iPhone 6 Plusでホームボタンを2回軽くタップし、画面上半分を下にスクロールした状態これで指が上まで届かない問題はほぼ解決するが、片手持ちなどで左右方向に指が届かずアイコンをタップできない、といった状況の解決の助けにはならない。

AndroidスマホユーザーがiPhone 6 Plusに機種変してみた (後編)

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by [2014年12月31日]

後編では筆者がiPhone 6 Plusを起動し、実際に使い始めた際の顛末をお伝えいたします。

AndroidスマホユーザーがiPhone 6 Plusに機種変してみた
前編
中編
後編

まずはWi-Fi設定から

Wi-Fi接続のパスワード入力画面パスワードは無線LANルーターのものであるため、ルーターの設定画面であらかじめ確認しておく必要がある。

Wi-Fi接続のパスワード入力画面
パスワードはルーターのものであるため、ルーターの設定画面などであらかじめ確認しておく必要がある。

こうして帰宅後パッケージを開封し、本体の電源を入れてから筆者がまず行ったこと、それは自室にある無線LANルーター(NECアクセステクニカ Aterm WR8300N:IEEE802.11 b/g/n対応)との接続設定でありました。

Wi-Fi接続設定完了時の状態パスワード入力が正しく行われ、無線LANルーターとの間に接続が確立されると、選択したネットワークが最上段に表示される。

iPhone 6 PlusのWi-Fi接続設定完了時の状態
パスワード入力が正しく行われ、無線LANルーターとの間に接続が確立されると、選択したネットワークが最上段に表示される。

もっとも、接続設定と言っても設定の「Wi-Fi」をクリックしてそこで検出されたネットワーク名の中から自分の使っているルーターのネットワーク名を探し、そのパスワードを正しく入力すればそれで終了で、取り立てて特別な操作は必要ありません。

実際にもパスワード入力後ただちにネットワークの接続が確立し、Wi-Fi接続でのインターネット接続の準備が整いました。

こうしてWi-Fi接続で利用できるようにしてから、その他の設定を進めることにしました。

連絡先の移行

au Friends NoteauがAndroidとiOSの双方に提供してるアドレス帳管理アプリ。アドレス帳をWebサーバにアップロード保存する機能が搭載されており、しかもこのアップロードされたアドレス帳はAndroidとiOSのいずれのFriends Noteでもダウンロード可能となっているため、異種OS端末への機種変更時には便利に利用できる。

au Friends Note
auがAndroidとiOSの双方に提供してるアドレス帳管理アプリ。アドレス帳をWebサーバにアップロード保存する機能が搭載されており、しかもこのアップロードされたアドレス帳はAndroidとiOSのいずれのFriends Noteでもダウンロード可能となっているため、異種OS端末への機種変更時には便利に利用できる。

Android搭載スマートフォンであるHTL21からiPhoneへの機種変更するにあたってアドレス帳データの移行は、iPhoneを電話機として使う上で最重要に位置づけられる作業です。

事前にauの提供するFriends Noteというアドレス帳管理アプリをを用いてHTL21に記録されていたアドレス帳データをサーバ上にアップロードするという作業を行ってありましたが、iPhone 6 Plusでこれを正しく読み出せるのかどうかはやはり不安でした。

そのため、最悪の場合はHTL21の連絡先を表示して逐一手入力で連絡先を移行することも覚悟していたのですが、拍子抜けするほどあっさりと、アドレス帳データの復元・移行は完了してしまいました。

キャリアによる移行支援無しではとても手に負えないメール環境の移行

au サポートページiPhoneを発売している国内3キャリアとも同様にこの種のページを公開している。特に設定の煩雑なメールを「メール」アプリで受信する設定については。こうしたサポートページ無しでの自力設定はほぼ不可能に近い。

au サポートページ
iPhoneを発売している国内3キャリアとも同様にこの種のページを公開している。特に設定の煩雑なメールを「メール」アプリで受信する設定については。こうしたサポートページ無しでの自力設定はほぼ不可能に近い。

次に行ったのはメールの送受信関係の設定です。

実は、当初auのサポートページの存在を確認せずに「メール」アプリ上での携帯電話用メールの送受信設定を全て自分で行おうとしていたのですが、これは無謀でした。

端的に申し上げると「メール」アプリを使用する場合、携帯電話用メールの手作業での移行は、作業を行うユーザーがAndroidとiOSのメール送受信の仕組みに精通していれば可能かも知れませんが、現実的にはほぼ不可能に近い状態です。

実際、auのサポートページでも手作業での移行が難しいことを考慮して、ページ上でユーザーに所定の情報を入力させ、それを元にして情報プロファイルを出力し、それをインストールさせることで対応しており、その作業の難度がかなり高いことがうかがい知れます。

このあたりは、iモードに代表される日本の携帯電話用メール送受信システムが一般的なインターネットメールの仕組みからやや外れた特殊なものであることが一因と考えられるため、キャリア各社としてもどうしようもない部分なのでしょうが、情報プロファイルを生成・インストールさせる仕組みを導入してもなお手順は煩雑です。

iPhoneからiPhoneへの機種変更ならばともかく、Android搭載スマートフォンやいわゆるガラケーなどからの機種変更の場合は、このあたりのサポートページでのメール送受信設定開始までの最低限の段取りくらいは購入時にきちんとした案内があっても良いのではないでしょうか。

なお、携帯電話時代から通常のメール以外に文字メッセージ送受信サービス(SMS(Short Message Service):auでの名称は「Cメール」)が提供されていますが、これは「メッセージ」アプリで所定の設定を行えば利用可能です。

何はなくともGoogle Maps

iOS標準搭載の「マップ」遊びで使う分には非常に楽しいアプリだが、実用用途では細々とした部分で使いづらい。

iOS標準搭載の「マップ」
遊びで使う分には非常に楽しいアプリだが、実用用途では細々とした部分で使いづらい。

iOSには標準で「マップ」と呼ばれるApple謹製の地図アプリが搭載されています。

しかしこの純正地図アプリ、色々見所はありますし楽しいアプリでもあるのですが、Google Mapsに慣れた筆者にはどうにも使いにくい部分があってGoogle Maps(およびその他ChromeなどいくつかのGoogle製アプリ)をインストールすることにしました。

さすがに、航空写真モードでの拡大の限界が意外と低くGoogle Mapsならもう少し寄ってよりわかりやすく道路などを表示できるのにAppleの「マップ」では同じ事が出来ないというのは実用上、ちょっと厳しい感じです。

Google Maps「どんな情報の掲載が必要か」の取捨選択が絶妙で、実用性では純正「マップ」を大きく上回る。

Google Maps
「どんな情報の掲載が必要か」の取捨選択が絶妙で、実用性では純正「マップ」を大きく上回る。

Google Mapsと同じ機能のものを作れ、などと頭の悪いことを安易に言うつもりはありませんが、少なくともこのあたりの詰めの甘い実装については一度再検討する必要があるのではないでしょうか。

とりあえず遊んでみる

TAITO RAYFORCE

TAITO RAYFORCE

ここまで実用を重視した設定やアプリのインストールを進めてきたわけですが、ここまでくると休憩がてらiPhone 6 Plusのゲーム機としての素性がどんなものかを見てみたくなります。

そこで、筆者の趣味丸出しでTAITOの「RAYFORCE」と「RAYSTORM」という2本のアーケードゲーム移植タイトルをApp Storeで購入・ダウンロードしてみることにしました。

実はこの2タイトル、続く「RAYCRISIS」と合わせて「RAY」三部作と呼ばれるTAITOのアーケード版縦スクロールシューティングゲームとしては末期の作品で、技術的に2Dグラフィックから3Dグラフィックへの移行期にあたったため、「RAYFORCE」がスプライトを多重重ね合わせ表示するタイプの完全な2D縦スクロールシューティングゲーム、「RAYSTORM」がポリゴンによる3Dグラフィックにより奥行きを表現したタイプの2D縦スクロールシューティングゲームとなっています。

TAITO RAYSTORM

TAITO RAYSTORM

つまり、シリーズとは言いながらまるで違うタイプの画面構成になっているということで、またこれらのタイトルはプロセッサ性能の低いiPod Touchなどで処理落ちが目立ち苦情が出ていたことなどから、iPhone 6 Plusに搭載されているA8プロセッサの内蔵GPUやCPUコアの性能を見るにはうってつけの題材です。

どのゲームも軽々動く

RAYSTORMプレイ画面巨大な敵戦艦“Hannibal”が登場し、そのほか多数の敵機が画面上を埋め尽くす勢いで攻撃してくる上に、視点移動と表示の拡大縮小が繰り返されるために他の機種への移植版でも処理落ちの生じやすい面だが、スムーズに画面表示される。

RAYSTORM AREA 4 3RD FREET
巨大な敵戦艦“Hannibal”が登場し、そのほか多数の敵機が画面上を埋め尽くす勢いで攻撃してくる上に、視点移動と表示の拡大縮小が繰り返されるために他の機種への移植版でも処理落ちの生じやすい面だが、iPhone 6 Plusではスムーズに画面表示される。

結論から言うと、どちらのゲームも拍子抜けするほど軽快に、特に目立って処理落ちによる駒落ちなどすることなくプレイできてしまいました。

実は「ほぼ完璧な移植」とたたえられた初代PlayStation版「RAYSTORM」でも多数のキャラクターが登場し派手に画面が回転するステージ4など何カ所かでわずかに処理落ちが出ていたのですが、このiOS版「RAYSTORM」を筆者がプレイした範囲では、それも特に見当たらないほどでした。

「RAYSTORM」は初代PlayStationの上位互換となるアーケードゲーム基板用に開発されたゲームでしたから、とりあえずこのiPhone 6 Plusの内蔵GPUは初代Play Stationレベルの3Dゲームならば本当に楽勝で動作してしまうレベルの性能を備えていると言えます。

RAYFORCE AREA 6背景の巧妙な設計とスプライトの拡大縮小処理、回転処理などを極限まで駆使することで、2D描画で奥行き感を演出している。

RAYFORCE AREA 6
背景の巧妙な設計とスプライト機能によるキャラクターの拡大縮小処理、回転処理などを極限まで駆使することで、2D描画で奥行き感を演出している。

一方「RAYFORCE」の方は90年代前半のスプライトによる2Dグラフィックを使用するシューティングゲームの例に漏れず、ラスタースクロールや拡大縮小、回転処理などをはじめ当時流行していた様々なグラフィック演出テクニックが大量に盛り込まれていて2Dグラフィックの描画性能が十分ではないGPUだと描画が厳しい、という今となっては古典的な画面の割に完全再現のハードルがかなり高いゲームです。

そのためこの「RAYFORCE」は2D周りの基礎的な描画性能が低いマシンへの移植が困難で、家庭用ゲーム機ではポリゴンによる3Dグラフィックを基本としスプライト機能の必要なゲームが苦手であった初代PlayStationには遂に移植されない一方で、がちがちのスプライト表示特化マシンであるセガサターンにのみ移植され、遙か後年になってPlayStation 2にも移植されたものの操作遅延が凄まじくおよそまともに遊べる代物ではなかった、という逸話が残っていたりします。

魔法科高校の劣等生Lost Zeroこの種の最新ゲームでもスムーズに描画が行われ快適にプレイできる。

魔法科高校の劣等生Lost Zero
この種の最新ゲームでもスムーズに描画が行われ快適にプレイできる。

幸いなことに、というべきか当然ながら、というべきか、ともあれこの「RAYFORCE」も「RAYSTORM特に破綻や処理落ち、操作遅延が起きることもないままプレイできており、またスクウェア・エニックスの「魔法科高校の劣等生 Lost Zero」や「スクールガールストライカーズ」などの最近のゲームも軽くプレイしてみましたが、特に処理落ちせずプロセッサが高発熱することもなく軽々動作しています。

スクールガールストライカーズ

スクールガールストライカーズ
HTL21でプレイしていたときは端末本体の大変な発熱に悩まされたゲームであったが、iPhone 6 Plusでは特にそういった問題はない。

HTL21では「魔法科高校の劣等生 Lost Zero」と「スクールガールストライカーズ」の双方とも結構動作が重くて、しかもプレイ中GPUと思われる部品のある箇所が局所的にやけどしそうなほど高発熱して大変なことになっていたのと比較すると、2年間の技術の進歩を痛感させられる部分です。

そのためこのA8プロセッサの内蔵GPUの性能はカタログスペック通り、またApple自身の主張するようにかなり高いと考えて良さそうです。

App Storeのゲームアプリレビューを見ていると、他機種からの移植作品を中心に処理落ちが多い、という事でそのアプリを低評価しているレビューが結構あります。そんなアプリでもこのiPhone 6 Plus(およびiPhone 6)で改めてプレイすると、事後の評価が全く違ったものになってしまうこともあるのではないでしょうか。

特に目立った印象はないが良くできたサウンド周り

手持ちCDをiTunesを用いてiPhone 6 Plusに転送し再生してみた状態ジャケットをスキャンしアートワークとして登録するとご覧のとおり。

手持ちCDをiTunesを用いてiPhone 6 Plusに転送し再生してみた状態
ジャケットをスキャンしアートワークとして登録するとご覧のとおり。

次に、手持ちのCDを適当にWindowsパソコン上のiTunesでApple ロスレス オーディオファイル形式にて吸い出して、iPhone 6 Plus上のプレイヤーで再生してみました。

さすがに、iTunesを用いた音楽ファイル管理の仕組みやiPhone上でのプレイヤー周りの実装はAppleが初代iPod以来業界の先陣を切ってきただけあって、非常に良くできています。

まぁ、iTunesそのものの機能についても最近のオーディオ周辺機器で事実上の標準となっているASIO非対応であるなど幾つか不満点もあるのですが、一番の問題はiPhone 6 Plus上で直接ハイレゾ音源データを再生する手段がないことでしょう。

もちろん、この種の楽曲データに対応するプレーヤーアプリにダウンサンプリング再生する機能が備わっていれば楽曲そのものを聴くことは可能ですし、専用アプリとUSB接続のDAC内蔵ポータブルアンプなどを接続すればハイレゾ音源再生も可能とのことなのですが、現時点ではiPhone 6 Plus単体で標準インストールのプレーヤーを用いる限り、ハイレゾ音源の楽曲をそのまま再生することは出来ません。

このあたりのハイレゾ音源再生機能への対応はAndroid搭載スマートフォンでも今年の冬モデルくらいからようやく対応が本格化してきた機能ですが、iTunesでは既にハイレゾ音源データの再生出力機能がサポートされているだけに、iPhone 6・iPhone 6 Plusでこの機能がサポートされていないのはかなり残念です。

TEAC NP-H750にUSB-Lightning接続ケーブルを介してiPhone 6 Plusを接続し、音楽再生を行った状態接続後しばらくネゴシエーションを行った後無事に外部USB DACとして認識され、音楽が再生され始めた。

TEAC NP-H750にUSB-Lightning接続ケーブルを介してiPhone 6 Plusを接続し、音楽再生を行った状態
接続後しばらくネゴシエーションを行った後無事に外部USB DACとして認識され、音楽が再生され始めた。

ちなみに、筆者の手元にはiPod・iPhone・iPadとUSB接続することで内蔵DACの機能を利用できるプリメインアンプ(TEAC NP-H750)があるのですが、これは残念ながら公式にはiPhone 6 Plus非対応となっています。

しかし、筆者が実際にUSB-Lightning接続ケーブルを用いてアンプとiPhone 6 Plusを接続、iPhoneのプレーヤーで音楽を再生してみたところ、当初リンクの確立までの時間はかかりましたし、操作系の連動機能は対応していなかったものの、肝心のUSB DACとしての機能は無事動作しました。

このことから、メーカーが生産終了時期との兼ね合いなどの諸事情から公式には非対応を謳うiPhone対応機種でも、USB DACとしてならば正しく機能する可能性があるようです。

とにかくフォーカス速度の速いカメラ

iPhone 6 Plusのメインカメラで深夜、適当に撮ってみた写真本当に適当に撮ったにも関わらず露出やフォーカスが良い感じにまとまっており、暗部に乗っているノイズも非常に低レベルである。

iPhone 6 Plusのメインカメラで深夜、適当に撮ってみた写真
本当に適当に撮ったにも関わらず露出やフォーカスがそれなりに良い感じにまとまっており、暗部に乗っているノイズもHTL21で撮影した場合と比較して非常に低レベルである。

iPhone 5sからiPhone 6・iPhone 6 Plus世代へのモデルチェンジに当たって重要な改良点の一つとされていたカメラ機能ですが、これは端的に言って期待以上の出来でした。

HTL21もiPhone 6 Plusと同じ画素数8メガピクセルのメインカメラを搭載していたため、なおのこと相違が目立ったのですが、とにかくその合焦速度の速さと静かさは圧倒的です。

HTL21の場合、結構わかりやすい筈の被写体でもオートフォーカス機構のサーボ音がひとしきり鳴ってもピントが合わないことが結構あったのに、同じ条件の被写体で1秒と経たずに、それも音もなく合焦してしまうのですから、これはもう完全にカメラモジュールの性能差以外に考えられません。

筆者の近所で最も有名な高層建築物フィルムカメラなら三脚を立ててバルブ撮影必須の題材だが、iPhone 6 Plusだと手持ちでの適当な撮影でもご覧のとおり。

筆者の近所で最も有名な高層建築物
フィルムカメラなら確実に三脚を立ててバルブ撮影による長時間露出必須の題材だが、iPhone 6 Plusだと手持ちでの適当な撮影でもご覧のとおり。

しかも、試しに自室の近所をうろついて深夜に撮影してみると、適当に撮ったのに暗部ノイズの少ない、実に良い感じの写真が撮れます。

危惧していた光学手ぶれ補正機能も今のところ順調に機能しており、筆者としてはこのカメラ周りこそは今回の機種変更で最も満足度の高い部分であると言えます。

非常に面白いがまだ荒削りな部分も

以上、筆者がAndroid搭載スマートフォンであるHTC J butterfly HTL21からiPhone 6 Plusへ機種変更した顛末をご紹介しました。

今回の機種変更では何しろ初物揃いだったため、大きなトラブルが発生することも覚悟していたのですが、メール設定を除くとその後のおよそ半月の間に概ね問題なく移行できたと思います。

iPhone 6 Plusでプレイヤー動作中に画面を横に回転させた状態の例プレイリストと大きく拡大表示されたアートワーク(ジャケット画面)が左右に並んで表示される。

iPhone 6 Plusでプレイヤー動作中に画面を横に回転させた状態の例
プレイリストと大きく拡大表示されたアートワーク(ジャケット画面)が左右に並んで表示される。

ここまでご紹介していなかったのですが、iPhone 6 PlusおよびiPhone 6では画面を縦から横に回転させると単に画面が横画面対応に切り替わるのではなく、対応アプリ限定ですが縦画面時とは全く異なった動作モードや画面レイアウトで動作するようになっているものがあり、また大きな画面故に指が届かないユーザーが多いことに配慮して、ホームボタンを押し込まずに2回素早くタップすると画面がスクロールして上半分が下半分のエリアに表示される、という機能が搭載されています。

iPhone 6 Plusでホームボタンを2回軽くタップし、画面上半分を下にスクロールした状態これで指が上まで届かない問題はほぼ解決するが、片手持ちなどで左右方向に指が届かずアイコンをタップできない、といった状況の解決の助けにはならない。

iPhone 6 Plusでホームボタンを2回軽くタップし、画面上半分を下にスクロールした状態
これで指が画面の上端まで届かず操作できない問題はほぼ解決するが、残念ながら片手持ちなどで左右方向に指が届かずアイコンをタップできないといった状況の解決の助けにはならない。

このあたりの対応は、大画面高解像度のディスプレイを搭載した機種を出すに当たって、ただ漫然と高解像度ディスプレイパネルを搭載するのではなく、それをどう有効活用するかをAppleの開発陣がきちんと議論・検討したことを示しており、OSとハードウェアの双方を開発しているAppleの強みが垣間見えます。

もっとも、これらの新しい提案が上手く行っているかと言えば必ずしもそうとは言い切れず、特に画面の下方スクロールによる簡易アクセス機能は、片手持ち操作の場合そもそも左右方向で指が届かないことがあるという問題の解決にはならないため、十分満足の行く完成度とは言いがたい面があります。

また、その他の横画面時専用モードは現時点では試行錯誤状態と言え、洗練された動作とは言いがたく、荒削りな印象が否めません。

とはいえこのあたりのことは、今後ユーザーからの声をフィードバックしながら改良・整理されて洗練されたものになってゆくはずです。

そんなわけで、今後2年の間にiOSがどこまで「化ける」のかを期待して見守ってゆきたいと思います。

▼参考リンク
初期設定・使い方ガイド | iPhone | au
NP-H750 | TEAC

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