shopping-cart

初期費用をかけずにネットショップを開業できる『BASE』-連載:2014年ECの旅

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2014年5月29日]

 ネットショップをワンクリックで開業できるサービスがBASEである。初期費用をかけず、基本機能を利用するぶんには月額利用料もかからない。また、周辺サービスが充実しており、必要なサービスを必要なだけ追加できるのもBASEの魅力だといえる。今回は、そんな簡単ですぐに開業できるBASEの魅力を紹介したい。

 この連載では、インターネットの発達やスマートフォンの普及とともに、続々と登場しているECサービスを、実際に販売する人の気持ちになってレビューしていく。これらによって、個人が販売を行なうハードルが下がっていることや、これまで売ろうとは思わなかったモノやコンテンツが日の目を見る可能性があることを感じて頂ければ幸いだ。ちなみにECは、Electronic Commerceの略。インターネット等を通じて行なう電子的な商取引のことで、eコマースと呼ばれることも多い。

  1. デジタルコンテンツ編:Gumroad
  2. デジタルコンテンツ編:note
  3. デジタルコンテンツ編:カラーミーショップ
  4. デジタルコンテンツ編:BASE
  5. リアル編:メルカリ
  6. リアル編:A2Mato
  7. リアル編:ロカリ

登録はURLを決めて、ワンクリックで。

BASEに登録するには、TOPページでショップのURLを入力し、メールアドレスを登録するだけ。これで、ショップ管理に必要な管理画面と、商品を掲載する顧客向けのページが用意される。管理画面では、画面デザインや、在庫、注文、売上金の管理といった操作が可能だ。

TOPページで、URLとメールアドレス、パスワードを入力し、「新しくショップを開く」をクリック

使えるドメイン名は、初期設定だと10種類

BASEの管理画面。上部メニューから商品の管理やデザインの変更などを行う。

早速ログインしてみよう。
BASEでは、特定商取引法に関する表記を行うのが前提。入力フォームが用意されているので、フォームにしたがって入力すればOKだ。また、同様に、決済方法の選択を行う。使える決済方法は、クレジットカード決済、銀行振込決済、代引き決済の3つだ。うち銀行振込決済、代引き決済は、直接販売者が代金のやり取りを行うことになる。クレジットカード決済については、利用登録が必要で、決済手数料は「購入代金の3.6%+40円」に設定されている。対応するカードは、VISAとMASTERのみ。また、カードの売上を引き出すには、振込手数料250円に加え、金額が2万円未満の場合は、500円の事務手数料がかかる。例えば、15,000円の売上金を引き出そうとすれば、振込手数料250円と、事務手数料500円が引かれるので、15.000-250-500=14,250円が振り込まれる実際の金額となる。

特定商取引に関する表記の登録。フォームが用意されているので、入力漏れする心配がない。

決済方法の選択画面。クレジットカード決済を使うには、別途登録が必要である。

ちなみに、登録したてのネットショップはこんな状態。ここから商品を登録したりデザインをカスタマイズしていく。

続いて商品の登録だ。
商品登録は、上部メニューの「商品管理」から行う。商品の説明や在庫数、商品画像などを入力し、登録をクリックすれば、すぐに販売が開始できる。
また、実際に顧客から受けた注文は「注文管理」からデータを取得できる。データは、画面に表示するほか、CSV形式でダウンロードも可能である。

商品のタイトルや価格、説明文、在庫数を入力する。在庫はサイズなどで複数種類登録可能で、商品画像は5枚まで登録可能だ。入力したら「保存する」をクリックすると、商品が登録され、顧客ページに表示される。


最後に、デザイン編集をみてみよう。
デザインは、自分で一からCSSファイルやHTMLファイルを編集するのではなく、デザインテーマや背景画像をクリックして設定する形式だ。基本となるテーマは11種類で、背景画像の変更などを行えば、ショップオリジナルページを作ることができる。ショップ名の変更はこのページから行える。

基本テーマや、背景画像や色などをクリックするだけで、オリジナルショップに仕上げることができる

豊富なプラグインでショップをサポート

BASEの魅力はワンクリックでショップ開業できるだけではない。BASEでは「App」と呼ばれているプラグインによる拡張機能が提供されている。機能によっては、無料で使えるものもある。無料で使える機能には、クーポン発行機能や、納品書ダウンロード機能などがある。

BASEで提供されているプラグイン機能(App)。無料でこれだけの機能が使えるのは嬉しい。

その中でも特に面白い機能や便利な機能を紹介しよう。

まずは、Tシャツ作成機能だ。
これは手持ちの画像をTシャツにプリントして販売できるサービスだ。しかもこのサービスでは、在庫を販売者が用意する必要はなく、画像の受付からプリント・発送までをBASEが代行してくれるため、デジタルコンテンツの販売を始めようと思っているユーザーに最適だ。BASE上で、自分が描いたイラストや撮影した写真そのものを販売できるほか、グッズとしてTシャツも用意することができるので、商品の幅が広げられる。

Tシャツ作成サービス。画像を登録したら、あとはBASEが発送までの業務を実行してくれる。

次に、商品の保管・梱包・発送代行サービスだ。
EZLOGiという倉庫保管サービスと提携し、在庫の保管と発送を代行してくれるサービスが、BASEから申し込むと2か月の保管料が無料になる。無料期間終了後は、保管料が最低980円からかかり、商品数や大きさに応じて保管料はかわる。また、その倉庫から発送する場合は、送料が沖縄以外の地域だと500円なので、販売者が自ら発送するよりも送料が割安になる場合が多い。利用には申し込みが必要で、手続きに2週間ほどの時間がかかるが、購入者が増えてきて、自宅や実店舗で在庫管理ができなくなってきたら、移行してみるとよいだろう。

商品保管・梱包・発送代行サービス。他社提携による割引(2か月無料)があるのも魅力だ。

他にも、売上金の管理をマネーフォワードという会計管理サービスと連携して、帳簿作成をラクにしてくれたり、ウェブ周りで、コンバージョンタグの設定や、Googleプロモーションコード7,500円分提供などのAppがある。したがって、ネットショップ運営初心者が徐々に成長していく環境が整えられているのである。

手軽にショップ構築ができるBASEは、「実店舗での販売をネットに拡大してみようかな」という気持ちを後押ししてくれるだけではなく、豊富なプラグイン機能で、ネットショップが成熟してからも、利用を続けられるような仕組みが整っているのだ。

BASE

アプリ基本情報

shopping-cart

BASE

配信元:BASE Inc.

iOS価格:無料

※記事内の情報はすべてレビュー時(2014年05月29日)の情報です。

コメントは受け付けていません。

PageTopへ