Loop_Twister

EDM系素材&エフェクトを搭載したMIXアプリ『Loop Twister』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2013年12月07日]

 Loop Twisterは、2トラック仕様のオーディオ・ループシーケンサーを基本に、プログラム可能なスライサー&エフェクト機能を搭載したMIXアプリです。エレクトロハウスやダブステップといった96種類のプリセット素材を利用して、流行のEDM(Electronic Dance Music)トラックを作ることができます。

オーディオ・ループシーケンサーの基本構造


 画面中央のサークル型プレイヤー左側が「トラックA」、右側が「トラックB」となっており、各トラックは32個のループ素材を利用できます。素材は矢印での選択以外に、中央をタップして表示される「Loop Browser(左)」でも選択可能です。
 選択した素材は、画面右にある16ステップのオーディオ・ループシーケンサー内に波形表示され、再生ボタン「Play」を押すとシーケンサー内のカーソルが上から下へ移動して拍の位置が分かるようになっています。テンポはBPM=60~240の範囲で変更でき、同時にピッチも変化するタイプとなっているほか、トラックボリュームは無いのでクロスフェーダーのバランスで両トラックの音量を決めることになります。

トリガーモード&ランダムスライス

 特殊な再生機能「トリガーモード」は、再生中にシーケンサー内のステップをタップ指定してその場所からスタートさせることができるもので、ビートに合わせてタップすることでループプレイも可能となっています。この機能は両トラック共通です。
 エディット機能には、16ステップ内の波形をランダムに入れ替えて新しいフレーズを作成するランダムスライス機能や、波形をステップ単位で前後移動させてスタートポイントを変更する機能があります。エディットした際はステップ内の波形も変更され、再生時のステップ位置はサークル内の16ステップとカーソル表示で確認できるようになっています。このランダム機能は何度も使用でき、クリアボタンですぐに元の状態に戻すことができるのでプレイ時はとても便利です。

ランダムスライス機能と元波形

スライス後

波形移動

プログラム&プレイ・エフェクト

 プログラム・エフェクト機能は、8種類のエフェクトを使ってステップ単位で加工が行なえるシーケンサーになっており、マニュアルとランダムの2種類の方法が利用できます。マニュアルでは、サークル外側の色分けされた部分でエフェクト指定した後に、加工したいステップを指定すると同じ色のマーカーがステップに色付けされ、この操作を繰り返してプログラムしていきます。こちらのランダムボタンも何度も使用でき、クリアボタンで元に戻せます。
 8種類のエフェクトには、ビットクラッシャーやループ、スクラッチなど設定違いを含めると16種類が利用できます。ちなみにこの中のダッキング・エフェクトをステップの裏拍にプログラムするとお馴染みのサイドチェイン※効果を作ることができます。※外部の信号をトリガーにエフェクトをコントロールすること
 もう一方のプレイ・エフェクト機能は、画面右側にある4種類のエフェクトボタン(ローパスフィルター/リピート/ハイパスフィルター/リングモジュレーション)を再生中に長押しすることでトラックへの加工が行なえ、複数のエフェクトボタンを同時にタップしたMIXも可能です。ちなみにフィルターやリングは1小節程度のパラメータ変化を楽しむことができます。

1:Chorus 2:Retrigger1~3 3:Foldback 4:Spinner1~3 5:Nasty 6:Lo-Fi1~3 7:Ducking 8:Shifter1~3 9:プレイエフェクト

プリセットパターン&バンク、レコーディング

プリセットパターン

 プレイヤーの右下にある「PM」というボタンは、内蔵素材とエフェクトを駆使した10個のプリセットパターンになっており、かなり凝ったMIXで参考になります。パターンのユーザー登録は不可能なようです。

Bank Manager

 各トラックで別のバンク素材を使いたい場合は、サークル中央をタップしてループブラウザを表示させ「Import」ボタンを押して「Bank Manager」内のA~C(32素材×3=96個)を切り替えると利用できます。

レンダリングとレコーディング

 残りのD/Eはユーザーバンクで作成したパターンをシフトメニュー内のレンダリング機能「Render」を使ってオーディオ素材化したものを「Import loops」で編集して64個まで登録できます。
 素材のインポートは、AudioCopyには非対応でiTunesとの連携のみ可能です。シフトメニュー内のレコーディング機能もiTunesとの連携のみで使える仕様となっています。

Skalpelによる“使える”プリセット素材

 96個のプリセット素材は、Ninja Tuneなどで活躍した“Skalpel”によるもので、エレクトロニカ/ダブステップ系の素材が素晴らしく内部機能とのバランスも良いです。不満点としてはファイル管理/インポート/レコーディング機能は使いづらいので改良してもらいたいところです。

アプリ基本情報

Loop_Twister

Loop Twister

配信元:WAVEFORMS

iOS価格:600円

  • バージョン iOS:1.5.0

  • 備考

    iOS 6.0以降。iPhone、iPadおよびiPod touch対応。

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年12月07日)の情報です。

コメントは受け付けていません。

PageTopへ