突き刺さってくる。優しさもいちいち痛い。きっと「こんな俺のために命を」とか「俺がダメだからまた無くさなくてもよかった命が」とかなっちゃう。でも行かないわけにもいかない。行ったらまた辛いのわかるけど行かないのも辛い。もうどうしたって辛い。命の恩人を死なせた自分を目の前に突きつけられたら一体どんな気持ちになるのでしょうか。

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「ほれいっ! チョコボが 元気になったぞいっ!」

 軽い! ボンボヤジ軽い! チョコボ生きてる! 「下半身をメカにして ついでにホバー機能も搭載したんじゃ」「これで 水の上も スーイスイじゃ」とかボンボヤジ軽いよ! ものすごいポップにすごいことを言ってのけるボンボヤジ。半身機械化って相当だぞ。
 元気になったチョコボがヒーローの目の前にやってきます。打ちのめされた時に物言わぬ相手が物言いたげに寄り添う瞬間は、頭の中でいっぱいになってるひとつの考えから目を逸らしてくれます。この辺りのシーンは特に僕のお気に入りになりました。

「旅に 出る前にボガードのじいさんのとこ行って あやまってきな」

 チョコボと向き合うヒーローの横から絶妙なタイミングで重たいことをさらっと言ってくる軽いボンボヤジ。イイおっさん。こんなおっさんになりたい。
 人をヒーローたらしめるものは何か? それは周囲の人たちと心を通わせることです。ボガードの失意、希望。アマンダの好意、遺志。ヒロインの苦悩、覚悟。チョコボの勇気、忠心。ウィリーの無念。サラの慈愛。ボンボヤジの軽さの裏にある優しさ。自分が関わる人たちの思いに考えを巡らせ力を発揮する事こそヒロイズムの根幹です。失意のヒーローにとっては、それらすべてが自己否定の源泉となりすべてを放棄してしまいそうになりますが、ちょっとしたきっかけでそれらは終盤のオセロみたいに一気にひっくり返って自分を奮い立たせる力へと様変わりするのです。

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 近視眼的に己を責め続ける視点を離れ再び心を開いたヒーローはボガードと和解。最初に出会った時みたいに話しかけても何度かシカトした後に「……分かっていたぞ」とか照れくさそうにこちらを向くかわいいボガードを想像したのですがクールに用件にシフトしました。

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 ヒロインをさらっていったジュリアスはマナの力を手にしてしまいました。ジュリアスがマナの力を手にするという事は、この世界においては悪の独裁者が核ミサイルの発射ボタンを手にしたようなものでしょう。非常にまずい事態です。マナの力を手にしたジュリアスを抑えられるのは、「聖剣エクスカリバー」を手にしたジェマの騎士のみということです。ついに来ました。聖剣です。
 聖剣エクスカリバーとは、かつてバンドールという帝国が暴走した時にそれをくい止めた唯一の希望、とボガードは言います。その時に聖剣を使ったジェマの騎士がボガードです。やんわり過去の栄光をひけらかすボガードかわいい。この世界のどこかに封印されていて、その在りかはウェンデルにいるジェマの同志、シーバが知っているとのこと。聖剣を使い役目を果たしたボガードは使用後にシーバに預けたようです。聖剣を扱えるのはジェマの騎士のみだからシーバがボガードから取り上げた可能性もあり得るのでしょうか。この辺りの経緯は謎です。

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 ボンボヤジは地理にも詳しいのでウェンデルへの道案内もしてくれます。イイおっさん。
 ウェンデルを目指して村を後にしました。フィールドに出るとBGMが変わります。心折れたヒーローが立ち直り希望を信じて歩き出すこのタイミング。『聖剣を求めて』と名付けられた曲です。力強いロックアレンジのビートと躍動感溢れるベースラインに乗ったストリングスのリードが超絶カッコイイ。「いくぜええぇ!!」という勢いを感じるテーマを導く前奏に広がる伴奏としての弦楽器隊に少しだけ悲壮感が秘められているようでそれは「鼓舞」と呼ぶにふさわしいアレンジ。イトケンさんありがとう。僕はチョコボに乗らずしばらく砂漠を走り続けたのでした。その後、水上移動が可能になったチョコボに乗りウェンデルへ。

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 目的のシーバは不在でした。町人に話を聞くとどうやら雪原地帯のロリマー国がモンスターに襲われたためシーバはそこに向かったとのこと。ヒーローも後を追います。

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 ロリマー国に着くと城内には凍りついた人が。王様だけが無事なようなので話を聞くとどうやらこの惨事もジュリアスの仕業。ジュリアスこの野郎。各地でモンスターを復活させて回っているようです。そのうちの一体がロリマー国付近のカーラ山脈に住み着き冷気で人々を凍らせているという。助けに来たシーバも奥の部屋に閉じ込められて急がないと命に関わる状況。
これは行くしかありません。ジュリアスの手先を成敗に向かいます。

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 スクリーンショットをご覧いただくとわかるように、順調に武器攻撃に特化したパワー系ヒーローに成長している彼は魔法がほとんど使えないのですが、シャドウナイト戦の直前に手に入れた「ブラッドソード」なる剣でモンスターを切るとダメージが回復されるのでもはや鬼に金棒状態です。戦闘においては傷ついたらパワーで解決。滞りなくモンスターの成敗を果たしました。

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 ロリマー国に戻りシーバと再会。聖剣エクスカリバーの在りかを聞き出します。火山の主イフリートの手に聖剣は封印されているとの事。火山に向かうための洞窟への鍵をシーバが渡してくれます。おそらく聖剣を封印したのはシーバだと思うのですがハードルの高い封印を過去に施した彼もただものではありません。

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 荒野の洞窟で襲いかかってきた大きなイカを瞬殺して先を急ぎます。

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 火山の奥まで進んだらいました。イフリート。シーバに聖剣を託され、そのあまりのハードルの高さにより役割を忠実に全うしてきた守り神とも呼ぶべき火山の主イフリート。むしろこいつはイイ奴なんじゃないのか? という疑念を振り払い、唯一の希望を手にするために襲いかかるイフリートに切りかかりました。これは後でシーバにクレームです。さびたつるぎを手に入れ再びロリマー国へ。

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 ジュリアスの後を追うためには古代遺跡ダイムの塔を浮上させる必要があると新たな問題を告げられます。聖剣を使えば幻の塔と言われるその建造物が姿を表すということです。

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 次なる目的地は遺跡の洞窟。聖剣探索からフィールドの移動が多くなるのでマップの使用頻度が上がります。マップを見ながら世界を歩き回る感覚にワクワクします。
 特に序盤は襲われたりさらわれたりしながら、とにかく進路妨害を受けてきたのでこの辺りは明確な目的に向かって走り回っている感じがして冒険感が強い。物語としては、事態が急を要する世界の危機ですがゲームをプレイする感覚でいうと、序盤を経てのこの展開がとても面白い部分だと感じました。

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 遺跡のグラフィックも歩き回るプレイヤーをワクワクさせてくれます。古代兵器っぽいメカがおっかないビームとか打ってくるのですが音もビジュアルも古代遺跡フィクション感にピタッとはまってテンション上がりました。
 遺跡の奥にはマンティスアントというボスが待ち構えています。カマキリとアリのあいのこ……古代遺跡の奥にそんな昆虫が住んでいると想像すると、どちらも生殖能力が高い昆虫なだけにおっかないですよね。たぶんこのサイズだと天敵とかいないでしょうからマンティスアントの巣がもしもあったなら……。

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 遺跡の奥で聖剣の力が発動しダイムの塔が浮上。この塔を攻略し討つべき極悪人ジュリアスを追い詰めにかかります。

 失意のヒーローが再び立ち上がり、ダイナミックに世界を走り回る第4回聖剣伝説プレイ日記。己の無力さに小さく小さくなった内側の世界と、残された希望を求めて道を切り開き大きく広がった世界に思いを馳せた今回はここまでとさせていただきます。

▼参考リンク
聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝- | SQUARE ENIX

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聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-

配信元:SQUARE ENIX INC

Android価格:1400円 / iOS価格:1400円

  • バージョン iOS:1.0.1

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